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スッピン33
2017-01-23-Mon
中央ステージで新郎とくまさんが抱き合っていると、新婦が登場した反対側に光の筒が降りてきた。


しかしその光の筒は先ほどよりも大きく中々その光の筒は消えない。


ようやく光が消えると、中からある人物が姿を現した。


その子達は7歳くらいだろうか、天使の姿をした男の子と女の子が手を繋ぎ、新郎新婦のところへは駆け足で進んで行く。


巨大スクリーンに映し出されたその男の子はくるくる頭をしてかなりの美少年で、女の子の方も大きな目をした黒髪の可愛い少女だった。


新郎新婦には子どもがいたのかと騒つく客席。しかし新郎には前妻がいたのでその疑問はすぐに演出と理解される。(男の子が可愛いタイプの美少年だったことも一因かもしれない)



そして中央ステージに天使の子ども達が到着すると、2人は声を揃えて言った。


「「結婚するのはあなたたちですか?」」


新郎新婦は顔を見合わせ、頷き応えた。


「「はい、私達です。」」


それを聞き天使の子ども達もまた応えた。
その言い方はまさにお遊戯会。沢山練習したのだろう、招待客の目は子ども達を見守る目になっていた。


「そ「それでは、結婚の、誓約をして下さい。」」


新郎は新婦に手を差し伸べた。

新婦もまた新郎を見て、その手を取る。


新郎と左手と新郎の右手を前に突き出し、新郎新婦は結婚の誓約を行う。


「「私達は本日結婚を誓います。」」


「私道明寺司は牧野つくしさんを妻とし、彼女に尊敬されるよう精進し、多くの幸せを一身に受けたいと思います。」

「私牧野つくしは道明寺司さんを夫とし、彼が道を外さないよう監視し、顔が緩む程の幸せを与えたいと思います。」


「「平成○○年7月○日、新郎道明寺司」新婦牧野つくし。」



良く聞けば誓約の言葉に違和感を覚えるところだが、参加していた招待客は殆どが人前式未経験者であったため聞き流された。
とはいえきちんと理解し笑いを堪えている招待客もいた。



天使の子ども達は繋いだ手を上にあげる。


すると真上から沢山の風船が降りてきた。

白とピンクと黄色の風船の中に、二つ気球状に籠が下げられた風船が降りてくる。

天使の子ども達はそれぞれそれらをステージに降りる前に受け取り、籠を風船から外すとまた新郎新婦に言った。


「「それでは、指輪の交換をして下さい。」」


新郎は女の子から指輪を受け取り、新婦に指輪をはめた。

そして新婦も男の子から指輪を受け取り、新郎に指輪をはめる。



「「それでは、誓いのキスをして下さい。」」


天使の子ども達の指示に新郎新婦は従いキスをする。

いや従ったのは新郎だけだ。

新婦は天使の前なので新郎が誓いに相応しいキスをした事に満足していた。



すると天使の子ども達の後ろで控えていた従者のひとりが男の子にある物を手渡す。
(従者は3人いた。皆大人の女性)



男の子は受け取ったそれを開き、女の子と180度回して上下の向きを変えてから新郎新婦に差し出した。


「「それでは、結婚誓約書にサインをして下さい。」」


新郎がその誓約書を受け取り、サインをする。
(誓約書を書く台は新郎がステージに立つ時からあった)

そして新婦もこれに続いた。



「「誓約書を書いたら、見せて下さい。」」


新郎は新婦の肩を抱き、誓約書を新婦と一緒に持った。

巨大スクリーンにその姿が映し出される。

道明寺司のサインと牧野つくしのサイン。
文字も性格を表しているようで、司の字は大きく力強かった。つくしの字は丁寧だがやや小さく、司の字と比べるとその小ささが際立ってしまった。
(なので少し反省したつくしだった)


