甘さとスッぱさと ... 色街に護られてーつくしの意地Rー
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色街に護られてーつくしの意地Rー
2016-11-20-Sun
お話の後半に大人の描写があります。
そのような描写が嫌いな人は読まないで下さい。
パスワードをかけないので、自己責任でお願いします。







まだ数えて12しかないのに体の大きかった俺はもうすぐ元服だろうと思われていた。

豪商と言われた俺の実家は、商人でありながら巨万の富を得て裕福だろうがその分反感も持たれている。

その息子である俺はもう幼いころから何度も誘拐されそうになり、常に警護の用心棒がついていた。

ある日、容姿のことで邸の使用人の女どもの戯言が耳に届く。

いつも言われていることだろうが、とにかくムカついた。

「うちの坊ちゃんももうすぐ元服よねぇ。まだあの歳であの体格。あと数年経てばきっとあちらも立派なものになると思わない~?」

「それにあのお顔!涎が出るわぁ。」

「本当楽しみ。でも、坊ちゃんってあまり女に興味がないわよね。あたし達にも暴言吐くし。」

「まぁそれは坊ちゃんだからしょうがないんじゃないの?でも女を知れば開花すると思う。旦那様も凄いじゃない?」

そうね、そうねと相槌をうつ馬鹿女共。怒鳴り散らそうと思わないほど、司は怒り狂っていた。

ー誰がてめぇらみたいな汚いのに触るかよ。交わるなんて考えるだけで吐き気がするぜ。

むしゃくしゃした司は、警護の用心棒の目を盗んで邸を飛び出した。



ザッザッザッザ・・

この日は風が強く、草履を履く音も風の音に掻き消されることもあるのだが、野生の勘が鋭い司には分かってしまった。

「チッ。バレてやがったか。」

撒いたと思った用心棒が付いてきているようだった。

しかしそれも司の容姿からすれば致し方ないことかも知れない。

生まれた時から箱入り息子として育てられた。時には父親とともに大奥に行くことすらあったため、教育や躾は幼いころから徹底され身のこなしは優雅だった。

ー気性だけは優雅ではなかったのだが。

手ぬぐいで頭を隠すものの着ている着物も良いものと見て取れた。司が邸から居なくなったことに気づいた用心棒の1人に見つかっていたようだ。

しかし様子が変である。

一定の距離を保っていたのだが離れたようだ。

このまま逃げてしまえば良いのだが、司は何故だか気になってしまった。

用心棒に気づかれぬよう、様子を伺う。

するとそこにいたのは、まだ司の警護を始めたばかりの若い男で、その男の前には女と幼女がいた。

男と女は言い争いをしているようには見えなかった。

しかし女の方の顔を見ると辛そうだ。歪ませた顔が泣き出すように思えて、司は女の声を聞く羽目になるのかとウンザリした。

すると、男が女を抱き締めた。

そこで司は2人が男女の仲であることを知る。

しかし女はどう見ても遊女だ。

だったらこの男はこの女の間夫か?

