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一歩進んで立ち止まる12
2016-11-25-Fri
肉体労働はキツイけど体を動かすのは悪くなかった。

はじめは筋肉痛に慣れてなくてあんな酷い寝坊するなんて思わなかったけれど、
(起きたら5時間寝過ごしていた)
同じ失敗は二度としない。(次の日からは見覚まし時計を5つセットした)

***


滋は桜子に会った後、退職届を出して今はガソリンスタンドで働いている。

なぜ大河原興産の会長令嬢がガソリンスタンドにいるかと言うと、それはやはり滋でつくしがらみだった。

父と食事してから、司の調査書を受け取るまでの約ひと月滋は自分を変えようと考えていた。

秘書課にいて父の庇護のもとから飛び立ちたかった。

しかし目的が無くては父も納得しないだろう。

何をするか。そればかりを考えていた。



会社からの帰り道、信号待ちの車の中から滋は大河原のガソリンスタンドを見つけた。

そこに背のちいさな女性が元気いっぱいな声で給油を終えた車に向かって一礼していた。

滋はその女性から目が離せなかった。その時は車が発進してしまい見れなくなってしまったけれど、
次の日もそのガソリンスタンドを通りその女性を見ていた。
まだ10代だろうか若く高校生にも見えた。しかしこのご時世にガソリンスタンドで高校生が働けるだろうか?

毎日帰りの時間にそこで働く姿を見ていた。

休みの日はないんだろうか?アルバイトかな?それとも契約社員とか?
若く見えるけど20代なのかな、、

そのことが気になりつつ、自分は何をしようと考えた時ふと思い出した。

―雑草の親友は雑草でしょ。

ビールを飲みながらこのままではいたくないと思った時に出た言葉。



それからの行動は早かった。

父に退社の意向を伝え、ガソリンスタンドでアルバイトを始める事を伝えた。
自ら厳しい道に進むと敢えて肉体労働をすると。ずっとする訳ではない、厳しい環境を経験したいのだと。
ガソリンスタンドは自社の系列だから目の届く範囲にいるし大丈夫でしょと父を納得させた。

秘書課の皆は突然の退職に驚いたものの、滋の葛藤を知っているだけに反対はせずエールを送ってくれた。
秦野はやっとお守りが無くなって私も辞められるわと言ってはいたが寂しそうな顔をしてくれた。

そして今大河原のガソリンスタンドOGHE品川SSに働いている。
そして気になっていた子川口有紀奈とも仲良くなった。
公務員を目指し専門学校に通う20歳の子で、あとひと月で辞める予定らしい。
それは残念だけれど試験勉強に専念するというのだから引き留めるわけにもいかない。

―やっぱり思った通り似てるな。明るいとこ。声が大きいとこ。笑顔が真っすぐなとこ。

つくしの面影を見つけて有紀奈に近づいたのだけれど、有紀奈はつくしとは違う。でも有紀奈は有紀奈で滋に新たな道を示してくれた。

「滋さん免許ないなら取ったほうがいいですよ。」

「そう?」

「ガソリンスタンドを長く続けるつもりはなくても、足があると遠くに行けるじゃないですか。」

―遠く、、、

「有紀奈ちゃんは遠くってどこまで行ったの?」

「私は千葉の九十九里まで行きました。海にね行ったんです。」

楽しかった~と満面の笑みで話す有紀奈に滋は場所ではなく自分の可能性を感じていた。

―免許か。有紀奈ちゃんが辞めたら私も取ろう。

「そうね。私も取りに行こう。」

「おっ!やる気ですね。」

「まぁね~」

「遠くに免許を取りに行くって方法もありますよね。時間があればそれもいいかも。」

「何それ?」

「合宿免許て言うんです。旅行感覚で田舎に長期滞在して免許を取るんですよ。コンビニとかにパンフがありますよ。」

―遠くか、、でもつくし達のことが気になるからあまり遠くには行けないな。パパ、、父も心配して行動を制限してしまうかもしれないし。

「ふうん、、でも私にはちょっと無理かも。」

「そうです?」

「ん。過保護な両親でね。あまり冒険はできないのね。ま、出来ない事もないけど免許を取るなら近くでも出来るしね。」

「そっかぁ、、、」

有紀奈は残念そうだが、ただ遠いだけのところなら何度も行っている。

滋が求めているのは未知の経験だ。

自分を高め、自分に合った道を必ず見つけるとし滋は希望に満ちていた。


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Re:

> 屋敷に教官呼んで取らせたりして。

大丈夫。させないから。
( ̄+ー ̄)

> ガソリンスタンドって、免許ないと厳しいんですよね。 危険物Ⅲ種の。

私もそう思ったんだけど、『ガソリンスタンドの研修』でぐぐったらまずは簡単な給油や掃除からだって。
危険物の取り扱いの研修もちゃんとあるみたい。
また最初から車の知識を求めない場合もあるかもと思いお話を進めました。
今はセルフスタンドも増えましたよね。
私前いたとこでは近くのセルフで車検もオイル交換もそこでお願いしてました。

あまり知識のない業界なので、リアリティlemmmonですがドリーム入るかもしれません。

その時はあぁ力尽きたかと温かい目でみてやって下さい。
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