会場が拍手に包まれる中、

天使の女の子が男の子にツンツンと合図をした。

男の子は何と不思議そうな顔だ。

女の子は誓約書を指差し、何かを訴えている。

それでようやく気付いた男の子、慌てたため丁寧語が崩れてしまった。


「そーだ。スタンプを集めるんだった。」

丁寧語でないことに驚く女の子。

「あのねー、テーブルにシートがあるでしょ。それにスタンプを押して欲しいんだ。それを集めて、えっと木にするの。」

招待客に向かって話す男の子。

それで騒つく招待客達。

見かねた女の子が、大きな声で言った。

「誓約書をウェディングツリーにしたいので、皆さんテーブルにあるシートにスタンプを押して下さい。従者のお姉さん達が集めますのでお願いします。」


この年代の子ども達は、女の子の方が成長が早い。つまりませているのだ。天使役の女の子は男の子を睨み付けていた。



そして会場内に現れた従者達。

彼女達も道明寺邸の使用人達だ。

各テーブルを周り、スタンプの押されたシートを集めて行く。



天使役の子ども達を見た新郎は、マイクを取った。
(台に設置されていた物)

それを見て子ども達もハッとするが、新郎に微笑まれ黙っていた。



「皆さま、天使からもあったようにぜひシートにスタンプを押して下さい。そのスタンプを集め、誓約書の枝を大きな木としたいのです。その葉の数で皆さまからの承認とさせて頂こうと考えてます。」


新郎の声はどこか懇願にも聞こえた。

新郎の性格を考えればこの招待客の承認などまどろっこしいかもしれない。

しかし人前結婚式をやると決めたのは新婦の為。

一般に広がりつつある人前式をすることで、セレブになっても新婦らしさを持ち続けて欲しい現れかもしれない。

まぁ、要するに多くの人に承認されればつくしが喜ぶに違いないと思ったからだ。



「それから私からひとつお詫びがございます。皆さまに新婦を紹介すると言っておきながら、新婦の父の言葉に感動してそれを頭から抜け落としてしまいました。そしてそれに気づかぬまま式に移行してしまいました。本当にすみませんでした。」


頭を下げる新郎。

普段の新郎を知る者からすれば驚きだろう。

しかしそれもこの披露宴を進めた中では驚きはそう大きくなかった。


「改めて新婦を紹介します。妻のつくしです。彼女は私の初恋の相手で、、、私の原動力です。」


静まりかえる会場内。

それもすぐにうちやぶられる、、



天使達によって。




従者(道明寺邸の使用人)が集めたシートを受け取った男の子は、新郎新婦からも誓約書を受け取りステージ上に座りそれをひろげ、シートを貼っていったのだ。

無我夢中でシートを貼っていく男の子。

シートが重なりそれを女の子に諌められる。シートを貼りながらもケンカをする天使達。


だがそれに苦言を指す者はいなかった。


新郎新婦が暖かく見守っていたからかもしれない。

彼らは、自分達のような(ケンカをする)天使達に互いの愛情を感じ合っていた。




出来たと誓約書を高く掲げる男の子。

シートの貼り方は歪だったけれど、そこにはたくさんの葉をつけた木が描かれていた。


その誓約書を再び受け取る新郎新婦。


すると会場の日本武道館の観客席から歌声が聞こえてきた。


その歌はウェディングの定番ソング。

誰でも知っている歌を客席のエキストラが大合唱している。


階下の招待客も口ずさみ、会場内は大きな歌声に包まれた。




「ありがとうございます。私達未熟ながらも精一杯精進して参りたいと思います。皆さま本日は私達の結婚の承認に立ち会って下さり誠にありがとうございました。」


新郎は誓約書を高らかに掲げ、新婦を抱きしめる。


歌声が続く中司とつくしの人前結婚式と披露宴は閉じられるのだった。





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ウェディングソングは特定出来なかった。色々ありすぎるんだよー

あ、つくしパパはいつの間にかフェードアウトしてます。
天使が到着する少し前かな?

エキストラも無難過ぎ?
リング(鈴)とか持たせようとしたけど、人数が多かった。

散りばめたネタ回収仕切れてない。
でも限界だー
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