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イベリス 25
2017-07-20-Thu
つくしの腰はいまだ司にガッチリロックされ、2人は密着したまま最上階を進んでいた。


今日初めて道明寺ホールディングス社屋に足を踏み入れたつくしはただでさえ周囲の視線が気になる。


だか見ている事は見られている事でもあり、つくしはこちらを見ている人の位置や仕草で大体の力関係を見て取った。



「社員が多いね。このフロアにいるって事は重役と秘書なんだよね。」

「ああ、あとはSPだな。だが他の社員が全く来ないという訳じゃねーぞ。」

「あ、そうだね。」


密着している2人は大きな声を発する事なく耳元で会話している。

つくしにとってそれは業務を行っている社員達への配慮なのだが、司にとってはそうではない。愛しい女との密着に酔いしれ愉しんでいた。





「副社長。」


そんな2人に後ろから声がかかり、2人は振り向いた。


「野村常務。」


声をかけたのは齢60ほどの初老の男性。だが、ここにいるだけあって齢の割に若々しく見えた。


「珍しいですね。副社長が女性とご一緒とは。どなたなのですか?」

「あ、私は、、」

「俺の恋人だ。」


とたんにザワッとどよめきが走る。

先ほどまでちらっと見てはいたが手を止めなかった社員まで、手を止めてしまった。


野村常務も口を閉じられずに驚いている。が、我に返り口を開いた。


「こ、恋人ですか。では今日は社内の見学という事でしょうか、、」


しかし野村常務は何かに気付き目線を細め語気を強めた。


「お嬢様、副社長とご一緒に居たいのは分かりますが感心しませんね。お忙しい方ですよ。」


キラリと睨まれつくしはハッとするが、間髪置かずに司が口を挟む。


「感心しないのはお前の方だ。勝手に解釈するな。」

「は?」

「こいつは俺がここに連れて来た。ここにこいつが来たのはこいつの提案じゃねぇ。」

「そ、そうでしたか。しかし副社長、社に恋人を連れてくるのはどうかと、、」

「やむ負えんから仕方ない。」

「し、仕方ないとは、、」

「俺が忙しいと言ったのはお前じゃねぇのか?毎日毎日殺す気があるとしか思えねーほど仕事を詰めやがってよ。俺は恋人に会う時間すらままならねーんだよ。だったらこいつを側に置いて癒してもらうほかねーだろ。」

「つ、つかさ、あのね、、」

「何だ?」

「あたしここで働くんじゃないの?」

「そうだぜ。お前は今日から道明寺ホールディングスの社員になる。」

「癒しって、何の仕事なの?あたし秘書とか事務だとか思ってたよ。」

「秘書は足りてる。それに秘書なんかやったらお前他の奴と絡む事になるじゃねーか。俺以外の奴とは話すのも見るのも禁止だ。」

「はい?」


司のトンデモ要求につくしだけじゃなく野村常務も目を丸くする。


「じゃ、あたしは何をやるの?癒しってまさか、、」


つくしの物言いに司もニヤリと返す。


「それはお前次第だ。お前からの癒しなら俺が拒む事はねーよ。」

「な、な、なっ、、」

「副社長!他の社員の前でなんて事を。副社長自ら風紀を乱す事はお辞めになって下さい。」

「風紀?くっくっ、、野村、お前俺らが何をやると思ってんだよ。」

「な、何とって、、」


言葉に詰まる野村常務に司は顎をしゃくって視線を誘導する。

そこには司の第一秘書西田が立っていた。


「あいつが俺を殺そうと仕事をどんどん持ってくるんだよ。恋人を連れ込んでナニが出来ると思うのか?」

「では、彼女は、、」

「くっ、単純に俺の部屋で雑用をさせるだけだ。デートの時間も取れねぇからな。側に置くだけととりあえず交渉したんだよ。」

「し、しかしそれでも社内の風紀が乱れますぞ。」

「じゃあ、俺の仕事お前がやれよ。」


野村常務が息を飲んだ。


「そこまで言うなら俺の仕事をお前が引き受けろ。言っとくが失敗を俺のせいにするなよ。」


司はつくしをまた強く引き寄せた。

つくしと顔を見合わせて柔らかく笑う。


「西田とは業務の向上を見越して話をしている。こいつと付き合って俺はこいつの事が気になって仕方ねーんだよ。それ自体が業務にとっては邪魔だ。だが、こいつと出会ってしまった以上元には戻れねぇ。ならば俺とこいつが一心同体になるしかねーだろ。違うか?」

