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スッピン19
2017-01-09-Mon
あきらのパーティを襲撃した翌週、

つくしはスマホを見ていてそのパーティの記事を見つけた。

それを見つけた時はああ出たなくらいの気持ちで、記事を読んでもどこか冷静で、そんな自分に気付いた時だけ少し感情が動いたくらいだった。

つくしはスマホの中の自分が他人のように思えた。

今自分はここにいるのに、スマホの中にも自分がいる。

まるで幽体離脱でもしたような感じだ。

とはいえスマホの中の自分は過去の自分なので幽体離脱でもなんでもないのだけど、この自分は作られた自分だ。

道明寺夫人としてプロデュースされた自分。

よくこんな格好できたなと思う。

スカートを履いているからヌードではないと思うけれど、上半身だけを見ればヌードと思われても仕方ない。

胸のラインもたわんでいてブラをしてないことはバレバレだった。
(ブラトップで人前に出ることはなかったので、こんなに形が分かるとは知らなかった)

それでもヌードのインパクトはあまり無い。

それは隣に映っている男のせいだろう。

がっちりと自分の腰を抱き、柔らかい表情を見せる男。

自分のヌードよりも男の表情に目がいく。

男の目は愛しい者を見る目つきだった。

目は口ほどに物を言うとはこの事だろうか、、

つくしはスマホをタップして写真を拡大してみた。

画面いっぱいに表示される夫の顔。

いつも自分に向けられる顔だった。

とたんに襲われる不快な感情。

それに気付いてつくしは記事を閉じた。

そしてスマホを持つ手を下げ、天井を見上げる。

ため息をつき、その感情に支配されないようにした。

嫉妬したってしょうがないのだ。

夫が自分を愛しているのは良い事ではないか。

その表情を多くの人が目にするのは、夫が目立つ存在だから。

たとえ嫌だと叫んだところで変えられるものではない。

まぁ、そんなことをすれば夫は喜ぶかもしれない。狂喜乱舞して、、

そう思ったらつくしは笑えてきた。

その甲斐あって次第に落ち着いてきた。


スマホを置こうとするが、やはりメッセージのチェックだけはしようとまたスマホを開いて見る。

すると記事を読んだアプリが開いたままで、それがまた目に飛び込んできた。


「あ、西門さんだ。」






***


都内某所。


とある室内にて打ち合わせが行われていた。

飲料メーカーの担当者と広告代理店、そして男とその男の付き人が会議様に並べられた席に着席し、話し合っている。

打ち合わせと言っても企業側のプランを男に確認する意味合いが強く、男はそれに耳を傾けているだけだった。

もちろん意にそぐわなければ意見するつもりだったが、このメンバーでの打ち合わせは回を重ねており企業側は男の要求を理解していたため男が声を荒げることはなかった。

1時間にも満たない打ち合わせが終わり、談笑になる。

広告代理店の男が出版されたばかりの週刊誌の記事を話題にする。

「西門さんはこの女性を知ってますか?」

「ああ、知っている。最近も会った。」

「紹介されたんですね。その時は素顔だったんですか?」

総二郎は苦笑した。

紹介された訳ではない。お楽しみの所に押しかけ嫌な顔をされた。

そのせいか記事ではあきらに結婚披露宴の招待状を手渡したとあるにも関わらず、自分には未だ結婚の報告もない。

「素顔、、まぁあんなペイントはしてなかったな。」

「やっぱり綺麗な人なんですか?」

「そりゃそうでしょ。なんてたって道明寺さんが選んだ人なんだから。」

「そうだな。俺としたことが当たり前過ぎることを聞いたな。はは、、」

総二郎は答えなかった。

司が選ぶから美人なのが当たり前。

そんな世間の考えに同意するつもりもなかったからだ。

もちろんつくしが美人でないと言う訳ではない。

司と一緒にいるつくしは女の顔をしていて美しかった。

会わないうちに変わったこともあるだろう。

だがそんなつくしの容姿など、大した驚きではない。

要は司との関係性だ。

長く会っていなかったにも関わらず、再会したとたん寄り添える関係に感情を変化させられた。

「どうかしましたか?」

「いや、何でもない。」

「西門さんにも招待状は届いているんですか?」

「・・いやまだだ。」

「これからですか。残念だなぁ、、手元にあれば見たかった。」

「もらっても持ち歩きはしないでしょう。」

「そうか、そりゃそうだ。」

総二郎は場の雰囲気を変えないために合わせて笑う自分に嫌気がさすものの顔には出さなかった。

そんな総二郎を向かいに座る女は見ていたことに気付いてもいて、いつもより笑っていたかもしれない。

そんな時、着信に気付く。

手を上げ電話に出ることの失礼を詫びる。

総二郎は着信の相手を見て驚いた。

「もしもし。」

『あ、西門さん?あたしだけど今大丈夫?』

「おう、どうした?お前から電話って珍しいじゃねぇか。」

『本当そうだね。さっきスマホ見てたら“にしかど”の広告記事を見てさ。んで何、西門さんコンビニスィーツ手掛けてるの?全然知らなかったんだけど。』

総二郎は抹茶系飲料“にしかど”をプロデュースしていた。そのコラボ商品を某コンビニにて期間限定発売していたのだ。

「ああ、あれか。そうだな、お前達がバタバタしてたころだから知らないのも無理はないかもな。」

『そうなんだー ねぇ、あたしそれ食べたいんだけどあたし邸から出られないんだ。だから西門さん買ってきてよ。こないだろくに話も出来なかったしご馳走するよ。』

「はぁ?ご馳走だ?それってそのスィーツのことか?なんで俺がプロデュースしたのを馳走になるんだよ。しかも俺が買ってくるんだろ?」

『あはは、ダメ?まぁスィーツは欲しければ誰かに買わせるけど、、』

そう言われ総二郎はやっと彼女、つくしの意図に気付いた。

「そういうことか。じゃあ、買ってくるわ。いつがいい?」

『いつでも、と言いたいところだけど早い方がいいな。あたしは今日でも平気。』

「司は知ってるのか?」

『これから言うよ。でも邸で会うし、何も言わないと思うけどな。』

「そうか、、」

そう言ったところで総二郎は周りの視線に気付いた。これ以上電話で話すのはやめた方が良さそうだ。

「んじゃ、今夜そっちに顔出すわ。」

『ありがと。全種類買ってきてね。』

「全部かよ。」

『うん。だって期間限定なんでしょ。全部食べてみなきゃ。後悔しちゃいそうだもん。』


電話を切った総二郎にその場の面々は何か言いたげだったが、言えなかった。

いつもと違う総二郎の表情に話せなかったのだ。

総二郎の向かいに座る女は、女の直感からかこれが本来の総二郎だと思いはしたものの、若さ故の無謀な真似など出来まいと黙っていた。





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総二郎を登場させようと妄想スイッチを押したものの機能せず。
紙にプロットを書いてから執筆し始めたものの、やっちまいました。
記事削除。
萎えた、、萎えたよ、、
出だしだけなんとか記憶を辿ったけど、続かない。
6:00投稿諦めました。
公休日なので子ども見ながらポチポチしてとりあえずここまでをアップ。
残りは書き次第アップします。
定時投稿やめようかなとも考え中。
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