甘さとスッぱさと ... 花街に護られてー司の決断・後編ー
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花街に護られてー司の決断・後編ー
2017-02-01-Wed
つかつくファンにはドギツイ内容になってます。
ダメと思われる方も多いかも。
つくし以外はダメと言う方はここで止めて下さい。
一応ハピエンです。



江戸時代を背景にお話を書いてます。
時代的な言葉や名称などは詳しくないので現代風に置き換えてます。
それでも明らかに違うようにはしてません。
細かい矛盾点などあるかと思いますが、目を瞑ってお付き合い下さい。
ダメなら進まないでね。









つくしは司が言った言葉に激しく動揺した。

先ほどはやらないと言ったはずなのに、何故と、、

でもつくしが何かを言える立場ではない。


堪えたはずの涙が頬を伝う。


つくしは屏風の陰で袖を噛み必死で嗚咽を堪えていた。




「夜まで待てねぇ、今からでもいいだろ。」

「待てねぇって、せっかちねぇ。同衾は子の刻を過ぎてからなのよ。遊女にも支度ってモンがあるし。」

「支度?脱ぎゃあ良いだけじゃねぇのかよ。」

「分かっちゃいないねぇ、、ここは交わるだけの処じゃないんだよ。色恋を楽しむ処なの。ただ、やりたけりゃ門の外で(夜)鷹でも湯女でも買えばいいじゃないか。」

「チッ。」

「じゃあ、酒でも汲みましょうか。・・それとも茶の方が良いかしら?」

「・・言ってくれるな。茶を持って来たらぶっ掛けてやる。」


ふふふと笑う紫陽。そして真顔になり声をかける。


「つくし、酒を持っておいで。そうね、つまみもね。・・・良いでやんしょ。」


ニヤリと司を見る紫陽。その様子は楽しんでいる様だった。


「・・・・はい。」


小さな声でつくしは返事を残し、部屋を出て行った。


廊下を歩く音に耳を傾け、その音が聞こえなくなり司は不満の声を出す。



「どういうつもりだ。見極めならあいつに見せる必死はねぇだろうがよ。」

「大有りよ。あの娘はあんたに惚れてる。捨てられた時の事も考えなきゃ。」

「・・捨てるだと?!、、何言ってやがる。」


ギリギリと歯を食いしばり、紫陽を睨みつける司。


そう、司が紫陽を抱くのは紫陽からの要求だった。

司は紫陽につくしを身請けしたいと言って来たのだ。もちろん見世の女将にも申し出る。しかし禿のつくしをずっと世話してきたのはこの紫陽だ。だから司は紫陽の了承を得たかったのだ。

そんな司の事を紫陽は見極めようとしていた。

司が女に興味の無い事は知っていた。

だが、それは女を知らないからかもしれない。

女を知ったら飽きたとすぐにつくしを捨てるなんて事もあるかもしれない。

紫陽はそれを見極めようとしたのだ。



しばらくしてつくしが戻ってきた。

紫陽は司に酒を飲ませ、酔わせるつもりだった。

けらけらと紫陽の笑い声が部屋に響く。

楽しげな紫陽の姿。いつもはそんな紫陽を見て安堵するつくしだったが、この時は張り裂けそうな胸をずっと抑えていた。


外から鐘の音が響き渡り、見世の外の提灯も明かりを消されていく。


紫陽は同衾のため寝巻きに着替えに部屋を出ようとして、つくしの腕を引いて出た。



「つくし、良く見ておくんだ。あんたが惚れた男があたしを抱くところを。」

「姐さん、、」


つくしの目は真っ赤に染まっていた。

つくしが泣いている事は紫陽も司も気付いていた。


「いいかい。あの坊ちゃんは女を知らない。知ったらどうなるか見極める必要がある。・・・そうでないと傷付くのはあんただからね。」


その言葉にようやく紫陽の方から同衾を言って出た事を知るつくし。

自分が傷付かない様に、自ら身体を呈しているのだと。


「姐さん、、」


ひっくひっくと泣くつくし。紫陽とてつくしが憎くてやっている訳ではない。


「これくらいで泣くんじゃないよ。そんなんじゃ、遊女としてやってらんないよ。もっと強くならないと。あんたがあたしの為に腹を立てている事は知ってる。だからあたしもあんたの為に腹を立てただけだからさ。」


そう言ってつくしの涙を拭った紫陽。

つくしは紫陽に何も言えなかった。





屏風の向こう側では、司と紫陽が組み敷いていた。

一月の寒い夜、着物を脱ぐ事はない。帯を緩めて前を肌けるだけだ。

つくしにはぼそぼそとしか声は聞こえなかった。

しかししばらくして、


「ああん、あん、あん、あっ、あっ、、いい!いいよ。もっと突いておくれ。」


紫陽の艶んだ声がつくしの耳に飛び込んで来た。

それに思わず耳を塞ぐつくし。

だが、先ほどの紫陽の言葉が頭を過る。

『良くお聞き、、見極めるんだ。』


つくしはゆっくり手を耳から離した。


「あっ、あっ、あっ、、あっ、、はぁん、、あん、あぁーーん、あぁん、、」


紫陽の声に枯れたと思った涙がまた溢れてくる。

つくしはいかに自分が司に惚れているのかを知った。

そして、この先自分が遊女になると言う事も。



遊女になるためにはこの涙は今枯らしておかなければならない。

紫陽はそう言いたいのだとつくしは思った。



つくしには紫陽の声が長く聞こえた。

やっと声が止んだと思ったら、


「あっ、あっ、あーーーーーーっ、、」


突然紫陽の絶叫が聞こえ、


「つくし!茶碗持ってこい!」


続けて司の怒声も聞こえる。

何が何だか分からないつくし。


「早くしろ!つくし!」


司に急かされ、つくしは側にあった茶碗を持って行った。
(酒を汲んだ時のつまみの茶碗が下げられずに残っていたのだ)