「しかし、それは他の社員にも言える事でございます。皆大切な存在を残して働いております。」

「俺の重責は社員と変わらねぇってか。」

「そ、それは、、」


再び野村常務が声をかけ詰まらせると今度は西田が声をかけて来た。


「違う尺度のものを同じ物差しで測る事は良い事とは思えません。」

「西田室長。」

「副社長の業務はプライベートをかなり侵食して行われます。ならばその配慮があってもよろしいのでは?」

「しかし、」

「野村。」



司の低い声に野村常務はハッとなる。


「風紀、風紀って言うけどよ。お前別の事心配してねぇか?」


野村常務の顔が一瞬青ざめた。


「俺が誰と付き合うかは俺が決める。他の奴の指図は受けねぇ。」

「腹黒い娘かもしれませんよ?」

「俺はそこまで見る目がねぇと言いてぇのか?」

「いえ、では失礼します。」



野村常務は振り返り立ち去って行った。

振り返る時歯を噛み締めていたのはつくしにも見えていた。


眉を下げるつくしの上で司と西田が合図を交わす。



「常務であってもな、まだ物足りねぇらしい。」

「物足りない?」

「ああ、その上の地位って事だ。あいつはおそらく常務止まりだ。もうすぐ定年だしな。だから引き継ぐつもりだったんだろう。」

「引き継ぐ?」

「自分の娘にな。」



つくしはハッとした。

それであんなにムキになって自分を煙たがっていたのかと。

この事で初日から敵が多い事を知り、つくしのモチベーションが下がっていた。




司に抱えられながら引きずられるように執務室へと入って行くつくし。


そんなつくしを見ていた方も執務室のドアが閉まったと同時に評価の声を出していく。

はたしてそれが良いものか悪いものかは、この時点では性別により大きく分かれていた。





「どちらが宜しいですか?」


西田が差し出した物につくしは目が点になる。


「どちらがって、、これは何かのジョークですか?」

「あ、ジョークな訳ないだろ。俺は大真面目だ。」

「大真面目でコレなの?」


つくしが驚くのも無理はない。

西田が提示してきたのはIDを兼ねたネームプレートだ。

そのネームプレートには片方を副社長執務室助手と書かれてあり、もう片方には副社長婚約者と書かれていた。


「てゆーか婚約してないし。」

「今すれば良い。」

「出来るか!」

「出来る。俺が宣言すれば良いだけの問題だ。」

「宣言って、あんたの両親の了解が必要でしょ。」

「報告すりゃ良い。つうか、報告しなくても知ってると思うけどな。」

「は!知って、、る?」

「だろ?」


西田を向く司。

つくしも驚愕の目で西田を見た。


「牧野様をお邸に連れてきた段階で報告は行ってるかと。そして今のところ何も言ってきておりません。まぁ司様が女性を連れて来たという事実だけで、身元がしっかりしてれば反対はしないでしょう。」

「身元って、、」

「ん?そりゃ、お前花沢社長のお墨付きって事よ。」

「な、社長のお墨付き?な、なんで?」

「あの命令のまま出したくないからだろ。命令を打ち消すには逆に褒めるって事だ。」

「そ、それってあたしが正しく評価されてないって事にならない?」

「ふん。それは花沢の事情だ。巻き込まれたお前が花沢に対してそこまでこだわる事かよ。それよりお前はもうこちらの人間だ。評価が欲しけりゃここで残せば良い。」

「評価って、あたし助手でしょ。」

「婚約者だ。」

「婚約者って仕事の役職があるか!」

「おう、あるぜ。俺が作ったからあるんだよ。」

「副社長。」

「あ?」



ドサッ


司のデスクに置かれたのは夥しく積まれた書類。

まるでコントの様な量だとつくしは思った。



「てめぇ、、」

「これからやれば19時には上がるかと。牧野様の初日ですし、お2人でお食事などなさってこれたらどうでしょうか?」

「あ、いえ、あたしは別に、、」


そう言ったつくしを西田が睨んだ。


「いっ!」


目をパチクリすると西田の顔は無表情だ。
さっき睨まれたよねと自問するつくし。



「くそっ、やってやろうじゃねーか。おいつくしお前も手伝え。」

「て、手伝う?な、何をするのよ。」

「とりあえず給水係だ。俺が喉が渇いたらドリンクを口元に持ってこい。」

「・・ボクサーみたいなイメージで良いのかな?じゃ、ストローを用意すれば良いの?」

「いや、口移しだ。」


至極真面目に答えた司につくしは口をあんぐり開ける。

そんなつくしに司は自分の唇を指でトントンと叩き要求する。


ピキッ



ダンッ



つくしは右腕をデスクに打ち付け、垂直から角度30度で睨みつけた。


「早くやれ。」

「おう。そんなに見つめられたらやるしかねーな。」

「は・や・く・や・れ!」

「飯何食いに行くか決めとけよ。好きなの食わせてやるからな。」

「19時に終わらなかったら先に帰るからね。」

「ああ、分かってる。つくし。」

「何よ。」

「ネームを付けろ。婚約者の方だ。」


ぐぬぬぬぬとつくしは反応するが、

西田は他に人はいないのだから付けようがいまいが何ら変わらない事を、


あえて教えなかった。



「早くやれ!」

「やってるだろ。だからお前も早く付けろ。」



それは司の機嫌がこれまでにないくらい最高に良かったからだ。

ぷりぷり怒るつくしの横で、司の視線はきちんと書類に向かっていた。

書類をめくり時折西田を見る司。

早く出て行けとばかりに顎を上げ、敏腕秘書を追い出した。


2人きりになるために。





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つくしちゃん秘書じゃなかった。
さて、どうしよう。

ポチはやっぱり嬉しいな。
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イベリス 24
2017-07-19-Wed
キキッ


