甘さとスッぱさと ... 花街に護られてー恋仲になるまで4ー
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花街に護られてー恋仲になるまで4ー
2017-02-03-Fri
江戸時代を背景にお話を書いてます。
時代的な言葉や名称などは詳しくないので現代風に置き換えてます。
それでも明らかに違うようにはしてません。
細かい矛盾点などあるかと思いますが、目を瞑ってお付き合い下さい。
ダメなら進まないでね。









月の物が来たためつくしは見世の奥の離れ部屋で同じ月の物になっている姐さん達と一緒に布団を並べて早々に寝付いこうとしていた。


しかし夜見世のやっている時間帯、寝付こうとしても騒がしくて中々寝付けない。


女が同じ部屋に集まればお喋りが始まるのはどの時代も変わる事なくて、さらに同じ勤めをしているとなれば勤めの愚痴も自然と口を出る。



「つくしも水揚げかぁ、あたしは水揚げするの楽しみだったんだよねぇ、、知らなかったからとはいえ、、馬鹿だったなぁ、、」

「楽しみだったのかい?何でなのさ。」

「ん?そりゃあ、疼いてたからさ。イカされるのは遊女としては恥だけれど、やっぱり上手い男と当たりたいじゃないか。気遣い出来る男はバレないようにイカしてくれるんだよ。」

「そんな男がいるかいな。」

「それがいたんだよ。水揚げ前、あたしの姐さんがそんな男に当たってね。散々焦らされたんだけど、良い気分にさせてくれてそりゃあもう夢心地って言ってたんだ。その時の姐さんの様子が違うなと思ってたけど、そんな話を聞いてちょっと自分で触ってみたらゾクゾクしちまってねぇ、、

でも本番は全く別物だったけどね。」

「あっはっはっはっはー」

「ああもう笑え!そうさ笑い話さ!」

「くくく、、その別物はどうだったんだい?」

「どうだったって?お仕置きだったんだよ。」

「お仕置き?!」


話を聞いているだけだったつくしも参戦してくる。水揚げでお仕置きとはどう言う事なのかと。


「あたしが姐さんの勤め中もひとりで疼いているもんだからさ、あんまりし過ぎるなと、、ね。現実を知れとばかりに、先走る奴をあてがわれてね。そりゃあ痛いのなんのって、、目が覚めたよ。」