つくしが二人の側に来ると、司はつくしの手を取り紫陽から引き抜いた自身をつくしの手に握りせる。


驚くつくしをよそに、司はつくしの手を使ってしごき、一気につくしめがけて精を解放した。



つくしを見て身震いする司、

そして精をかけられ呆然とするつくし。



そんな二人を見ていた紫陽がゆらりと身体を起こす。


「やってくれるわねぇ、、大したモンだわ。」

「え?」


つくしは訳が分からない。紫陽と司の顔を交互に見てしまう。


「ケッ。たりめーだろうが。惚れた女じゃなきゃ立たねぇっつっただろーが。こいつの身体を想像して立ったんだ。てめぇの中に出す訳ねぇだろーがよ。」


司は額に青筋を立てて息巻いている。

さっきまでの光悦の顔はもうどこかへ行ってしまったようだ。


「ふぅ。やんなっちゃう。そこまで本気な訳か。やれやれ、、でも認めたくないなぁ、、」

「あ?何だと。約束が違ぇじゃねーか。おめぇをイカせたらこいつを身請けさせる約束だろーがよぉ。」

「へ?身請け?」


そこではじめてつくしは身請け話を知る。


「この坊ちゃんね、あんたを身請けしたいんだって。他の男に抱かせるつもりはないらしいわよ。」


肘で頭を支え、横を向きながらも腰に手を投げ色気を振りまく紫陽。肌蹴た着物からはしなやかな脚が惜しげも無く晒されている。

だが、そんな紫陽の事など司にはどうでも良いようだ。

身請けの事を知ったつくしの事を真っ直ぐ射抜く様な視線で捉えている。


「そう言う事だ。俺はお前を身請けする。お前は俺の女だ。」


真っ直ぐな司の視線に動けなくなるつくし。先ほどとは違う涙が頬を伝う。

そんなつくしの涙を司は大きな手で拭い、

唇を重ねてきた。


ゆっくりと押し付けられる唇、、

頬を包む手は暖かかった。



つくしは司の着物を掴もうと手を伸ばす。

それに気付いた司がつくしを押し倒し、口付けをもっと深めていく。

つくしに跨る司を紫陽は暖かく見ていた。

しかしつくしが押しのけ様としているのに気付き、後ろから司を強く引っ張った。


「ちょっと、良い気になるな。まだつくしは水揚げ前なのよ。」

「邪魔すんじゃねーよ。俺が身請けするっつったじゃねーか。」

「はぁ、そんなのは身請けしてから言いなさい。・・って、ちょっとこら、何よそのブツは!あたしでは全然立たなかったのに、つくしだったらそんなになる訳?!」

「当たりめぇだろうが、、惚れた女に立つっつっただろうが、、何遍言わせんだよ。」

「つ、つかさどいてよ。」


小さくつくしが訴える。が、司は聞く耳持たない。


「どく訳ねぇだろ。まだ喰わせろよ。」


そう言ってつくしの唇を喰らいつくように貪る司。

つくしの腹には硬いモノが当たっていて、つくしはどうすれば良いのか分からなかった。


中々退かない司に紫陽が業を煮やす。

司の脇腹を思いっきり蹴り飛ばし、つくしから離した。


「てめぇ、、、」


額の青筋もさることながら、つくしにはおっ立てたそのブツも凶暴に見えてきた。

本当にこの男に惚れて居るんだろうかとつくしは自分に投げかけた。

そんなつくしを見て司は頭を掻くが月代になった頭はただ指を滑らすだけだった。

それに悪態をつく司。

そんな司を見てつくしはやっぱり惚れてるなと自分を呆れかえる。



「さてと、とりあえず寝ましょうかね。流石に眠くなったわ。明日もあるんだし、あんた達の相手なんて続けてらんないわ。」

「そうだな。おい、つくし寝るぞ。」

「え、、でも、あんたは姐さんを買ったんでしょ。」

「俺にこの女と寝ろって言うのか?」

「こら、、」

「あ、あたしはみんなのとこに行くよ。ここには布団も無いし。」

「あるじゃねぇか。」

「これはあたしの!」

「そうだよ。姐さんのだよ。」

「チッ。しゃあねぇな。じゃあ向こうで寝るか。」

「「はぁ?!」」


新造達の処に本気で行こうとする司。そんな事紫陽の面目にかけてもさせられる訳がない。

仕方なくつくしは布団を取ってきて部屋の隅で寝る事にした。

当然その布団にはデカイ図体の司が入って来る。

何もしないと言うが、狭いからと言って密着してくる。

つくしは司に抱きしめられている事に中々寝付けなかったが、それも半刻も持たなかった。


ひとり布団を被る紫陽。

幸せそうに寝る二人を見て、勝手にしてくれと思うのだった。







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いかがでしたか?
ドキドキ、、

つくし以外としちゃう司。でも理由があったのよー

この後の身請けからの水揚げも、書こうかと思うんだけど、、

反応が怖い。
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花街シリーズ大好物です。
どんどん書いてほしいです。

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このシリーズ大好きです(≧∀≦)
どんどん書いて欲しいです^ ^

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