甘さとスッぱさと ... 花街に護られてー恋仲になるまで6ー
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花街に護られてー恋仲になるまで6ー
2017-02-05-Sun
江戸時代を背景にお話を書いてます。
時代的な言葉や名称などは詳しくないので現代風に置き換えてます。
それでも明らかに違うようにはしてません。
細かい矛盾点などあるかと思いますが、目を瞑ってお付き合い下さい。
ダメなら進まないでね。










卯の刻、道明寺邸近くの湯屋。

司は朝風呂に入りに来ていた。

脱衣所で着物を脱ぎ、石榴口(湯船の入口)に向かう。流し場を抜ける際いつもとは違い周りに目が行った。

司は男の下腹部を見ていた。

普段こうする事はほとんどない。

それは司故の事情もあった。

幼い頃は豪商故に金銭目的の誘拐があった。しかし10を過ぎる頃には別の目で見られる事になる。

美しく顔の整った司、男にも女にも好奇の目で見られたのだった。

湯屋では男も女も裸になる。

女をじっと見て誘われるのは当然だが、男の方も相手が見ている事に気付くと陰間に興味があるのかと口元を緩まれる。

そんな事から司は湯屋では誰も見ず、誰にも興味を持たなかった。

しかし今日は男の股間が気になる。

それは自分との違いを確かめる為だった。


司は自分を隠す事はしなかった。それは自分のモノに自信があった訳でも、なかった訳でもなかった。

司は性に興味が無かったのだ。だから隠す事に意味が無かった。


つくしに自分の大きさを指摘され、はじめて意識をした司。

振り返ってみれば自分のを見た奴の態度は確かに驚いていた。

見られる事は気分の良い事では無い。だから見られていた事に気付くと、誰構わず威嚇していた。


ザブンと湯に浸かる。

湯船の中は湯気が立ち込め視界を狭くしていた。おまけに湯に浸かっているのだから股間など見えない。

ふと、湯に浸かろうとする奴に気付いた。

じっとそいつを見ていると声をかけられる。


「坊ちゃんどうしたんですか?」

「あ?、、何でもねぇよ。」

「今日は随分周りを気にしますね。」

「んな事ねぇよ。」


今司に付いている用心棒は樹助ともう一人弦六という男だった。


「そうですか。俺はてっきりコレに興味を持ったのかと思いました。」


そう言って指で陰間の形を作る。


「そいつにゃ全く興味はねぇ。野郎のケツに突っ込んで何が楽しんだか。」

「何がって、そりゃあ気持ち良いからでしょうが。野郎なら孕ませる心配もねぇし、、それに突っ込むだけじゃありませんぜ。」

「はぁ?」


怪訝な顔で司は弦六を睨み付けた。だが、弦六はどこ吹く風だ。それだけでなく耳を貸してくれと近寄る。司は拒まなかった。


「突っ込まれた男もそれは気持ち良いんですぜ。びんびん立って漏らしちまうくれぇに。」

「おめぇ、、」

「昔は何でもしましたからね。生き残る為に、そりゃあ必死でした。まぁ俺の事は置いといて、そんなんだから陰間も居るんですよ。」


ひそひそと声を小さく話しているが近くにいれば聞こえるらしく樹助は目を丸くしていた。


「だから何だよ。俺には興味ねぇ、、」


そこまで言って言葉を途切れさせる司。


「なぁ、おめぇ何でもしたって言ってたな。じゃあ女の方も通じてんのか?」

「女ですか?まぁ知らねぇこたぁ無いですけど。」

「はじめての女を抱いた事はあるか?」

「坊ちゃん、、」


そこで樹助が司の考えに気付く。

弦六も司の行動が何となく読めた。


「俺は面倒は苦手でね。ですが坊ちゃんの知りたい事を教えてくれそうな奴は知ってますよ。」

「本当か?」

「へぇ。そっちじゃ有名ですよ。ある見世では水揚げに引っ張りだこだ。本人もその方が好きらしくてね。指名が入る事もあるが慣れた女は駄目らしい。萎えちまうんだと。」

「変わった奴もいるんだな。」

「どうします?口利きしましょうか?」

「ああ、そうしてくれ。」


ザバッ


勢い良く立ち上がる司。その姿はまるで憑き物が取れたかの様だ。

不敵な笑みを浮かべその目は獲物を捕らえている。


「連絡が取れ次第、話が聞きてえ。礼は弾むと言ってくれや。」





***

それから数日後、


つくしは見世の階段の拭き掃除をしていた。

新造から裏方になったつくし。身請けされたので借金はないものの一番若く下っ端なので体力のある仕事を任されていた。


厠で女将と一緒に話してから司は見世に来ていない。

あの時司と水揚げをすると言ったつくしだったが、司は黙ったままだった。


「水揚げするって、つくし本気かい?情に流されているだろ。」

「そんな事ないです。あっ、そうじゃなくて、、あたしは司が好きだから司だったら痛くても我慢します。」

「まぁ我慢するってぇなら、そうするんだね。本来なら、この坊ちゃんはあんたを買ったんだ。あんたが文句言う筋合いは無いんだしね。」


女将に正論を言われ口を閉ざすつくし。

それを見ても司は何も言わなかった。

そしてその場を立ち去ろうとした。


「帰るのかい?」

「・・・・・」


女将の問いかけにも答えない。


「つ、つかさ!あのね、あたし月の物終わったから、、」


くるっと振り返る司。つくしを冷めた目で見ていた。

その目の冷たさにつくしは言葉を失う。


「・・じゃあな。」


そう言って司は出て言った。

それから姿を現さない司につくしは泣きたくなっていた。

だけど、泣くのは卑怯な気がした。司にあんな顔をさせたのは自分だ。

嫌われたかもしれないと思う事もある。だけど金を返せと言ってはこないから、大丈夫だと自分に言い聞かせていた。

それでも返金すら気にしない程の嫌われかと思ってしまいそうになる時もあり、、

つくしは何も考えないで済むよう働いた。


着物の袖をたすき掛けし、細い肩を出して階段を磨くつくし。

そんなつくしの姿を仲の良い新造達も姐さんも見守っていた。



そんな中、、




バタバタバタ、、


「つくしっ、つくしっ、大変だよっ!」


新造のあざみが走って見世に帰って来た。


「あざみ、どうしたの?」

「大変なんだよ、つくし~」

「大変って?何があったの。」

「はあはあ、、ん、つくし、よく聞くんだよ、、」


あざみの只ならぬ様子につくしも体を強張らせる。



「道明寺の坊ちゃんが、隅田屋に出入りしてるんだって。」






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今度こそ水揚げかと期待させてすみません。ですが、安心して下さい。この先はベタな展開です!

多分。


それと男の人ってアナルを攻められると前立腺を刺激されるので本当にヤバいそうです。
直腸診(直腸癌の検査)で反応しちゃうって医者が言ってた。病院あるあるー
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