一台のリムジンが乗り付け、前後の車からダークスーツの男達が警戒しながらリムジンを取り囲む。


その様子は正に重要人物の到着を意味していた。


周囲が固唾を飲み込む中ドアが開けられ、出てきたのは若い女性。

大きなつばの白い帽子を被り、薄手のロングカーディガンを羽織っていた。



ここは道明寺ホールディングス日本支社。

経済の中心地にビルを構えその高さはは他を圧倒している。


そんな地に降り立った女性はビジネスとは一見関係無さそうだが、取り囲む男達がその色に染めていた。



6人もの男達に囲まれた女性は前を向いたままビルの中へと入って行く。時折女性のすぐ側の男が話しかける様子が見えるが、会話までは聞こえてこない。


エントランスに足を踏み入れるも誰も彼女達を咎める者はいなかった。

警備員も受付嬢もただその集団を見守るのみ。

なぜならその男達は道明寺所属のSPバッチを身に付けており、その耳には内線で連絡を取り合うイヤホンコードが見え隠れしていた。


そんな時、先頭の男が集団の足を止める。

即座に警戒の緊張感が走るが、女性の側の男がまた話しかけ女性はある方向を向きだした。


その先にあるのは一台のエレベーター。


数機あるエレベーターの内の重役専用機でそこを使う者は限られていた。


女性の視線に周囲のそれも集められる。


そんな注目を浴びる中そのエレベーターは到着のベルを鳴らし、



そこから男が姿を現した。


ドアが開いても男の前にはさらに屈強な男が立ちはだかる。

彼らはその男を警備している者達であった。


さっと前に出てきて男の進路を素早く開ける。


それでも男は眉根を寄せて苛つきながら一歩踏み出した。

そしてカツカツと早足で進み白い帽子の女性と距離を詰めて行く。



女性を警護する男達はスッっと身を引き男を通した。


それもそのはず、その男はこのビルの最上階に君臨する男。

この屈強な男達を雇った主人なのだから。



周囲の視線など気にする様子のない男は白い帽子の女の目の前で止まりこう言った。



「遅かったな。待ちくたびれたぜ。」


女性は突っ立ってるだけで反応しない。

周囲はこの男と女性の関係を知りたがっていた。


「ビルの中まで帽子を被ることないだろうが。外したらどうだ?」


男の言葉に周囲の目もさらに注がれ、女性は帽子へと手を伸ばした。


しかし、


「帽子してたらキスしずれーだろ?」


ボソっと呟いた声は大きくはないが低く響き、その場の者達を驚かせる。


まさか、、と。


しかし女性は帽子のつばを固く掴み外さない意思を示した。


その事に男はくっくっと笑い機嫌が良さそうだ。


そんな男の表情も周囲には珍しく周りは水を打ったような静けさに包まれていった。


「まぁ、いい。行こうぜ。」


男が女性の腰に手を当てエレベーターへと誘導しようとした、



その時!



パサリと女性の帽子が落ち、


短い叫びと驚愕の声がロビー内に響く。




その男と女は口付けを交わしていた。


女性の後頭部は男にガッチリ抱えられ、

男はもう一方の手で女性の頬を持ち顔をゆっくり上げていく。

そして女性は爪先立ちになってしまい男の胸元にしがみついていた。

男の頭がゆっくり左右へと動いていく。


口付けが深く交わされているのだろう、その男と女はエントランスの中心で周囲の注目を一身に浴びていた。


誰ひとり目を背けられない。

そして信じられないものを見た興奮は高まっていく。




男は女から唇を離すが、

女を再び引き寄せ頭に唇を押し当てる。


そしてその目で周囲をひと睨みし、その場を立ち去った。


男と女を乗せたエレベーターが閉まり上昇すると、エントランスはフロアを揺らすほどの騒めきが起きる。

その場の女達は涙目で嘘でしょと繰り返し、

男達は仕事を忘れてしまっていた。






一方上昇中のエレベーター


注目の人物の片割れは呆然としていた。

何が起きたか理解できない、のではなく理解しようとしなかった。

理解したら必ず叫ぶと解っていた。

叫ぶ事を禁止されてはないが、先ほどタマから散々喝を入れられたせいか、ここは叫べる場所ではないと思っていた。


そんなつくしを司はしっかりと抱き寄せ見つめ続けている。





程なくしてエレベーターは最上階に到着すた。


ドアが開けば警護が先に出て道を作るのは先ほどと何ら変わらない。


だが変わっているのは司ひとりではないという事。

そして司の機嫌が良くなっているという事だ。


それはつまり、、



「は!つ、着いたの?」

「ああ。着いた。」

「降りないの?」

「降りようぜ。」

「へ?あ、あたし待ちだったの?」

「ああ。お前をエスコートするのが俺の特権だからな。」

「は、、特権?」

「さぁ、行こうぜ。俺の執務室は向こうだ。」



ようやくエレベーターを降りた主人を見て、警護の男達はこれからあれがルーチンになるのかとこの時はまだ思っていなかった。



気付くのにそう時間はかからなかったが。




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我が家の司外濠埋めてます。ってまだ執務室に入ってないよー

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イベリス 23
2017-07-18-Tue
「つくし、あのな、、」


