甘さとスッぱさと ... 素肌にシャツを着て20
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素肌にシャツを着て20
2016-09-06-Tue
司の態度は、真剣そのものだった。

「本気?」

「おう。」

そう答えて、司は酒を飲もうとするが、総二郎がそのグラスを取り上げる。

「言ってること、めちゃくちゃだぜ。俺らだって、牧野を傷つけると分かっててやってるお前が分かんねーよ。」

総二郎も、苛立ちを隠せない。

司は、三人を真っ直ぐ見て続けた。

「派閥の関係だけで、牧野を帰国の理由にしたなら、こっちで会ったりしねぇよ。別れて、突き放すつもりなら会う必要ねぇだろ。」

「「「・・・・・・・」」」

三人は、黙ったままだ。

「高校んとき、俺らどれ位付き合ってた?」

逆に司が聞いてきた。

「は?」

「高校んときよ。俺と牧野が付き合って、俺がNY行くまで。」

「2ヶ月か?」

あきらが答える。

「実質ひと月もねぇよ。」

そう言って司は、不満気な顔をする。

「NY行く前は、本気で4年間で牧野を迎えに行くつもりだった。あいつがいたから、俺は必死だった。だけどよ、2年くらい経ってか?  周りが見えてきた。道明寺をてめぇのものにするのに4年間、ありえねぇだろ! 状況も最悪だ! くそッ親父の奴、てめぇの会社ちゃんと見てたのかよって、後始末されるたー思わなかったぜ。」

*******


三人は、司の苦悩を知った。だが、まだ納得出来ないでいた。

立ち上がっていた類もソファーに座り、司の話に耳を傾ける。

「それからはこの状況をどうやっていくか、大学と会社を行き来しながら考えていた。牧野はぜってーに、奴らの駒になんかさせねー、、だが、奴らは牧野が俺の弱点ということも知っている。牧野と別れたところでも、利用されることも考えた。」

その言葉に、三人はハッとする。

「そうか。そりゃ、そうだよな。」

「ヤベー司を変えた牧野を知ってるんだ。司が牧野を執着するだろうって、確かに思うわ。」

黙って聞いてた類が、酒を一気に煽った。

「それで、司はどうするの?」

*******


司の話に、三人は一応の納得を見せた。

だが、
「俺が牧野を口説くっては考えなかったんだ?」

類が聞くと、

「フッ。口説きたけりゃー、口説けよ。俺は、牧野が俺以外の男に惚れるような、中途半端な愛し方はしてねぇよ。」

司は、司らしい俺様な表情で言い切った。

「ぷっ、ハハハハハハ…」

類は大声で笑い出した。

「どうだかねー  アッサリ振られると思うよ。司だもん。」

「なんだと?」

青筋を浮かべ、司が極悪顔になる。

「まぁな、なんてたって類は、牧野の初恋の相手だし。」

「身体の一部とかも言ってなかったか?」

類の言葉に、総二郎とあきらも同調する。

司は、口角をヒクヒクさせ今にも爆発しそうだ。

「おー、やっといつもの司だ。」

「らしくなかったぜ、さっきまでのお
前。」

「これ位言わなきゃね。俺らもやってらんないよ。」

とたんに、四人の空気は穏やかに変わる。

「ま、俺らもとりあえず静観するわ。俺らだって、ジュニアとは言えまだ力無いしな。」

「ああ。」

「牧野が、牧野らしくいられるなら、我慢するしかないか。」

そう言って、類は寂しさを隠さなかった。


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第ニ章言いたくなければ言わないで① cm(2) tb(0)
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Re:

分かってくれて嬉しいなぁ。

そうなんです。

つくしは、逃げてばかりじゃないの。

まぁ私のお話でも、逃げるように見えるけどそうなる過程をちゃんと書きたいと思って。

作者はつくしLoveだから、つくしをただ美化はしませんよ。

読んでいる人にも共感できるようにしたいと思ってます。

出来るかは未定☆

lemmmon
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