間夫のくせに俺の用心棒をしてるのかよとイラっときた。

その時、

「紫陽姐さん、その人姐さんの間夫なの?」

隣にいた幼女が女に声をかけた。

「つ、つくし、違うわ。違う。この人は知り合いよ。遊女になる前の幼馴染なの。」

そう言いながら、女は男から離れた。

「紫陽(しな)って、お前のことかあじさい?」

「ええ。漢字の花を取ったの。・・もう行くわ。樹助も元気でね。」

男は女を引き止めようとした。が、しなかった。出来ないのだろう司はそう感じた。

ふと、司にある考えが浮かぶ。


ガサッ

「坊ちゃん!!・・こ、こちらにいらっしゃったのですか?」

「おめぇ、遊女と知り合いなのか?」

「・・・」

男は答えをあぐねている。つまり女に惚れているって訳だ。

「知らないわこんな男!つくし行くよっ。」

そう言って幼女の手を取り、女は踵を返そうとする。

幼女はそんな女を見て悲しそうだ。

「まて。」

司が声をかける。

女はビクッとなり止まるが背中を向けたまま振り向こうとしない。

肩が震える女を見て幼女が振り向き司を睨んだ。

「何よあんた。姐さんは知らないって言ってるでしょ。言葉も分からないのかバァーカ!」

突然喧嘩を吹っ掛けられた司は一瞬目を丸くするがすぐに気づき、

「あ?!なんだとてめぇ?ガキのくせに意気がってっじゃねーぞ。俺を誰だと思ってんだよ。」

「どっかの金持ちの馬鹿息子でしょ。金持ってますって格好して馬鹿丸出しじゃない。」

いくら江戸が泰平の世とはいえ、物盗りなどの物騒事はある訳で、つくしの指摘に司は閉口されられるが、

「るっせーよ。いいからおめぇは黙ってろ!おめぇに用はねぇんだよ。」

「おめぇじゃない。あたしはつくし!あたし達だって、あんたに用なんかない。」

ぎゃあぎゃあとわめく2人に男と女はどうしようと顔を見合わせる。

女は少し考えて、男に離れるよう促す。

しかし男は顎をしゃくられただけなので判断に困っていた。


「ああもううるせーガキだ。おいっおめぇ!」

司は用心棒の男に向かって声をかける。

「は、はい。」

「おめぇこの女と知り合いなんだろ。だったらこの女の店に通えや。」

***


ー数年後

秋の風が心地よく吹き、夜の帳の降りが早まった頃、

三味線の音色があちこちから聞こえ夜見世が始まっていく、

そんな中ある妓楼の張見世でひとりの女が姿を現わす。

そのことにその妓楼の女郎達も浮き足立ち、見世のなかでは三味線の音色も何とも楽しげだ。

それに気づいた客の男達もその女を見ようと店先に集まる。

それは店の外で客と一緒にいた他の妓楼の女郎ですら、客のことを忘れ辺りを見回すほどだ。

その女が誰なのかみんな知っていた。

その女はこの見世の女郎ではなかった。

もちろん他の見世のもだ。

というか女郎ではなかった。

しかし美しく着飾り隣に座っている太夫が霞むほどの存在感があった。

遊郭ではシビアな女の階級がある。

最上位の太夫から最下級の端女郎まで。

そんな中この位置に座る女がいることは普通に考えればあり得ないことなのだが、、

この妓楼においてはそうではなかった。

女が夜見世と同時に姿を見せて、一時間経とうとしたころ、客であろう男が見世の前にやって来る。

腕っぷしのありそうな男数人を引き連れて、、

男が見世の中に視線を移す。

男の目にはその女の姿しか映ってなかった。

女は周りの様子から男が来たことに気づいてはいたが、遊女になりきっていた。

それは気高く、それでいて気まぐれな様子だった。

遊郭は恋をする場所。

金を払い男か女を買う。

決して安い買い物ではない。

ならば女もその価値を保つ必要があったのだ。

チラッと女が男を見る。

男は口の端を上げ、頭を少し降る。

ーさぁ奥に行くぞ。

女は隣にいる太夫に下がる許しを得る。

太夫はどうしましょうかと少し戯けるものの男の気性を知るだけに、すぐに戯けもあっさり取りやめる。

女が見世からいなくなると、見世の前は騒めきだした。

この男と女が今夜はここで営むのかと皆が思っているのだ。

店の前の男衆は、あの男の女を一度は抱いてみたいと思う。

あの男が選んだ女。

太夫の側にいても見劣りしない。

髪の簪は大きくひとつだけ。

それなのにその簪がキラキラ光り女の色気を引き立てる。

そして店の外の女たちはその殆どが他の見世の女郎か新造なのだが、見世に入っていった男に心を奪われる。

なにせその男、用心棒を引き連れてはいるがかなり大柄な体格の上に、花魁にも負けぬほどの美貌の持ち主なのだ。

大柄な体格ということは、あちらのほうも凄いにちがいない。

遊郭の女にとって絶頂になることは妊娠しやすくなると信じられておりご法度なのだが、それでも絶頂することへの興味がないわけではない。

妊娠しないかもしれない。ならばあんな男に組み敷かれたいと思う気持ちも分からなくはない。

