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スッピン10
2016-12-19-Mon
JFK国際空港に降り立つのは初めてじゃない。

前とは違い今度は道明寺の関係者としてだからVIP待遇なのかと思っていた。

そんなことをつくしは考えながら空港内を進んで行く。

しかしそのルートは従業員用のもので、すれ違う人は肌の色というよりも作業着を着た者だ。

そしてつくしもその格好をしている。

航空機内の清掃を担当する会社のユニフォームに着てご丁寧にネームプレートまで用意されていた。

***



遡ること数時間前、北アメリカ大陸の上空を飛行していた時岩元がつくしの座席の横に来て言い放った。

「奥様、空港に到着しましたら別行動になります。」

「あ、そうなんですか。」

「はい。僕たち一行が機内から降りた後ひとりでこちらでお待ち下さい。」

「へ?何故に??」

「副社長の渡米が漏れてます。空港にはマスコミ関係が押し寄せているようなので、奥様はそれを避けて空港を後にしてもらいます。」

「はぁ、、なるほど。」

「僕たちが降りた後に清掃業者が入ります。道明寺と専属契約をしている会社なので口は堅いです。

その者からユニフォームを受け取り着替えて機内から出て下さい。」

「なんか凄いですね。」

「こちらのマスコミ、、パパラッチという言葉はご存知でしょうか?彼らの執念は凄いですからね。裏をかくためにはこれくらいはしないと。」

「はぁ、、」


***


そんなこんなで司と機内で別れつくしは清掃業者という男性に付いて来ている。

中南米系の男性は40代らしく清掃業者というよりもSPのようだった。

しかし表情はSPらしくない。ニコニコしている訳ではないが険しいということもなく、また周りを警戒している様子もない。

そしてもう一人の女性。彼女は東洋人らしいが日本人ではない。韓国、中国だろうか?こちらはもっと年上で50代に見える。

パートのおばちゃんといった感じ。

空港の滑走路を移動するバスに乗り、ターミナルビルに行くのかと思えば、そこを素通りし空港の従業員用出口近くにある建物の前で停車した。

そこでバンに乗り換え敷地外へと移動する。

そこでつくしはハタと気付いた。

「あ、入国審査、、」

「大丈夫ですよ。」

おばちゃんに話しかけられ驚くつくし。なぜなら日本語で答えたからだ。

「道明寺様の関係者という事で身元保証人を立ててますから。」

「あ、なるほど、、」

つまりあたしがポカすればその身元保証人が責任を負うわけね。

国家と道明寺、、どっちもどっちだなぁと誰だか知らないが身元保証人の方に迷惑をかけてはいけないとつくしは強く思った。



それから空港を離れ市街地に入る途中、とあるビルの地下にバンは入る。

ここで降りるのかと思ったつくしだったが、しばらく停車した後またバンは発車した。そして入口とは別の出口から出たのだ。

なんだか物々しくてつくしはついて来たのは失敗だったかもと思えてしまった。

本当に道明寺邸へ着くのだろうか、そんなことさえ不安に思えて来た。


***


それから1時間ほどして着いた先はメープルNYだった。

「帽子を深く被って下さい。」

そう言っておばちゃんも帽子を直す。
つばの部分でおばちゃんの顔はよく見えなくなった。

つくしも同様にし、メープルの裏口から入る。

そしてまた通されたのは従業員のみ入れるエリア。

そしてロッカーへと通される。

「ここでメープルのユニフォームに着替えて下さい。その方が目立ちません。」

おばちゃんがメープルのユニフォームを従業員から受け取った段階でつくしはこのおばちゃんがパートではないことが分かった。

そしてもう一人もやはりSPなのかもしれないとも。


つくしが着替えた時、おばちゃんは戻ってきたのだがその格好はいかにもメープルの従業員しかも上の立場っぽかった。

ネームプレートを見るとチーフと書いてあった。

「だから日本語上手なんですね。」

「ふふ。恐れ入ります。」

「メープルではどのくらいなんですか?」

「25年働かせてもらってます。」

「そんなに長く、、」

おばちゃんの手にはトランシーバ?があった。

「ケイトさんと仰るんですね。」

「はい。韓国系アメリカ人です。」

ほほうとつくしがアメリカ人だったのかぁと思っていると、エレベーター前に到着する。

おばちゃんもといケイトさんとエレベーターに乗り込む。

ケイトさんが従業員用エレベーターを操作し、普段各駅停車と思われるエレベーターは緊急のランプが点灯し高速浮上して行く。

つくしは最上階に行くのかと何となく思っていた。

つくしの頭の中には司と合流するのだろうとかったからだ。

しかしエレベーターが到着すると、そこで待っていたのは秘書の岩元だった。

「あれ?岩元さんだけですか?」

「はい。僕だけです。」

「司がいると思ってました。」

「副社長は本社の方です。早く帰国したいようなので仕事を片付けろと西田さんに連れていかれました。」

「はは、なるほど。」

ケイトさんはここでお役ご免らしい。岩元さんに一礼してエレベーターを降りて行った。

つくしは岩元の後を付いて行く。

ここではメープルで宿泊するんだろうか?

そんな事を考えていた。

すると岩元はある部屋の前で足を止め、ルームキーを取り出しつくしを部屋へ案内した。

そして中にいた人物に声をかける。

「お待たせいたしました。奥様をお連れしました。」

「大丈夫よ。お久しぶりね。つくしさん。」



そこにいたのは司の母、道明寺楓だった。




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つくし一人での対面!
あり得ない?いやいや岩元さんもいますよー

ていうか☆lemmmonパスポート取ったことありません。つまり出国したことないんで、他の国へ入国もナシ。
知識としてはありますが、全く想像つかないのでこのお話はかーなーりードリーム入ってます。
悪しからずm(__)m
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