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スッピン4
2016-12-13-Tue
警護主任の高谷からSPの変装の許可は出たものの、つくしは悩んでいた。

どこへ行くかが決まって無かったのだ。

SPに変装することを思いついても、可能かどうかの疑問が先に頭を占めていたため行き先までは考えつかなかった。

買い物にするか、美術館にするか、、色々と考えたがどちらにしても訪問することを予告しておかなければ相手側にも迷惑がかかってしまう。
(つくしは警護訓練をすることで警護する側のことを考えてしまい、安易に言い出すことが出来なくなった)



そんな中秘書の岩元から連絡が入る。

「奥様午後から副社長が視察に参ります。

それに帯同するように仰せつかりました。」

「へっ?視察?!何で?あたしまだ公表されてないですよね。」

「道明寺夫人としてではありません。」

「へっ?、、、はっまさか!」

「そのまさかです。SPとして帯同しろとのことです。」

「なっ、、それって注目しませんか?司のSPに女性はいなかったですよね。」

「SPに限らず秘書にも女性を置いてません。奥様の仰るようにかなり異例なことかと思います。」

つくしは黙ってしまった。

昨日のことを思い出したからだ。


ーつかさめぇ~だから昨日SPの話をした時ニヤニヤしていたのか。

何が行きたいとこ早く決めろよ。高谷が気変わりする?あんたがあたしを連れ出すつもりだったんじゃない。



「奥様?」

岩元の問いかけにつくしはハッとして現実に戻ってくる。

「司はどういった理由を考えているんです?おかしいと思われるのは司だって分かってますよね。」

「はい。SPに女性を採用したからと言ってます。つまり奥様の存在を暗に匂わす狙いがあると。いきなり公表するよりも後からの理由付けにもなると言ってます。」

つくしはムウとなった。

ー言い訳の天才めぇ~

「いくらマスコミが騒ぐからってさぁ、、」

ブツブツ呟くつくしに岩元がまた爆弾を落とす。

「マスコミ向けだけではないようですよ。友人達に向けてもだそうです。」

「ゲェッ。」

思わず悪態をつくつくし。

F3のことをすっかり忘れていた。

ーっていうか司まだ言ってなかったのね。

そりゃそうか言ってたら邸に押しかけてくるだろうし、、


つくしはあの3人の対応が面倒くさくなっていた。

『俺ら親友じゃねぇの?水くせぇ、、』そんな言葉をかけられることが予想される。

そりゃつくしだって3人のことは友人だと思っている。

しかし西門美作に至っては司とのことを揶揄われたことが真っ先に思い出され、
(そういやあいつらのデートの相手にも睨まれたわ)

類に至っては近づき過ぎる距離をどうにかならないかと思っていた。

ーいきなり顔を近づけるのって普通ダメよね。顔の良さに誤魔化されているけど彼氏でもないのに失礼だわ。いや司でもダメだけど、、

司ならグーで反撃出来ても類には出来なかった。それは類に対して気を許していたからかも知れないが、歳を重ねたことでつくしは類がそれを知っててわざとやっていることに気づいていた。


ーつまりあたしは揶揄われていたのよね。
F3全員に。



F3へのムカつきが収まらないつくしは相変わらず黙っていた。

岩元は電話口だったのでその様子までは分からない。

「断りますか?奥様は気が向かないようですね。」

「あ、いいえ。そんなつもりでは、、

岩元さんは司の意図も分からなくはないんですよね?」

「そうですね。予防線はあって良いかと思います。」

「だったらSPとして帯同します。

それに司の言い方だと新人SPの研修のような感じにも聞こえました。

SP側としてもあたしが司の側にいたら警護しにくいでしょうし、あたしはSPの後方で参加する形を取ります。」


岩元は驚いた。その内容はまさに警護主任の高谷が言ったことだったからだ。

高谷は訓練時につくしにも説明していたと話していた。

つくしはSPと良好な信頼関係を作っているのだと理解した。


「分かりました。それでは昼前に迎えに参ります。」

「昼前?」

「ランチを、、、」

「あー、はい、はい。司の世話ですね。我儘坊ちゃん丸出しにしてるんでしょう。まったくしょうがないなぁ、、」

つくしの言葉に苦笑する岩元。しかしそれ以上は続けなかった。


***




岩元からの電話を切り準備に取り掛かるつくし。

SPとして帯同するならやはり服装は黒スーツだろう。
それもパンツスーツ。

ーサングラスとかかけるのかな?

確かテレビでSPの特集を見た時、SPの視線がバレないようにサングラスをかけるって言ってた。

つくしはクローゼットからサングラスを探し出す。

しかし女性用のサングラスはオシャレ重視でSPらしくない。

そこでつくしは司のクローゼットへ向かい、司のサングラスを手に取り幾つかかけてみた。


鏡の前でポーズを取ってみる。

「・・・・・・・・・・・」



中学生がコスプレをしているようで、逆に目立っているのではないかと思ってしまう。

ーあたし32歳なんだけどなぁ、、


「やめよ。」




迎えの時間になり邸の玄関前。

送迎車の横で岩元が立って待っていた。
(リムジンは使わない。というかリムジンに乗った女SPがいたら噂が立ってしまう)


つくしは岩元の側に来てSPの方を向く。

「サングラスってかけてないんですね。」

「?はい。日本ではかけることは少ないです。」

答えたSPは首を捻っている。

岩元はNY滞在があったから何となく分かってしまった。

つくしは付けていたら笑い者になってたなと安堵していた、、のだが、

車の中対面する岩元の表情が笑いを堪えていることで、バレていたことに気づいた。

「笑わないで下さい。」

「了解しました。、、ぷぷっ。」




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やはり現実路線。
つくしちゃんがお出かけすることでトラブルが、、なんて考えたんですがイマイチしっくり来なかった。
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Re:

私としては普通のラブコメ書いてるつもりよ?

でも、、書いてないか。

くどくど書いてるし、

ワンパターン嫌ってるから、驚かせたいと常に考えている。


まぁ、いいや。

我が道を行くです。

ついてきたい人は来れば?
↑クレヨンしんちゃん風に。

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