ようやく口を開いたつかさにドキッとする。

名前でまだ呼ばれ慣れてないのもあるけど、なんだか名前で呼ばれるって事は何か重大発表がありそうでしょ。


それにつかさは言いたい事はすぐに口にするタイプだ。

深い仲になって、、

深い仲。


ボボボボボッ////////////


うう、、意識してしまう。

でも、そうだよね。あたし達シちゃう仲だけど、昨日は、昨日はあたしイってしまった。

あんなにイかないようにしてたのに、つかさがゾワゾワさせるんだもん。早く解放してって気になってしまった。

あ、あれがイク事なのか。

何ていうか、スゴく、、


いやいやいや、今はそんな話じゃない。

深い仲ってワードに反応してしまった。


そう、踏み込んだ仲になったのよ。

それでつかさの事も見えて来たの。


つかさはすぐに言いたい事をポンって言っちゃう人。

だからあんなに間が空くって事は何かあるん、だよね。

何だろう、、



つくしが見上げると司はうっとまた言葉に詰まったように下唇に力を入れた。



さっきも瞼が上がって瞳の上に白目が見えた。つかさがこんなに表情筋を動かすのって多分そうそう無いよね。


事を深刻に考えたくないつくしは、表情筋の観察に注目する事で冷静になろうとしていた。


じっと司を見ていたつくしだったが、急に司に両腕をガシッと捕まれる。


「ひゃっ!な、何?」

「それだ!」

「そ、それ?」

「その黒のスーツだ。これはお前が選んだのか?」

「へ?あ、う、うん。タマさんにスーツを取りにマンションに戻りたいって行ったら、ここにもあるからって、貸してもらったの。スーツと言えば黒でしょ。仕事なんだから。」

「スーツと言えば、、お前、そこからかよ。」

「そこから、、何の事?」


また表情筋を大きく動かしたつかさは手を口にあて、部屋をうろうろしだした。

あたしは訳が分からず頭にハテナが飛び交う。

つかさは何をそんなに驚いているの?




そんな時ゴンゴンと大きな音がドアの方からしたと思ったら、バァンと勢いよくドアが開いた。


「おはようございます。坊ちゃん、シロ様。本日は揃って出掛けるんでございましょ。いつまで、、」


部屋に入って来たのはタマさんだった。

タマさんの登場に固まるあたし達だけど、タマさんもあたし達を見て口を閉ざす。


「つくし、なんだいあんたの格好は、、」

「は、タマお前つくしの名前知ってるのか?」

「坊ちゃん、ええまぁ。この子があたしに安心して口にしちまいましたからね。」

「安心、、そうか。そういう理由か。」

「はい。それで坊ちゃんお困りのようですね?」

「・・分かるか。」



つかさとタマさんが話し始めた。

主語や固有名詞が出て来ないけど、どうやらあたしの事を話しているようだ。


困るって、あたし何を困らせているのー?!





***


「あづい、、」


小一時間後、あたしは頭だけを出したドーム型のベッドに横になり汗をだらだらかいていた。


あたしの呟きを聞きつけ額のタオルが変えられる。冷えたものに変わってあたしは少し復活した。



カツン



「だらしがないねぇ、、まだ始めて3分しか経っちゃいないよ。」

「3分でもあついですよぉ、、」

「やれやれ、本当にやった事が無いんだね。こんな事なら一昨日も受けさせとくんだったよ。」

「らっれ、エステって無縁らったんれすもん、、」

「無縁じゃなくてあんたがダラけてたんだろ?」

「う!」


それを言われると何も言えない。

女子力を高めようとしなかった事がこんなツケになるとは、、




つかさはあたしをタマさんに任せて仕事に行ってしまった。

つかさがいなくなった後、タマさんに懇々と説教されたあたし。

あたしの常識はタマさんには通用しなかった。

いくらあたしが仕事は真面目な格好が信頼され大事だと言っても、タマさんは方向性が間違ってるの一言。


一からやり直しだとあたしはエステを受ける羽目になってしまった。


そしてそのエステはタマさんの容赦ない監視の元進められていく。


人前で恥ずかしがっているとタマさんの檄が飛び、あたしだけじゃなくエステのお姉さんも飛び上がっていてタマさんに怒られていた。

ドームで汗をかいた後はリンパマッサージと言って3人のお姉さんの手があたしの身体を縦横無尽にいたぶっていった。

それは痛いし、恥ずかしいし、はじめは身体の固かったあたしだけれどそのうち解れて必要以上に緩みまくったが、口元から溢れそうになったもので正気にもどった。

は!

すぐに枕に顔を埋めたけどタマさんにはバレているに違いない。一瞬だけどニヤリと笑った顔が見えたもの。タマさんてタマさんてーー


そしてベッドを降りるよう指示され、向かった先はシャワー?!

