甘さとスッぱさと ... 一歩進んで立ち止まる8
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一歩進んで立ち止まる8
2016-11-19-Sat
素肌にシャツを着て46・47の滋バージョンです。
↑前回の記事に貼っていますので?なら復習だ☆


「では近況報告といきましょうか。」

食事がひと段落し桜子が切り出した。

滋は今日こそ嘘のことを言うつもりだった。しかし、先ほどの優紀との会話でその気勢は下がっていた。

桜子はそんな滋を一見して視線を変える。

「じゃ先輩から。」

「へぇ?!」

「へぇじゃないですよ。さっきのことを先ずは白状してもらいましょうか。」

桜子の目は捕食者のものになっている、、気勢の下がった滋でもそう思え会話を盛り上げるために乗っかることにした。

「何?何?教えてよ。」

「ここに来る前に先輩にカマかけたんですよ男の気配はないですねって。」

「お?」

「それで?」

滋はいきなり出た恋バナに少しひるんだものの、今の気持ちを悟られまいとなんとか言葉を返す。

「思いっきりひるんでましたね。それから謎の赤面。」

「な、謎って何よ。ただ顔が赤くなっただけじゃない。」

「私の勘違いと仰りたいのでしょうか?」

桜子の視線につくしは挙動不審だ。あまりにも分かり易くて優紀は笑っている。

滋は気持ちでは笑えないのから問い詰めることにした。

「ねっ、どんな人なの?どうやって知り合ったの?同じ会社の人?それともお客とか?」

「だからね、いません。そんな人いないんだってば!」

つくしは否定する。それに少しホッとするもののつくしに隠された過去から追及せずにいられない。

「えーじゃあ桜子の勘違いだって言うの?この滋ちゃんに隠そうだなんて無駄なことだぞぉ。」

つくしの表情は困ったように見えるが影があるようには思えない。

それで優紀が口をはさみ、つくしはガクッと肩を落とす。

すると桜子が爆弾発言をした。

「道明寺さんでしょ。先輩。」

ドクン

「つかさぁ?何で今ごろ出てくるのよ。あいつ結婚してんじゃん。」

突然の桜子の爆弾に滋の心臓は言葉を制御できないほど跳ね上がる。

「どうなの?つくし?」

優紀もつくしを詰め寄る。つくしはますます困り果てた顔で言葉を出しあぐねている。

滋は動揺し司を責め立てたものの桜子に一蹴され逆に説教されることになる。

桜子の説教は言われるまでもないことだが、今の滋は上手く言葉を返せず頬を膨らませ不満を表すのが精いっぱいだ。

桜子はそんな滋を構うことなくつくしを問い詰め、つくしも司に会ったことを認める。しかしそれは司らしからぬ態度であった。

桜子が謎をひも解くように考え始める。

その様子をつくしや優紀は注目して待っている。滋も気になってしょうがないが態度を誤魔化すためやけ酒するように装う。

桜子は司の事情を分析する。

しかし同じ立場と思っている滋は納得がいかない。

―私だって令嬢としての苦労を知っているわ。そりゃ御曹司と令嬢では微妙に違うだろうけど会社の規模は同じでしょ。司は諦めるの早すぎなのよ!

とはいえその解決法を滋が思いつくわけがなく苦し紛れに言い放ってしまう。

「でもさ、だからって別れなくても何かしら出来たんじゃない?結婚して子どもが出来ていれば現状を認めざるを得ないじゃん。」

子どものいる優紀に否定され、ムキになってしまった。

「司ならやるよ。ってゆーかやれた!」

っと言ってはみたものの滋でも無茶苦茶だと思っていた。

「先輩が妊娠に納得するとは思えません。仮にそんな状況で妊娠しても、道明寺さんの状況は悪くなるだけだと思います。そうすれば先輩の状況だって良いものな訳ないでしょう。」

当然のように桜子に説き伏せられ滋はもう黙っていようと思った。

それからつくしに痛い顔をされ、滋は一気に落とされる。

桜子はそんな滋の様子を見て空気を変えるべく口を開いた。

「道明寺さんは諦めてないと思いますよ。」

***


桜子の推測を聞き終える。

3人ともショックを受けているようだが、なかでもつくしの拒否反応は強かった。

「道明寺さんは離婚することを踏まえて結婚しているはずです。」

「そんな離婚ありきで結婚なんて相手の人が可哀想だよ。無いない。そんな酷すぎること道明寺は絶対にしない!」

「私はやると思います。道明寺さんにとって一番大切なのは先輩です。他の女なんてどうでも良いと思ってますよ。」

「だからって・・桜子考えすぎだよ。いくら道明寺だからってそこまであたしのために他の人を蔑ろになんかしない。・・道明寺はそんな人間じゃない!!」

つくしと桜子の会話を滋は黙って聞いていた。

―つくし、、司はやるよ。私もそう思う。だって司がつくし以外に優しくなんて出来ないのあんただって知ってるでしょう。。

つくしは桜子の推測を受け入れなかった。それはつくしらしいといえばつくしらしい。

だけど滋はそんな桜子の言葉に希望を見出した。

―つくしと司がまた一緒になれる。


滋はつくしと優紀が眠り桜子と2人で話す機会を伺っていた。

「桜子。」

桜子は後片付けをしていた。

「起きていたんですか?」

「ううん。ね、司の話は本当かなぁ?」

―本当だよね、桜子本当だと言って!

「どうでしょう。私も先輩から道明寺さんのことを聞いて彼がどうするのかずっと見てました。結婚するときは信じられませんでしたよ。でも絶対に理由があると思ったんです。」

「そっか。」

滋は期待する言葉が聞けなかったが、それもそうだと納得する。

―司に会っていないんだもんね。それなら、、、




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つくしバージョンをことごとく否定する私。でも滋はつくしほどバレバレな態度は取らないと思うし、おかしくないかな?
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