甘さとスッぱさと ... 花街に護られてー恋仲になるまで9ー
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花街に護られてー恋仲になるまで9ー
2017-02-07-Tue
江戸時代を背景にお話を書いてます。
時代的な言葉や名称などは詳しくないので現代風に置き換えてます。
それでも明らかに違うようにはしてません。
細かい矛盾点などあるかと思いますが、目を瞑ってお付き合い下さい。
ダメなら進まないでね。










口付けを交わしながらつくしが自分に身を委ねている事に、身体を動かす事をためらう司。

それは舟男の言葉が頭をよぎるからだ。

女の身体は男とは違う。

一気にそそり立つ男と違い、女はゆっくりゆっくり昇って行く。

だから焦りは禁物だと。

女が男を受ける準備が出来るまでは、急かしてはいけない。特に初心な女はと。

だから司は反応し始めた自身をつくしに気付かれぬよう、身体を動かすのを躊躇った。ここでつくしが気付けば身体を強張らせかねない。

只でさえ自身の大きさに怖れを持ったつくし。始めた途端に怖がらせてはと司も慎重だった。


名残惜しさを感じつつ唇を離す司。帰路へと付く訳でもないのに、互いの唇の引力なのかと笑いが出る。

身体を起こしながら腰を引き自身の高まりを隠した。



一方、司が身体を引いた事に不満を感じたつくし。物足りない目で離れた唇を追ってしまう。


「紅が落ちたな。」

「え?、、、あ、そお?」

「ああ、口先に小さく塗っただけだろ。俺に移っちまったよ。」


そう言って唇を舐める司。

その姿につくしはこくんと唾を飲んでしまう。


「さっき紫陽に言われたぜ。」

「え、姐さんに?、、何んて?」

「めいいっぱい着飾ったから、ビビるなよとさ。」

「ああ、うん。姐さん、気合い入ってた。只でさえ惚れてるだろうけど、もっともっと惚れさせてやらなきゃって。遊女は男を惚れさせてなんぼって言ってた。ここはそれを愉しむ処だからって。」

「成る程な、遊女ならではの考え方ってやつだな。」

「惚れ直した?」

「ああ。心臓を鷲掴みされたぜ。握り潰されるかと思った。」

「ええ?柔な心臓じゃないでしょ。」

「柔じゃねぇ。だけど惚れたらそうなっちまうって事だ。」


そう言ってまた見つめ合う二人。

自然とまた唇が重なり、互いの唇を追って顔を大きく動かす。

すると、つくしの簪がかちゃんと音を立てた。

その音に反応するつくし。司もそれを追った。


「あ、やだ。外さなきゃ。これ姐さんからの借り物なのよ。割ったりしたら大変。」


つくしの髷には左右に3本ずつ6本の簪が刺さっていた。鼈甲の簪で紫陽花の細工が施されている。

司はそれを1本髷から抜いた。

紫陽の簪だから紫陽花の細工か。成る程なと感心しつつも、つくしに借り物が刺さっている事が気にくわない。

なんとなくこの簪は樹助からの贈り物の様な気がした。紫陽と樹助は恋仲だ。将来を約束してはないがそう願っている。先日、舟男に太夫を抱く様に仕向けたが、本当は紫陽にするつもりだった。それはつくしの世話をしていたからなのだが、樹助の歪んだ顔を見て太夫に変えたのだった。