ひいっ。じ、自分で出来ますと言ってもお姉さん達聞いてくれない。

ぱぱぱーっと脱がされ、紙パンツ一丁だから脱がされるというより剥がされる?!
抵抗しようとするも、お静かにのお姉さんの低い声にビビるあたし。

な、なんか悪い事をした気になってしまった。


そしてバスローブを着せられまた別のベッドへ。


今度は何?!と構えると、今度はフェイスだった。


これは気持ち良い、、、


アップダウンの激しいエステだけど、フェイスを受ける事は幸せだと素直に感じられた。



そして今度はでっかい鏡台の前に座らされる。

ドライヤーを当てられて、そういや頭もいつの間にか洗われてたと衝撃を受ける。

フェイスでパックしている間に洗われてたのだが、つくしは目隠しされていてマッサージしれていると思ってたらしい。


ドライヤーの音に混じりいい香りが鼻をくすぐる。この香りはどこからか動かせない頭でキョロキョロ見回すと次を案内され、


通されたそこには真っ白なワンピースが掛けられてあった。


すごく綺麗。

てか可愛い。

ううん、エレガントだ。

とワンピースの印象をころころ変えてると、タマさんがまた呆れたように口から漏れてる事を指摘した。


「ぶつぶつ言ってないでとっとと着替えな!」

「ひっ!は、はい。」


焦ったあたしはバスローブを脱ぎ捨てワンピースに手をかける。

背中のファスナーを見て今度はちゃんとお願いしようと思って振り向くと、


「つくし、ファスナーの前に下着だ。そっちの籠に入っているだろう。見えてないのもすごい。あんたの天然は筋金入りだ。」

「へ?」


ワンピースを持ったまま下を見ると、左胸に赤い痣が目に飛び込んで来る。さらにその下にはショーツをはいてないから見える自分の毛が、、

思わず叫びそうになるが、その前にタマさんの檄がまた飛び部屋の外から器具が落ちる音が聞こえた。


「あれはあんたのせいだよ!とっとと着替えを済ませな。準備はまだ残ってるんだよつくし!」

「ははははは、、はい~」


歯をカタカタ鳴らしながら答えたあたし。

涙目になりながら下着をつけてワンピースに着替える。

ううう、ストッキングも何コレと言いたくなるようなフィット感。下着も値札を見たくないような素材だし、ワンピースもきっとそうなのだろう。


袖を通したところで先ほどのお姉さんが後ろに回り込みファスナーを上げてくれた。

そしてまた鏡台の方へと案内される。


もうあたしには刃向かう力などなく、あるのは疲労感のみ。お姉さん達があたしの髪をいじり終えるのを目を閉じて待っていた。


そしてしばらくして目を開けるよう促される。

あたしは髪だけではなく、メイクも施されている事は分かっていた。



分かっていたんだけど、、



パチ。

パチパチ!



「誰?」



瞬きして鏡に映った自分にそう言う事しか出来なかった。





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私がボディやフェイスのエステを受けたのは十年も前なんですの。ドームのサウナなんて今もやってるかしら?田舎だけかも?と思いながら書きました。そこらへんは暖かい心でスルーして下さい。

追加
つかさと司一応分けてます。でもそのうち司だけになるはず。

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イベリス 22
2017-07-14-Fri
そして今朝目覚めた。


今日も目覚めは最高。


大きく息を吸うと、鼻腔に入ってくるのは俺じゃないヤツの香り。

匂いで存在を感じるのも良いもんだな。


俺はつくしの纏った空気を吸うようにさらに大きく息を吸った。

そして頭にキスをする。

その振動で腕に痺れがある事にまた気付いた。


たまらねぇ朝だ。

こんな朝が毎日続かねぇと俺は満足しねぇと思った。


昨日の朝の事を思い出す。

確か昨日も朝からヤッた。

挨拶がわりのようにな。


俺はそおっとつくしの頭から腕を抜こうとするが、今朝は昨日とは違いその動きでつくしは目覚めてしまった。


「ん、、」


直ぐさま唇を塞ぐ。

つくしはキスがお気に入りだ。

キスで蕩けさせたら、後は挿れるだけだ。

そう思っていたんだが、、



「は、、おはよ。んっ。」


つくしはキスを強請ってきた。

可愛すぎるだろ。

一発KOされた俺は再びキスをする。

だが頭の中は挿れる事に支配され、

生理現象が欲望に成り代わっている。

挿れねぇと鎮まらねぇぞ?


「は、、つくし、準備しねぇと遅れる。」

「ひゃう。ん、そうだね。」

「だからとっとと済ますぞ。」

「何を、、ひゃあ!」


俺はつくしの返事を待たずに挿れた。

素早く終わらせるためにピストンに集中する。

しかしふとつくしを見るとそこには思わぬ表情のつくしがいた。


「どうしたぶーたれて?そんな顔でも可愛いけどな。」

「ぶーたれてるのは、不満だからですぅ。もうっ、いいって言ってないでしょ。」

「あ?嫌なのかよ。昨日もヤッたじゃねえか。」

「だからよ。あんなにヤッたのに朝からしなくてもいいじゃない。もー、早く終われぇ!」


嫌がられると思わなかった俺は渋々出して抜いた。

なんか不完全燃焼だぜ。


おまけに勢い良く起き上がったつくしに睨まれる。

その顔もやべえ。

はっきり言って可愛い過ぎるしかねぇぞお前。


「あたしも今日から道明寺で働くんでしょ。遅れるんだったらシないでよ。シないでさっさと準備する!」


そう言ってズカズカ部屋を出て行くつくし。

確か昨日は素っ裸だから恥ずかしいとか言ってなかったか?