とほほと失敗を項垂れる桃駒姐さん。

つくしと一緒に聞いていた銀杏姐さんは馬鹿だねぇと笑っている。


「それはキツいお仕置きですね。」

「まぁ、しょうがないよ。今なら姐さんの考えも分かる。」

「でも先走る奴だったんだろ?姐さんも一応優しさ見せたって事かい?」

「まぁね。当時は分からなかったけどね。」

「???どう言う事ですか?」


訳が分からないつくし。そんなつくしを見て笑う姐さん達。


「自分勝手に入れて自分勝手にイッちまう奴って事さ。」

「は、、あ?」

「つまり早漏って事。持たない奴を付けてくれたんだよ。」

「あっ、そうか。そう言う事なんですね。」


ようやく理解したつくしに姐さん達は初だなぁと思い、ついつい可愛さ余って意地悪してしまう。


「まぁそれ以外にもデカくなかったし、姐さんなりに思ってくれていたかなぁ。」

「デカい奴には当たりたくないからねぇ。」


それを聞きビクッっとするつくし。

真正直なその態度に姐さん達は食い付く。


「どうした?何でそんなに怯えるんだい?」

「う、ううん。何でもないです。」


何でもないような態度ではない。姐さん達は顔を合わせ、態度を軟化してつくしに白状させてしまう。

はじめは面白がっていたのだが、、


「は!あの紫陽が言ったのかい?」


コクンと頷くつくし。つくしは俯き少し顔を赤らめている。


「そいつぁ、、かなりのブツだね。おまけに長いと来たら、、野菊達にからかわれてはいたけど、紫陽でもイカされるはずだね。」

「つくし握ったんだよね。どのくらいだった?」


銀杏に言われおずおずと握った時の手をしてみせるつくし。

それを見た姐さん達は口をあんぐりと開けている。


「あんた、そんな奴に身請けされようとしてるのかい?」

「水揚げしておく必要があるね。確かに。」

「デカいとは思ってたけど想像以上だ。あの顔でそんなブツかい?あんな奴に来られたんじゃ小さな見世は潰されかねないね。」

「いや、確かつくしにしか興味ないんだよね。あれ?でも、女を知らないんだっけ?」

「いえ、昨日紫陽姐さんと同衾しました。」

「そうか、じゃあ知ったか。で、知ってどうだったんだっけ?女に目覚めた?」

「いえ、、そんな事はないです。あたしに抱きついて来たし。」


小さく白状するつくし。顔は真っ赤になっている。


「ほーーう。紫陽とヤってもやっぱりつくしってか。あの坊ちゃんも結構純情なんだねぇ。」


銀杏は羨ましがるが、


「ちょっと待て!それだと、つくしひとりでそれを受け止める事になるって事かい?」


桃駒のその言葉に顔を見合わせる3人。

つくしは真っ赤だった顔を青ざめてしまっている。


「あ、あたし水揚げする予定なんです。紫陽姐さんが白田様を決めてくれてて。」

「早いとこしといた方がいいね。」

「・・・遅かったりして。」

「な、そんな事、昨日の今日ですよ。」


慌てるつくし、そんな中襖の外から声をかけられる。


「つくし起きてるかい?」







***


「え?今、、女将さん、何て言いました?」


怪訝な表情を返す女将。それもそのほずだ。


「何って、道明寺の坊ちゃんがさっきあんたを身請けしたんだよ。なんだい、あんた坊ちゃんに惚れてたんじゃなかったのかい?」

「あわ、あわ、あわ、、、」

「つくし、良かったねぇ~」

「惚れた男と水揚げか、、それだけ聞けばなんとも羨ましい話だけれどねぇ、、」

「どうしましょう、、姐さん達あたしどうしたらいいのかな?」


つくしの顔は泣き顔だ。そんなつくしの様子に女将は訳が分からない。

しかし桃駒から話を聞き理解する。

女将も若い頃はこの見世の遊女だったのだ。


「そんな事はあたしの耳に届いてなかったからね、もう金を受け取っちまったよ。」

「ええーーーーー!!」

「あちゃー」

「それじゃあ、つくしの水揚げは、、」

「本人やる気満々だったよ。手を出したらぶっ殺すと物騒な事も言ってたしね。」

「ぶっ殺す、、」

「おまけにどうしても格子に座らせるんなら、客を脅すとも言ってたね。そんな事されたら商売上がったりだから辞めてくれとは言ったけど。」

「つくし、白田様の身が危ないから覚悟決める事だね。なぁに、死にはしないよ。

・・・・たぶん。」

「でも、でもっ、、血が出るんですよね?」

「そうだけど、、」

「まぁ、一度は魂が浮いちまうかもしれないが戻ってこれるだろ。」

「女将さん、流石に無責任だよ。魂が身体から離れたら死んじまうよ。」


それにひぇっと腰を浮かせるつくし。

その動きが可笑しくて女将も姐さん達も笑ってしまった。

つくしはおどおどしながら、どうしよう、どうしようと挙動不振だ。




さて、この二人どうなる事やら、、





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紫陽姐さんがつくしになんて言ったかは想像して下さい。
つくしがブツを握った事は正直者のつくしが言わなくても良いものを言っちゃったって事で。

現代ではつくしは友達にもこんな話しないけれど、江戸は性についてはかなり緩かったそうです。おまけにここ吉原で勤めてますからね、そりゃあ日常会話でしょう。

あと二次を読んでていつも思うのだが、司のは凶器だよね。ピストルじゃなくてマグナムみたいな。
大きすぎて振られてしまうって漫画も読んだ事があります。
それを取り入れてみた。いや、振られてないけど。振らないけど、ね。
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No title

わ~!どうなるんでしょうか?
すっごく楽しみです!
更新ありがとうございます!

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