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臭いモノに蓋を取り15
2016-11-01-Tue
司からの命を受けて、岩元は今現在のつくしの状況を調べた。

このころになると派閥の問題はほぼ解決していて、調査は道明寺の調査部で行われた。

岩元は手元に来たばかりの調査書を読んで驚く。

まずはその速さと内容の精密さだ。この調査部を使えなかったことがどのようなことか、今になって司の苦労を知る岩元であった。しかし、だからこそ司の計画は実行できたのかもしれない。調査部を動かさぬことで、敵に油断と隙を作ることができたのだ。

話をつくしにと戻していく。

つくしは道明寺ホールディングス横浜支社を退職した後、洋裁の専門学校に通っている。そして男性用式服や礼服、スーツの仕立てを学んでいた。

専門学校を卒業後は、紳士服TSUGeというオーダーメイドの店で働き、女性テーラーとして苦労しながら、オーダーシャツを作っているようだ。

一緒に先日のパーティに参加した人物も特定できた。藤岡物産の社長とその妻だ。

さて、どのようにして不倫してないように見せるかだ。

岩元は頭の中で、まず不倫と見られてしまう幾つかのパターンを上げた。

まず1つ目

証拠の写真を撮られる。

2つ目

不特定の誰かに見られる。

3つ目

会っている証拠を探られる。

会っている証拠とは、

司の頻回の帰国、宿泊や飲食のクレジットなどがある。司の帰国を極秘に行うのはせいぜい1・2度だ。それも期間を考えなくてはならない。

それに司のクレジットは厳重に管理されているが、つくしのはそうはいかない。そこで何らかのブロックでもしようものならば逆に怪しまれてしまう。

となれば流石に帰国はしなければ接触は無理だとして、接触する場所を限定しクレジットも司以外にしよう。
接触方法はつくしの店以外にあり得なかった。客と店員という関係ならば仮に話を作られてもかわすことができるからだ。

岩元はつくしの店にも協力を仰ぐ必要があると考えた。
となれば次はその店の情報がいる。

しかし道明寺の調査部はそこも先回りし、あらかたを調べていた。

岩元は店の経営者に話をすることにした。ここは変に画策する必要はなさそうだ。なぜならこの店でつくしは愛されている。ならばつくしの幸せを願ってくれるだろう。彼女の幸せとは、つまり司の幸せだ。

プルルルル

「はい、紳士服TSUGeです。」

「はじめまして。岩元と申します。そちらでオーダーメイドしているシャツについてお話をお聞かせ下さい。できればオーナーの方とお話をしたいのですが、、」

***


それから半年後、

司は岩元の名を借りてつくしにシャツをオーダーメイドしていた。

店の中だけの短い逢瀬に司は不満気だが、理解もしていた。そんな中、池谷派の残党が司の帰国だけをネタに司の離婚をでっち上げる報道を取った。無論、尻尾すら掴んでない内容に圧力をかけることはしなかったが、残党の処分は行うきっかけにはなった。

そんな中報告に上がってきたTSUGeの内情。どうやらオーナーの女性は店を手放す気らしい。つくしの環境としてはこれ以上のところを見つけるよりも、問題を解決してやったほうが良いと思っていた。

そして岩元は司から梢の離婚話を持ちかけられる。

また無理難題だ。

いくら落ち着いた夫婦と見られていても、仲の良さは常に疑問視されている。何せ司が梢に優しくないのだ。あれでは梢に興味すらないのだろうと誰でも思ってしまう。

もちろんそれは離婚するに向けて梢との関係対応としては良いのだろうが、周りは政略結婚と見てはそれで足を引っ張ろうとしている。

その状況で円満な離婚だとは、はたして上手く行くのか?岩元は自分で提案した内容にいささか自信はなかった。

そして年末にまた司の帰国。

司はこの日12月28日の帰国を譲らなかった。

岩元もそれには何も言わない。その日がどんな日か知っているからだ。

そしてその帰国でTSUGeのオーナーから店の譲渡について提案される。オーナーはこちらの事情は知らないはずだ。だからこそなんとかして欲しいと言い出したのだろうが、こちらとしても弱みと取られかねない。しかし無下にも出来ず岩元は頭を抱えていた。

年が明け、梢は司のパーティに同伴しなくなった。まずは様子見だが、2月には梢の事業発表をする予定だ。

梢の様子を佐倉に聞くと、生き生きしていて事業を任せられたことが相当嬉しいらしい。梢の浮かれている様子に戒めの言葉を告げるが佐倉自身は肝に銘じてるらしく、こちらでのストレスは少なくなりそうでホッとする。

そして2月岩元は執務室の中で久々に司の崩れた顔を目撃し、イラっとしていた。

はっきり言って、そのネクタイは似合わなかった。

まだ問題は解決していないのに、このバカップルめと岩元は呆れていた。もう少し自分の苦労を分かって欲しいものだ。

ムカつくついでに司の崩れた顔を写真に収めたのだが、誰かに見られでもしたらそれこそ自分がやってきたことは何だったのかと、すぐに消去する羽目になった。

そのため後で何か仕返ししてやろうと心に誓った岩元であった。



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岩元さんの仕返しは司を苦しめたいものではなく、ちょっと困らせてざまあみろと思うくらいのものです。何せ無理難題を言われてますからねー
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