時計を見てため息ひとつ。

俺は別の部屋のバスを使う事にし立ち上がった。




部屋の移動の分、時間を食ったが男はシャワーを浴びれば着替えるだけだ。

コロンも付けているが、シャツを着る前に付ける事で時間を取るほどのものでもねぇ。



リビングに戻ればつくしがメイクをしていた。

デスクに鏡を置いてせっせと顔に何か塗ってやがる。

ファンデーションってやつか?

つうかなんか効率悪いな。

少しずつ粉を取っては落として塗るんだが、少量ずつしか塗れないらしくその作業を何度も繰り返している。

俺はじぃっと覗き込んだら、鏡のつくしに睨まれた。

ムッとして顎をしゃくるつくし。

それは俺の真似か?

だが俺は退く気などなく、椅子を持ってきてはドカッと居座った。


振り向いて眉間に皺を寄せるつくし。

だが俺が顎をしゃくるとまた鏡に向かって続けた。


「見ないでよ。」

「何でだよ。おもしれーから見せろ。」

「何が面白いのよ。」

「ん?お前が動いてるとこだな。」

「化粧に興味があるの?」

「いや、興味があるのはお前。」

「あっそ。」


つくしの口調も随分軽くなった。いや、辛くなったか?

だが小気味良くて俺は嬉しかった。



ファンデーションを塗り終わったつくしは、次に眉を書き始めた。

が、それはすぐに終わる。

眉のサイドをピッって書いただけだからだ。

書いた事になるのか?


そして何やら色が色々あるパレットを手に取った。

これは安モンだな。

どこに行けばこんなの売ってるんだ?


俺が苦い顔をしていると、つくしは緑色の粉を指に取り瞼にちょんちょんと塗りつけた。

これは取り過ぎたのかティッシュで指を拭いてまた指で瞼全体になじませている。

そのうちティッシュでも拭き始めた。

塗ったの取れたんじゃねーか?



俺の頭でハテナが飛び交う中、つくしはピンクのパレットを取り出した。

ちっちぇーブラシで頬を撫でる。

これは一回だけだ。


だがつくしの表情は冴えない。

不満気だった。

ティッシュに手を伸ばそうとしたが、悩んでやめた。



つくしが席を立ったので俺は声をかける。


「おい、リップは?」

「ん?ああ、口紅は最後だよ。綺麗に塗ってもさ、何かの拍子にすぐ取れちゃうの。まぁ、あたしの場合何かにぶつかっちゃうから取れるんだけどね。」


てへっと笑うつくし。

俺は痺れていた。


そして後をつけると、姿見の前でジャケットを羽織るつくし。

髪はまだ手付かずだ。


そして、ジャケットのポケットから何かを取り出して髪を留めやがる。



まさか、、



「えへ。準備終わったよ。」


振り向いて満足気なつくし。


俺は言葉を出す事を躊躇った。


こんな事今までねぇぞ。

やっぱりお前はただモンじゃねぇと、余計な事を考えてしまう。



「どうしたの?」


首を傾げてつくしが聞いてきた。

どうしようもこうしようもねぇよ。

それでメイクしたと言うつくしが凄え。

はっきり言って何も変わってない。


まぁ、悪くはなってねぇぜ。

だか良くもなってねぇ。

俺はこのままのお前でも全く構わない。

いや邸の中では構わねぇが外では不味い。


どう不味いって、おそらく女どもの攻撃に合う。

あいつらのメイクが俺の好みという訳ではないが、俺の周りはあんなのばっかりだ。

つまり今のつくしは弾かれる存在になりかねん。


まぁ西田はそんな事しねぇし対策を取るだろうけど、、


まてよ。


そういやこいつ花沢ではあんな扱いされてたな。

どんな風に呼ばれていたかまでは書いてなかったが、変な呼び名を付けられていたとこいつの書類には書いてあった。


女じゃねぇ。


男だ。


こいつは無駄に仕事が出来るとも書いてあった。

だったらそれを良く思わないのは男だ。

女はこいつを利用すれどそこまで陰口を叩きやしねぇ。なぜならこいつは女と同じ土俵にいないからだ。



黙っている俺につくしの表情もこわばっていく。



俺はハッキリと伝える事にした。



「つくし、あのな、、」




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何を隠そう私はメイクサボりウメンです。
貧乏なつくしならファンデーションはちゃんとした日本メーカーのを使うが、節約で少しずつ少しずつ薄ーく塗ると思ったんです。ナチュラルメイクは薄くだと認識中。間違っではないがちょっと違う。そしてBBクリームはムラになるからと使わない派(作中のつくしがね)。眉は今流行りのデカ眉。それも勘違いしてます。そしてアイシャドウは100均の物。だからアイシャドウはファンデよりは大胆に使う。それでも濃くは塗らない。そしてチークは100均ではないけどちょこっと落ちるメーカー品。上に塗るやつだから良いのでなくてもいいんじゃないとの考えです。
私なりのメイクの知識でつくしを女子力なし子にしてみました。
賛否両論あるかなー?