惚れた男からの貢物を貸すのも変な話だが、可愛がっている妹分に大切な物を貸すのもあるなと納得した司。

他の男からの貢物と思うとつくしに付けさせるわけにはいかなかった。


つくしの手から抜いた簪を奪い取る司、それを襖の方へと投げ捨てる。


「な、何するの?壊れちゃうよ。」


そんなつくしの批難を飲み込む様に、司はつくしに再び覆いかぶさった。

さっきよりも荒々しい口付け。嫉妬の感情に飲まれた司は隠していた自身を押し付けている事にも気付かない。

絡まる唾液を飲み込み唇を離す司。音なく弾けた糸は、支配された感情から目を覚まさせた。

額を合わせて、赦しを乞う。


「悪ぃ、、けどよ借り物なんて刺すなよ。簪が欲しけりゃ俺が買ってやる。」

「欲しい訳じゃ、、あたしが持ってないから、、」

「じゃ、買ってやるよ。けどよ、流石につくしはかっこ悪いよな。」

「つくし?」

「紫陽のだから紫陽花の細工だろ。」

「あ、そうだね。うん、姐さんの名前に因んだ簪なんだよ。大金をはたいて買ったって言ってた。」

「自分で買ったって?」

「うん。そうだよ。一緒に買いに行ったもの。」

「・・・・何やってんだよあの野郎。金の使い道も知らねぇのかよ。・・・そんなに金ないのか?」

「何?」

「何でもねぇよ。」


歯にモノが挟まった様な話し方をする司。でも自分達の事ではない様だとつくしは思った。

そして気付いた司の高まり。

そして、自分の芯の震え。


つくしは身体を起こして帯を緩め、膝を立てた。

白い胸元が露わになる。

白粉とは違う白さ。

そして頬の色付き。

半分以上閉じた瞼と噛んだ唇。


今度は司の喉が大きく動いた。

ゆっくり開くつくしの瞼。

見上げた瞳につくしの意思が映っていた。

司はつくしの瞳から目を逸らさずにいた。

自身の高まりはもう隠せない。膝を立てた裾から見える褌は大きく膨らんでいる。

早く早くと波打つ鼓動を自身からも感じる。

だが、まだだ。

まだ入れられない。

再び舟男の言葉が蘇る。

女が余裕のあるうちは解れてないと。

つくしの方から誘って来た。それは天にも昇る気持ちだ。こんな嬉しい事は無い。

だが、まだだ。

まだつくしは自分を受け止められる用意が出来て無い。

今交わっても顔を歪ませるだけだ。

司は舟男と通でない男との水揚げを見ていた。用意出来てない事を気にしない男。それ故女は顔を歪ませた。それどころか涙を浮かべ、はらはらと泣いている。

つくしにこんな顔はさせられない。

自分への拷問など、つくしの歪む顔に比べたら小さな事だった。


「壺は何処だ?」

「え、、、あ、あれね。」


そう行って部屋の隅を指差すつくし。そこには小さな壺が置いてあった。

数日前、司の使いが持って来たその壺。同衾の時に置いておけと言う。

つくしは何に使うのかと不思議でたまらなかった。

身体を伸ばしその壺を取る司。つくしはそれに気を取られた。

壺を目で追うつくし。

司はその壺を着物の裾に充てがう。

そして褌をずらし飛び出した自身を掴むと、亀頭を壺に被せた。

つくしが何をするのかと考え切れぬ間に、司はつくしを見ながら壺を持ってない方の手で軽くしごき、身震いした。


つくしは何で、と訳が分からない。

何故自分がいるのにと。



司は壺に置き顔を上げる。

驚愕しているつくしを見てククッと笑ってしまった。


「何で笑うの?」

「あ?面白れぇ顔だなと思ってよ。」

「面白い?!あ、あたしが、、あたしをからかっているの?」


司は笑うのを止めた。


「違ぇよ、、、いや、違わないな。俺はお前をからかっている。そんくれぇ余裕がなきゃいけねーんだよ。」

「余裕、、?」

「・・・一杯一杯なんだよ。」


再び目を合わす二人。

司にからかいが無いと安心するも、司の行動が読めないつくし。

思い切った行動が急に恥ずかしくなり、肌けた着物の前を掴んでしまった。


「つくし。」

「ん?」

「抱きしめて良いか?」






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まだ本番に行かず。
焦らしてます。いやいや、前戯は必要ですよ。接吻くらいじゃあ、準備できねぇって。
んで、盛り上がるためにも助走は必要だぜー
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