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スッピン21
2017-01-11-Wed
総二郎を邸に呼び出したその日の朝、

つくしはスマホで総二郎のコンビニスィーツを見つけ、単純に食べたいなぁと思っていた。

しかし司と入籍し道明寺夫人として表に出るまではむやみに邸を出られない。それはつくし自身も理解していた。

コンビニにふらりと立ち寄り、数あるコンビニスィーツの中からその日の気分にあったスィーツを選ぶ。

つい2ヶ月前までは当たり前の光景に、懐かしさも感じていた。



そんな中スマホがLINEメッセージを受信する。

類からだった。

週刊誌にあきらのパーティ襲撃が掲載された後なので、来たかと思った。

そしてむしろ遅すぎるくらいのこのタイミングに何かあるのではないかと深読みすらしていた。

LINEを開くとそこには、

“俺にも招待状ちょうだい。牧野から手渡して欲しいな。”

と、あった。




つくしは類の取る言動に違和感を覚えた。

そりゃあ、高校大学時代は親しかった。

F4の中でも距離は1番近かったかもしれない。

でも、類は彼氏じゃない。





学生の時は考えることもなかった。


だけど社会に出て、周りの恋愛事情が耳に入って来た。

恋愛トラブルは意外にも身近にある。

三角関係や不倫、片思いなのに彼女の様に振る舞うなど、道明寺ホールディングス(横浜支社)内でもあった。

何故そうなるのかつくしには理解出来なかったが、ことみをはじめ秘書課の先輩達が教えてくれた。

恋愛をするのは自然なこと。

でもそれが上手くいくのはとても難しい。

気持ちの向きを一方向にして、それが自分に返ってくるのは本当に奇跡なのだとさえ言われた。

自分が恋愛感情を持てば相手も持つとは限らない。

だから通じあった時はこれ以上の幸福など無いだろうと。

でも、

一度通じあったからといって、それが永劫な訳ではない。

人の感情は動く。

親、兄弟と言えど自分以外は他人。違う体と心だ。だから自分の気持ちはきちんと伝えなければ伝らないと。

恋人だってそうだ。

愛していると言う言葉もそうだが、言葉だけでは伝らないこともある。

恋愛は感情を惑わせる。

嫉妬や不安感は常につきまとう。

相手への愛情があればあるほど、その感情は負の方へと傾いてしまう。

つくしは自分がしっかりしていれば大丈夫なのではと反論するも、

そんな強い意志を持つ人間はいないと諭された。

もちろん強くなる時もある。

でも弱くなる時もあるのが人間ではないかと。

だから強くいられるために大切な人にはきちんと伝えなければならないと教えられた。



そして曖昧な態度を取ってはならないとも。

自分はそんなつもりもなくても相手は態度次第では勘違いしてしまう。

その最悪な歪んだ例がストーカーだ。




つくしは自分の恋愛に当てはめてみた。

4年間の遠距離恋愛。

もちろん司の事を信じていた。

F3も励ましてくれた。

でも心が弱くなった時もある。

そんな時いつも真っ先に気付いたのは類だ。



曖昧な態度、、、




つくしはことみに聞いてみた。

友だちの話として。

ことみはその女の子の事を分かる男の子は、その女の子の事が好きだよと言った。

気持ちが分かるくらい見ているから分かるんだよと。



確か類は司がNYに行ってからはアパートへも良く来るようになった。

他人に関心がないのにパパや進とも仲良くなっていた。


つくしは類の気持ちを認識した。




そしてことみにまた聞いた。

その女の子はその男の子にどう接したらいいのかと。

ことみは彼氏でないなら、はっきりと想いを受け止めれないという態度が必要だと言った。でなければ本当の彼氏を傷つけると。

それか彼氏は勘違いして去ってしまうとも。




つくしは司ならば自分からは離れないと思った。

類が相手であっても諦めないと。

それは司の真っ直ぐな気持ちを知っているから。

もちろん類が真剣でない訳ではない。



でも自分の心は司のことでいっぱいだ。

司に去られたらどうなるか分かっていた。





二人とも自分にとっては大切な人だ。

でも二人と恋愛は出来ない。

二人をひとりに選べないならば、二人とも選ばないだろう。

自分はそんな人間だ。

ならば、、、




つくしは類ときちんと距離を置こうと思った。


そして司のことをもっと良く見ようと。




入社してすぐ秘書課の先輩はこうも言った。

男の人はプライドが高い、自分の弱みを見せようとしないと。

でも求める。

恋人や妻、、それが無理ならは愛人に。

弱さを悟り、言わずにいて欲しいと。

弱さに男も女もない。




なぜそんなことを先輩が知っているのか聞いてみた。

先輩は当時30代前半だった。

すると婚活をしていて、セミナーで聞いたと言う。

道明寺ホールディングスに勤めていて、男性同様仕事をバリバリやっていた。

恋愛に見向きもしなかった訳じゃない。

でも同僚からは相手にされなかった。

それで登録した結婚相談所。

必要ないと思いつつ幾つかのセミナーを受講した。

同僚に相手にされない理由を知った時は涙が出たそうだ。

今までの自分を否定するのは難しいと言ってた。

でも人恋しい。

誰か自分だけの温もりが欲しいと。

『だから諦めずに自分磨きの最中よ』と言った顔は可愛いかった。



そしてこうも言った。

『牧野ちゃんは私とおんなじ事しちゃダメよ。』とも。







つくしは類にメッセージを返信した。

“今日はお客様が来るから難しいよ。”


すぐに既読がつく。


メッセージが表示された。

“じゃあ明日は?”


つくしはため息をつく。


“明後日なら。”



“了解。昼間に行くね。”



たった1日など時間稼ぎにもならない。

つくしの手からスマホが落ちそうになり、慌てて拾い直す。

スマホの画面を見て、総二郎を思い出した。

「コンビニスィーツ持って来させよう。
西門さんから何か聞き出せるかも。」






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他の二次ではほとんど見ないつくしへの恋愛談議。
確かにつくしは恋愛下級者だけど、頭が良くて人に好かれるよね。
ならば女子トークの中でつくしの恋愛ダメっぷりが露わになり、教え世話焼かれることもあるのでは?
そんな疑問をいつも持ってました。
鈍感故に司と類を両手に持ってしまうつくし。そんなつくしを変えたかったんです。
受け入れられないかなぁ?



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Re:

コメントありがとうございます。

類がストーカー気質と読み取ってしまいましたか?そんな意図はなかったです。

ストーカーは曖昧な態度を取ったときの例えだったのですが、そうでなくてもストーカーに発展する時もありますね。
うーん、、失敗かな。

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