甘さとスッぱさと ... 臭いモノに蓋を取り11
プロフィール

lemmmon

Author:lemmmon
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

<< 臭いモノに蓋を取り12 main 臭いモノに蓋を取り10 >>
臭いモノに蓋を取り11
2016-10-28-Fri
宮守梢  29歳  (株)宮守商事社長の一人娘

大学在学中当時付き合っていた男の子どもを妊娠、結婚する。

しかし慌ただしく結婚したことや身重の身体のため、結婚後は夫の実家に同居となるのだが、流産してしまう。

そこには夫が学生気分を家業に奪われたことによる夫婦関係の悪化や夫の両親からの冷ややかな視線によるストレスがあったものと思われた。

その後半年も経たずに離婚。

離婚に関してはあっさりと決着している。両家にとっては望まぬ結婚だったのだろう。

その後は実家に戻っている。大学はなんとか卒業をしていた。

2、3年は大人しくしていたが、25歳の時に縁談が持ち上がる。

だが梢はこの縁談を拒否する。

因みにこの時の縁談の相手は10歳年上のとある企業の幹部だ。その歳で幹部になるという事は相当優秀な人材と言える。だか確かに顔は残念だ。そのブサイク加減から芸人としてはイジラれキャラで確固たる地位も目指せなくはない。

しかし男の顔というのはやはりそこそこ整っているものを女は選ぶらしい。初めは見た目の好みだけかと思いきや、女は子を産むからブサイク過ぎる男の遺伝子は欲しないものよとの生物学的意見を、これまた同類系ブランド女優に言われ納得したことがある。

宮守梢もその理由かどうかは定かではないが、その縁談を断った後に事業を始めている。おそらくそれは両親への言い逃れだろう。梢の早過ぎる結婚と離婚を宮守社長が激怒しない訳がない。両親が持ってきた縁談を断るからには、何かしなくてはならないだろう。

だが梢が始めたフラワーアレンジメント事業は、中々の成果を出す。状況から急ごしらえなのは間違いないが、この成果を見る限りそれなりのビジネスセンスを持っていたということだ。しかしさじ加減を誤り、一気に負債を抱えてしまう。そして半年も置かずに事業は立ち消えていた。

この素早い展開は父親が事業の後始末をしたからだ。この状況で父親が出てくるということは、宮守親子の仲は穏やかでないと見て良いだろう。いや、親子というより娘の親に対する気持ちだな。負い目を感じて当然だ。

司が宮守梢を結婚相手に選んだのは、一つはコントロールしやすい女だからだ。それは岩元自らがパーティで女の弱みに付け込みコントロールすると司に伝えた技であった。

そしてもう一つが宮守社長が池谷常務と旧知の仲ということだ。まだ宮守社長が若かりし頃、池谷常務と仕事を共にしそれからの付き合いらしい。宮守商事は規模としては大きくはないがかなりの優良企業だ。司としてもパイプを持ちたいと思えるほどであった。

司との結婚が纏まれば、池谷常務の緩む顔が目に見えるようだ。岩元は社内のパワーバランスを整えようと助言した際、司が池谷に付くんだなと納得した結果の行動がこれだと理解した。

自分の身さえ利用する。それは政略結婚をもすることとは当初思えなかったが、一番大事なモノを切った司のあの凄みを目の当たりにすれば、この行動は納得せざるを得ない。

そして飴か。

政略結婚の相手に飴を用意する。それはコントロールの手段の一つだろうが、司の最終目的を知る岩元はそれだけではないと分かっていた。

司の大事なモノは、堅い倫理観の持ち主だ。その堅さはダイヤモンド並みだと司は以前言っていた。話す内容は悪口なのだが、その表情から単なる惚気なのだと気づくのにそう時間はかからなかった。


道明寺ホールディングス日本本社に出張として来た岩元は極秘資料であるはずの社員履歴データを見て、宮守梢の出身校である永林大学出身の社員をピックアップする。

1人目は女性だが営業部にいてエリートだ。永林出身だが一般家庭の出なので、パス。

2人目は企画部の男、こいつは2部上場企業の次男か、ここには社会勉強に来た感じだな。池谷派だ。保留。

3人目は総務部の男、こいつも一般の出だが池谷派?一般家庭から永林に行くのならばそれなりに優秀なはずだが、ん?企画部のこいつとつるんでいるのか、、もしかして鬱陶しく思ってたりしているかもしれない。

岩元は宮守梢のことを聞き取る対象者を決めた。


数日後、美作商事を訪れる岩元の姿があった。総務部の男から宮守梢について聞き取り、且つその男を自分達の方へ引き入れたのだ。

「お待たせしました。佐倉史也と申します。」

その男は好青年という言葉で表現される男だった。イケメンと言われればそうだろう。だが、タレントのような目を引く印象もなく、司のような整った(司の場合は整い過ぎている)でもない。一般の女性が憧れる存在。この美作商事でそれなり以上の働きをしているのだ。おそらく美作商事の女性職員何人にも狙われているだろう。

『ここでいなけりゃ俺もそれまでってことだ。』

司のそんな言葉が頭をよぎる。確かにこんな男がまだ独身でいた事にも驚きだ。しかも総務部の男情報だとここ数年特定の相手もいないらしい。

「山野から話は聞いてます。ぜひ僕にやらせて下さい。」


↓ランキングに参加してます。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村

もうちょっとで寝落ちするとこだったー
あぶねー
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

臭いモノに蓋を取り cm(0) tb(0)
Comment
 

Trackback
この記事のトラックバックURL
http://lemmmon.blog.fc2.com/tb.php/126-1b0a7a9e
| |