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臭いモノに蓋を取り7
2016-10-24-Mon
岩元は前回の反省を踏まえ、まずは情報収集に乗り出した。

普段の司のパーティでの態度を知るため、次のパーティではパートナーは同伴せずに参加させた。

岩元はその様子を観察するため、メープルの音響スタッフの一員として参加している。(とはいえ音響の仕事はしていない)
岩元も過去に司と同じパーティに参加したことはあったのだが、その時は自分の仕事に従事ていたので司の様子まで見ている隙などなかった。

パーティでの司は時折笑みを見せるものの愛想笑いには程遠い。しかし冷たい雰囲気には合っていて、そんな司を見る女達は光悦の表情だ。

「なるほど愛想笑いは必要ないのか。」

それならばと今度はパーティに参加している女達を観察した。

パートナーと参加している者、

親について来たと思われる者、

友人同士だろうか、、いや取り巻きだろう女の2、3人組など形態は色々だが、どの女も司をチラチラ、じーー、キャッキャと見ていた。

岩元はパートナーをどのような女にするかと考えた。前回は取引先の令嬢だった。理由を簡単に付けられるからだったが、ああも簡単に思い込まれては司の方が参ってしまう。

その時女達の声が聞こえた。

「ああん。道明寺さま素敵♡あの冷たい目が良いのよね。あの目で見つめられたら私何されても良いわ。」

何されても良い訳ないだろう。、、いやあの女にとっては良いのかもしれない。あわよくば恋人にと思っているのだろう。というか司に恋人がいることは知られているのか?岩元には疑問に思った。確か渡米前に会見で4年後に迎えに行くと宣言したはずだ。女共の記憶にはどの程度残っているのか?

「道明寺様の恋人が来るようですよ。」

岩元はボーイとすれ違いざまに呟くように話した。その声が聞こえる範囲に取り巻きを従えた女の3人組がいる。

「え?道明寺さまの恋人?」

「誰?今言ったの?」

女共はキョロキョロと周りを伺っている。

「そういえば数年前にそんな女がいるって会見してたわよね。」

「とっくに切れているんじゃない。だって、道明寺さまパーティにはいつも1人よ。」

「先日はパートナーがいたって聞いたけど、、」

「あれは■■■ビルの娘よ。ちょっと不動産を持っているからって教養も何も無いわ。その時も道明寺さまにベタベタしててみっともなかったもの。道明寺さまもすぐに会場を後にしたし、嫌になったんじゃないかしら?」

そうねそうねとクスクス笑う3人組を岩元は、同類が塩舐め合って無様だなと思っていた。

しかし、これで女共の考えていることは何となく分かった。司に恋人がいようがいまいが、自分達の都合の良いように解釈するらしい。

あの3人組を見て思った。取り巻きのリーダーらしい茶髪胸デカ盛り女は、おそらく家柄的に優位なのだろう。(作った胸かただ盛っているだけの胸かは芸能人を良くみていた岩元にはお見通しだった)ならば、もしその取り巻きの1人が司のパートナーになればあの女はどうするだろう。

岩元は肩が震えないよう表情を硬くする。

「収穫はあったか?」

岩元が振り向くと司が立っていた。

空のグラスを岩元に差しむける。顎で受け取れと合図を送り、岩元はお辞儀をしながらグラスを受け取った。

「それなりに。」

「何を笑っていたんだ。」

「今は時間がありません。」

そう言って岩元はその場を離れた。

司は本当のボーイから新しいグラスを受け取ると、そのワインを一気に飲み干す。

「愉しいことを思いついたみてーだな。」

***


ひと月後、今度の週末にまたパーティが予定されていた。

道明寺ホールディングス日本本社の専務執務室では、そのパーティについての作戦が報告されていた。

「今週末のパーティには主催企業の令嬢をエスコートしてもらいます。」

「それは相手のご機嫌取りか?」

「それもありますが、相手がおそらく大人しくなると踏んでいます。」

「へぇ。理由は?」

「まずこの令嬢はまだ高校生です。この企業にも成人した未婚の娘はいますが、既にパートナーが決まっているようです。」

「へぇ、、そのパートナーが決まったほうをとかはなかったのか?」

「、、、ございましたが、決まった方は道明寺と取り引きのある企業の御曹司なので、遠慮させてもらいますと伝えました。」

クックック

「そりゃあ残念がってたんじゃねーの?」

「そうでしょうね。姉からすれば妹に美味しいところを取られるのですから、腹わた煮えくり返っているんじゃないですか?」

「なるほど。それでその妹は大人しくなると。」

「まだ高校生なので親元を離れたパーティにも慣れてないでしょう。と言っても会場内に両親はいるのですから、周りを見る余裕すらないでしょうね。」

「図に乗ったりしねぇか?」

「その時は周りを意識させるのですよ。無線で指示を出します。」

「具体的な台詞を頼むぜ。」

「お坊ちゃんですね。恋人に言うようにすればいいんですよ。」

「俺の恋人はそんな言葉じゃなびかねぇんだよ。じゃじゃ猫だからな。」

馬と言い間違えてる、、わざとかと岩元は迷った。なのでスルーすることにした。

「ファブ○ーズも必要ないかもしれませんが、一応お持ち致しましょう。子どもが故に付けすぎも考えられます。」

「今度は上手くいきそうだな。」

「まだこれからですよ。」

「そうだが、お前が言ったんだろ相手を馬鹿にするくらいで丁度良いって。女共が勝手にいがみ合う様子を見れるんだったら、、クッ愉しみだぜ。」




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