***


「ん、油を付けたのか?」

「うん。・・もう涼しくなっているし、この方が髪型がキマるのよ。」

どお?と女は戯けて見せる。

男はそんな女を愛おしそうな目で見つめる。

「あぁ、イカしてる。隣の紺野太夫にも引けを取らなかったぜ。」

あん。

男に首すじを舐められ女は声を出す。

その声はぷっくり膨れた唇から微かに漏れるほどで、余韻は消えるように小さい。

男は慣れた手つきで着物の帯を緩める。

そして女の視線を感じた。

うるうるとした目元に、少し開いた口元。

ー口付けが欲しいのか、、まぁ焦るなよ。夜はこれからだぜ。

クッと笑った後、着物の前から大きな手を滑りこませ、柔らかな膨らみを揉みしだく。親指で蕾を弾き、硬くなる様を楽しんだ。

女の表情はしょうがないなとの諦め笑いだ。男の掌の中で飛び跳ねる蕾を女は素直に感じる。


チクン

首すじに痛みを感じる。

ーああもうやられちゃった。やめてって言ったのに聞いたためしないんだから。

明日もまた女郎達に揶揄われるのかと女はうんざりする。が、この男が来ている以上当たり前っていえば当たり前だ。

むしろ痕がないほうが心配されて面倒であった。

しかしそんな男も女の言うことを全く聞かない訳ではない。

交わるまでに強引なことはしなかった。

女が着ている着物も行為で汚れぬよう、破れぬように慎重だった。

その代わり随分と焦らされる。

行為が長引けば女は身体の準備が出来てしまう。じんわりじんわり子宮の奥から痺れさせられ、いとも簡単に絶頂させられる。

女は女郎ではなかったが、妓楼で幼いころから育った。禿(かむろ)だったのだ。そのため交わる様子をずっと見てきた。

女郎が簡単に男にイカされるなど、下位に甘んじるだけだとの認識がある。

女郎の格好をしている以上、相手がこの男とはいえそう簡単に絶頂する訳にはいかなかった。

しかしこの男、この女を良く知っていた。

いくら女が抗おうと最後にはいつも意識を飛ばしていた。

そして今夜も、、

女を組み敷き、着物の前を開き自身の昂まりを見せつける。

「つくし、、」

名前を呼ぶのはそれを見ろと言うことだ。

これで今からお前を喰ってやると言いたいのだろう。

男は懐からてぬぐいを取り出し肩にかける。

女の足を膝を立てて開き、素早くてぬぐいを尻の下に敷く。

男なりの優しさに女も苦笑する。

が、そのまま秘部をひと撫でされ女の茂みをかき分けた後、

その手を自分の鼻先に当てる。

「たまんねぇな、、」

女の薫りに、男の昂りも激しくなる。

まだ入れてもないのにビクビク震えている。

その昂りを見て女は蜜が漏れ出す記憶が蘇る。

だが思い出さなくてもすでに下半身は冷やっとした感触がある。

身体の準備が出来てしまったことに、女郎失格だと嘆く。

はぁ。

「クッ、そう落ち込むな。おめぇは遊女じゃねーんだ。気にする必要ねぇだろ。」

「でも納得いかないのよ。ここで育ったのに、、あっ。」

ズブリと男が入ってくる。

ズズズズと中を進む。

男のモノは大きかった。

互いの秘部が完全に交わり、男は女を見下ろす。

顎をしゃくり、女は頷いた。

パンパンパンパン・・

「あっ、あっ、あっ、ああ、、」

パンパンパンパン・・

「ああ、あー、あん、あん、あっ、、あっ、、」

女は腰を捻ろうとする。

しかし男に腰を掴まれ、さらに持ち上げられる。

「ああん、、、ん、ん、ん、、」

なおも男に揺さぶられ、女は顔に力を入れ声を出すことを我慢する。

啼き声は女郎のテクニックのひとつだが、本気と演技の声は女郎にはお見通しだ。

女は啼かされていることを知られたくなかった。あまり意味がないが、それが彼女にとっての意地でもあった。

そんな女の表情も男には愛おしくてたまらない。


ー愛している。俺にはおめぇだけだ。だからさぁ、イッてくれよ。

つくし。


パンパンパンパンパンパン・・

「あっ、やっ、や、あーーー」



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どうでしたか?
雰囲気出てましたかね。
(⁎⁍̴̆~⁍̴̆⁎)

気に入ってくれると良いなぁ〜
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Re: No title

初コメントありがとうございます。

いやぁ、パラレルなつくつかを気に入ってもらえて嬉しいです。

このシリーズですが、また書こうと思ってます。

とはいえ、ショートにすると思うので飛ばし飛ばしで全体はみなさんで組み立ててねって感じになるでしょうか?

出会いの触りだけを書いたので、次はどこを書こうかなぁ〜

lemmmon
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