珍しく1日2話投稿。頑張ったのポチ下さい。
イベリス cm(3) tb(0)
イベリス 21R
2017-07-14-Fri
注意書きを書いたり書かなかったり、まちまちですみません。

でも今回は濃厚にしてしまったので書きます。

覚悟して読まれよ!








激動の2日間だった。

動く時には動くという事なんだろう。


そして俺とつくしのペースも出来つつあった。

走り始め、そのペースが悪くなければ続けていく。

当初俺が考えていたペースとは違うが、悪くなかった。

それはやはり相手がつくしだからだろう。

相性の良し悪しでこうも変わるものかと今さらながら俺は実感していた。



帰宅が22時前だった昨夜、

俺を出迎えたつくしがジャケットやネクタイの受け取りを待っているのに、俺は棒立ちでつくしをじっと見つめた。

一昨日もつくしは俺に見られた事でスイッチが入った。

だから抱きたいと思ったら言葉はいらねぇ。


じっと見る。


つくしが俺を受け入れたら、その目の揺らぎが止まるからだ。


ジャケットを掛けないと皺になると言うつくしの手を取りクローゼットへ、

そしてつくしが脱がせるように仕向けたら、昂った俺自身を意識させた。

つくしは文句を言っていたが、その勢いは弱ぇ。イヤイヤと要求するようにしか聞こえねぇ俺はその場でつくしに被りついた。

一昨日同様に着衣のまま繋がる。

つくしを壁に押し付け上に上にと攻め立てた。

やはりつくしの中は強烈だ。

俺の全てが飲み込まれる光悦に支配される。

俺はそれに逆らおうとするも、飲み込まれる歓びを知った俺は抵抗する力を出せない。

不安定な姿勢で俺にしがみ付きあそこが締まった。

ドクンドクンとつくしの中で波を打つ。

脱力した俺につくしは頬を寄せて唇を押し付けた。

包み込まれている暖かさ。

俺だけが暴走したように思えたが、つくしは俺をじっと見ていた。


目で会話する俺たち。


悪くねぇ。


またもやイカなかったつくしは俺にキスを降り注ぐ。

頬に、鼻に、唇に、

瞼に、耳に、、、髪に。


イキたくないと言い切ったつくしの言葉は嘘じゃねぇ。


となると、女はイカせて満足させるって認識が間違っているって事だ。


いや、それも違う。


イカせて満足する女もいるだろう。

というかそんな女が多いはずだ。

だからあいつらもそれを熱弁した。


ーお前のならどんな女だって満足させられる。

ー宝の持ち腐れだ。



くっくっく、、


あいつら、女の事なら分からねぇ事は無いみてーに話してたけどよ。

そりゃあいつらの好みの女って事だけだった訳だ。


俺の好みの女の事は一切分かっちゃいなかった。


つうかよ、あいつらが連れ込む女は俺にとってみれば虫酸が走る女なんだから、あいつらが相手しない女を俺が気に入るのも理に適ってる。


そう言う意味では立浪のジジイの見る目っつーのは、年取って養ったモンかもしれねー。若い頃は女はそんなモンだと理解してたが、色んな女に手をつけてこんな女もいると理解したみてーな?

それじゃあ、立浪のジジイはあいつらの行く先か?




