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スッピン22
2017-01-12-Thu
つくしは朝からエステを受けていた。

珍しく自分から使用人に命じたため、受けた使用人は驚いていた。

フェイスやボディなどを合計3時間みっちり受けた。

エステが終わり、ティタイムを取るように使用人から促されつくしはバスローブのまま、ソファでくつろいでいた。



コンコン

「はい。」

「岩元です。入って宜しいでしょうか?」

「どうぞ。」

カチャ

「見苦しい格好ですみません。」

「いえ、どうかなさったのですか?」

岩元にエステを受けた理由を聞かれつくしは長く息をはいた。

「午後に友人が訪ねて来ます。それで、、気持ちを高めています。」

「・・・どなたですか?」

「花沢類よ。」

岩元はつくしの意図を理解した。

先日自分が不在の時にも訪問があり、その後つくしはかなり疲労困憊していたと執事から聞いていた。

つまりこれは身だしなみではなく、戦闘準備なのだと。

「僕も同席しても宜しいですか?」

「ぜひお願いします。」

そう言ってニコッと笑うつくし。

「服装はどうするんですか?」

「そうね、、、選んでもらっていいですか?クローゼットの中にも沢山あるから。」

「お任せ下さい。」

つくしはティーカップを手に取った。

湯気のたったティーカップに息を吹き、コクリと一口飲む。

「花沢様はどう言ったご用件なのですか?」

「招待状を手渡しで欲しいみたい。」

岩元は眉根を寄せる。

「しかし奥様、招待状は、、」

「ん。司から聞いた。郵送で送ったからもう届いているはずだって。届いているのに連絡はないの。だから付けた理由じゃないのかな?」

「左様ですか。」

「気合い入れないとな、、、でないと類にまた流されてしまう。」

ボソッと呟いたつくし。

その表情はまるでリングに上がる前のボクサーの様だ。

岩元はあることを思いついた。







岩元の選んだワンピースを着て、つくしはメイクを施されている。

岩元の見立てにつくしは満足していた。

そのワンピースは袖の部分が着物様に膨らみ、胸元は深すぎないが少し開いていて、ハイウエストのフォーマルなロングスカートだった。


メイクの際、つくしは少し濃い目になるように伝えた。

しかし仕上がったメイクは左瞼に蝶のペイントをしてあるものだった。

「これ、、」

「このほうが気合いも入るかと。」

「ありがとうございます。」


そうしてネックレスを付けようとして、

「これですか?」

「ええ、今日は首元をシンプルで痣を見せる方が良いかと。」

岩元が選んだのはシンプルな黒のチョーカー。

そして赤い痣は昨日付けられたばかりだ。

胸元で隠れた様にも思えたが、隠しきれていないらしい。

つくし自身昨夜は司に付けるなとは言わなかった。

言う必要がないと思ったからだ。

つくしは鏡の前に立ち、自分の姿を見た。

その姿は先日の道明寺夫人の仮面を着けていた。

つくしはスイッチが入ったように思った。





それから小1時間ほど経ち類の訪問が伝えられた。



部屋を出る前にもう一度鏡の前に立ち、廊下を進む。


すると、部屋を出てすぐ岩元がSPを従え立っていた。


何事だろうと不思議がるつくしに岩元はある物を渡す。

「これ、、、」

「思いっきり打って下さい。」

「奥様、脚を踏ん張り、腰に体重を乗せるのがポイントです。」

SPはかなり具体的に助言した。

つくしはクスッと笑い、

両腕にグローブをはめた。


ボンッ


グローブをSPに渡し、つくしは廊下を進んで行った。

岩元はSPと目配せをしている。



つくし達が部屋に入り、部屋前を担当するSPがバッグとグローブを持つSPに声をかける。

「どうだった?」

「衰えてないよ。あのステップも当時と変わらない、、いや、当時よりも重いかもしれないな。」

「気合いが違うってか?」

「違うな。とはいえ、(当時)受けたのは司様だ。実際のパンチは分からないけど、司様が惚れるはずだよ。」

この二人のSPは高校時代つくしが司を殴るところを見ていた。

体格の良いSP。

つくしのパンチで揺れることは無かったが、その力は伝わっていた。バッグ越しでも分かるその真っ直ぐな力。

それは道明寺家に必要なものだった。





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類とのバトル前。つくしは類と距離を取ろうとするも、類との間にある力関係をネックに思ってます。
司とはそんな風に思わないんだろうけどね。
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