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スッピン12
2016-12-22-Thu
つくしは目立っていた。

本人もそのことは自覚していた。

それもこれもこの格好だ。

いかにもホテルマン(の女性版)という格好。しかもいつの?って感じ。どうみても最近見かけない形だ。



先日確かに仮装はした。

SPになってSPの中に紛れ世界が広がった。SPの事情も知ったしね。

でも目立つのはご法度なのよ。

SPの中ではあたしだとばれてないはず。その前に誰って感じなんだけど。その誰?状態貴重だから!



今は・・・・・

メープルNYのスタッフがちらちら見ている。

もちろんチーフのケイトさんが一緒だからすぐに視線は戻るけど、常に視界に入っている気がする。



「ここはラウンジです。」

「これ、増築したとかないですよね。」

「はい。創業当時のままです。」

「ケイトさんは他のホテルに行かれたことはありますか?」

「他の?ありますが、、」

「広すぎませんか?」

つくしがそう言うのも無理はない。ラウンジと紹介されたとこは何平米あるのだろう?
つくしは小学校の体育館よりずっと広いと思った。

「それが当ホテルの自慢です。」

「はぁ、、、」

つくしが苦笑いしているとつくし達を見つけた女性が近づいて来た。



「懐かしいわ。」

つくしとケイトは一礼をする。

「この服を見るのはいつぶりかしら?」

「そうですね。約20年近く前にはなると思います。」

40代半ばだろうか、上品な佇まいの女性はケイトさんも知っているらしい。とは言え知らなくてもこのような対応はするかもしれない。


「何かイベントでもあるのかしら?」

「あ、いいえ、、」

「実はこの方当ホテルと関わりのある方なのです。社長からの指示で着用しているのですが、どうせならホテルの中を見てみたいと。」

ケイトの説明につくしは焦った。

確かにその通りだ。その通りだけれども、この後のセリフは、、

「まぁ、どう言った方なのですか?」

キターーーーーーー

つくしは一瞬頭が真っ白になった。しかしすぐに気を取り直すと、とりあえず自爆だけはしないでおこうと笑ってごまかすことにした。

ニコニコニコ

「申し訳ありませんが、今はご紹介出来ません。」

ケイトの答えにその女性は一瞬考えた様子を見せ、すぐに相槌を打った。

「それではその時を待ちますね。楽しみだわ。」

つくしは背中に汗をかいていた。

ーどうしよう。思いっきり顔見られたよね。

意識過剰になっており早くこの場を立ち去りたかった。

というかこの服を脱ぎたかった。




次の案内へと移動する中つくしはケイトに話しかけた。

「ケイトさん、先ほどの服に着替えたいのですが、、」

「どうかしましたか?」

「なんだかこの服落ち着かないです。」

そう言うとケイトは感慨深げな表情をした。

「すいません。何でもないです。」

「あ、いいえ。着替えたいのでしたらそうしましょうか。」

「いいんですか?」

「ええ。というか、そう言ってもらえて少しホッとしてます。」

「どういうことです?」

「実は、、」


ケイトが言うにはこのユニフォームは特別な服らしい。通常の色とそう違わないけれど、その時の最優秀従業員にこのユニフォームが贈られ、皆これの着用を目指して切磋琢磨致したようだ。

つくしはメープルの歴史に触れ、思わず話に食いつく。

「特別な物なんですね。ケイトさんも着たことがありますか?」

チーフなのだからありそうだなとつくしは思ったのだが、

「いいえ。当時まだ私は新人でしたので一番の目標でした。着ることなくユニフォームが変わってしまい、この制度も無くなったんです。」

「え?無くなったんですか?勿体無いですね。」

「はい。でも無くなった経緯は皆のレベルが上がったからなんですよ。最優秀の評価を1人にすることが困難になりまして、それならばということで無くなったんです。それからしばらくしてユニフォームのデザインも変わりました。」

「そうなんですか、、」

そんな話をして着替えて、また見学に戻る。

つくしはケイトの表情が違っていることに気づいた。




***


それから小1時間ほどメープル内を見学したつくしはまた岩元と合流する。

今度の服装はビジネススーツだった。

「今日は着替えばっかりだなぁ、、」

「それは仕方ありません。この作業を怠ると後で辛い状況になるとも考えられますから。」

それは司の妻になったことがバレるからだろう。とはいえ、バレたらどうなるのかも良く分からない。

「バレたらどうなります?」

「追いかけ回されますね。」

「マスコミですね。」

頷く岩元。とはいえつくしを追いかけるのはマスコミだけではない。そのことはまだ知らぬ方が良いと判断した岩元は敢えて言わなかった。

「次はどちらに行きますか?」

「邸の方へ。奥様をお待ちになってる方がいらっしゃいます。」

「へっ?」

自分を待つ人。誰だろうとつくしは考えた。そしてハタとひとりの存在を思いつく。

ーそういやあの人ともずっと会ってない。

え?いつから会ってないっけ?

別れる前、、、会ってないわ。

大学の時、会った。大学2回生の時世田谷の邸であった。うん。憶えてる。

あれ?

そう言えば別れたときも何も言わなかったな。

何で?

あれ?

あたしもしかして、、、





つくしがそんなことを考えてモヤモヤしているうちに邸に到着した。


そして客間へと通される。

そこには女性がひとりつくしを待っていた。




「誰?」




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昨夜は寝落ちしました。
執筆しなくてはと布団から起きようと格闘して負けました。
夜の投稿でもいいかなぁと思いつつモチベーションが下がるのは嫌なので、なんとかした。
なったか?
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