悪友達を揶揄して笑ってた俺に、つくしはシャワーしようと言ってきた。

だが俺達は繋がって、つくしは俺に立ちながら跨っている。


俺は童心に帰った気分になっていた。


一昨日の失敗を思い出す。


俺たちは繋がったままシャワーになだれ込んだ。


つくしは目を丸くして俺にしがみ付き文句垂れ垂れだ。その口調はさっきより攻撃的で、俺の頭を叩くだけじゃなく髪まで引っ張ってきやがる。

流石に痛かったけどよ、

俺は気分が良かった。


バスルームの壁につくしを押し付け、一枚一枚楽しみながら剥ぎ取った。

その間も俺の頭を叩き続けるつくし。

痛ぇけど、笑いが止まらない俺。

キスをしたらつくしは叩くのを止め、叩いていた手を俺の髪に絡ませてきた。

キスをしながら、つくしの胸を弄る。

柔らかさを楽しみながら、自分のスラックスを足から外した。

器用な事してんなと自分に関心しつつ、足を上げた事で、つくしが跳ねた。


楽しみながらも冷静な俺は、イキたくないと言うつくしの葛藤を知る。

つくしはイケない訳じゃねぇ。

だがイキたくない。


訳分からねぇ、、

だが分からなくもねぇ。


それはつくしだからだ。


つくしの行動は一挙一動見逃さねぇ。

だから小さな動きも見つけられる。

だから心の動きも理解出来る。




シャーーー、、、


「全くぅ、、なんで男って動けなくなる訳?」


脱力した俺をブツクサ言いながら洗うつくし。


「さぁな。けどよ、動けるって事が逆にイキ損ねているってのは分かるぜ。」

「イキ損ねちゃ不味いの?」

「そりゃ残るからな。」

「種が?」

「種って言うなよ。そりゃ種かもしれねーけどよ。」

「だって精子じゃ生々しいじゃん。」

「生々しい上等だろ。誰に遠慮してんだよ。つうか、残るのは精子じゃねーよ。俺のここだな。」


俺は胸を拳でトントンと叩く。


「心臓って事?」

「まぁ、そうとも訳せるな。要はハートだ。ヤッたって気になれないんだよ。」

「ふうん。男ってそういう生き物なんだね。」

「ああ、そうだ。分かってなくて安心したぜ。」

「へ?分かってないから安心なの?」

「そりゃそうだろ。分かってたらそれを教えた人間がいるって事になるじゃねーか。」

「あ、そっか。」

「んで、俺も女の事分かってなかったわ。女ってイカせれば満足するのかと思ってた。」


洗う手を止めつくしは俺を見上げた。


「だろ?」

「う、うん。でも、それで良いって人もいるよ。いるけどさ、、」

「お前はそういう女じゃねーって事だな。ま、確かにな。それで男を判断する女にゃ、こっちもウンザリだ。」


一度目を伏せたつくしは、俺をじっと見て何か言いたげだ。

何だ?


俺は顎をしゃくった。言いたい事があれば言ってみろと。


「司はさ、そんな人と付き合ってたの?」

「は?」


バスルームに響く声につくしは驚いたようだった。


「え、だって、付き合ってたからそんな人達をウンザリするんでしょ?」

「そう捉えられるか?そう思うのは俺のダチから聞かされる話での事だ。
女はこうだ。だからお前なら満足させられる。お前は宝の持ち腐れにしているとかよ、、あいつらは女を取っ替え引っ替えだからな、女を相手しない俺にいつも文句ばかりなんだよ。」

「そんな友達いるの?」

「ああ、幼馴染だ。」

「女を取っ替え引っ替え?何ソレ。嫌な男。」

「そう聞こえるか?」

「そうとしか聞こえないよ。最低男だね。司、なんでそんな男と友達でいるの?」

「なんでって、、」

「洗い終わったから流すね。」


話の途中だが、つくしはシャワーのベッドに手を伸ばした。つくしには流すような話なのかもしれない。


「お、待て。お前も洗ってやるよ。」

「もう復活したの?早っ。」

「満足度も高いと復活も早いんだよ。ほれ洗うぞ。」


ソープを手で泡立て、俺はつくしを洗い出した。


「手つきが厭らしい。ちょっと!そこイジる必要ないよ。もう2回もヤッたでしょ。」

「3回目は駄目なのかよ。お前、余裕あるんじゃねーの?」

「余裕はあっても、やり過ぎは駄目!あたしはそういう女じゃないんでしょ。」

「そうだけどよ、、」


泡の摩擦が溜まらなくてイジるなと言われても手を離せねぇ。

そして言葉では拒むくせに揉まれてるつくしにも変化があった。


「じゃ、せめて声を聞かせろよ。」


つくしを引き寄せて耳の近くで呟く。

俺の膝につくしを跨らせて後ろから胸や陰部を指で攻め立て、耳は甘噛みした。


つくしの息が上がって行く。


陰部を攻める指が温かい水を掻き出す。

泡まみれの俺たち、シャワーのお湯は止まったままだ。



つくしが小刻みに震えている。


首を振り何かに抵抗しているみたいに見えた。



「我慢するだけ長くなるんだぜ。どうすれば止まるか分かるだろ。」


振り返ったつくしは凄えエロかった。

それだけで俺は強火の着火だ。

勢いあり過ぎて痛ぇ、痛ぇ。


震えながら、俺の腕を掴み俺に突き刺さりに腰を落とした。


つくしの鳴き声がバスルームに響く。


と、同時につくしの手が俺の腕から滑り落ちつくしの身体が離れようとしたのを俺はキツく抱きしめた。


またつくしが鳴いた。


その声が俺を煽るが、泡のせいで上手く動かせねぇ。

俺はシャワーのコックをひねり、お湯を一浴びして素早くコックを戻した。


そして打ち付ける。


つくしはさらに鳴き、その声は俺を後押しする。


イカせてぇ。

俺のペニスでお前をイカせてぇ。


お前にとって唯一の男になりてぇ。



つくしは俺の目の前で脱力した。


その脱力感は俺以上だった。


正直生きてるかと心配しちまったくれーにだ。


シャワーで体を流しても、

タオルで拭いても、

成されるがまま。

動けねぇつくし。


そのままベッドで横になり、抱きしめて額にキスしたら、ふにゃっと笑った。



「お前をイカせるとこうなるんだな。それとも3回目だからこうなったのか?」

「違う。」

「1回目でもそうなるか?」

「たぶん。」

「そうか。」

「つかさ。」

「何だ?」

「このまま寝ていい?」

「おう、いいぞ。」

「側にいてね。あたし素っ裸だからいなくなったら恥ずかしい。」

「くっ、安心しろ。朝までこのままだ。」

「あり、がと、、、」



寝入ったつくしにひとりごちる。


真っ裸で恥ずかしいのかよ。んじゃ俺は何なんだ?


けどま、側にいろか。こんな我儘は溜まんねぇな。

お前からもっと我儘言われてぇ。



そんな思いを抱いて俺は目を閉じた。




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昨夜も仲良くしたのよとサラッと書くつもりが濃厚に。そんでつくしちゃんイカせちゃったよ。おいおいおい、、

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