甘さとスッぱさと ... 素肌にシャツを着て21
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素肌にシャツを着て21
2016-09-07-Wed
道明寺ホールディングス横浜支社秘書課では、朝のミーティングが始まろうとしていた。

「週明けですが、NYから池谷常務がいらっしゃるそうです。」

その報告に先輩秘書達の中には、顔を強張られるものもいた。

しかし、つくしや新人秘書は分からない。

「横浜支社にも来られるのですか?」

「いいえ、こちらには来ないわ。本社にしか立ち寄らないと思うけど、、  とりあえず知っていて頂戴。」

つくし達は、訳も分からないままだ。

しかし、すぐに立ち話で理解する。

どうやら同時期にNYから、同じく常務の川口が帰国するらしく、上層部のほうでピリピリムードになるのではないかとのことだった。

いったん出た不穏な空気感は、なかなか収まらない。

NYでの派閥の動きから、それに伴って日本本社でもどの派閥に属しているとか、そのイザコザが嫌で昇進を躊躇している者がいるなど、つくしの耳には不安を植えつけるとしか思えない話が入ってくる。

「何時まで喋ってるんだ。会議の準備は出来ているのか?」

いつもは声を荒げない部長に、その場にいた者達は慌てふためく。

そして、囁かれる。
「ピリピリムードこっちまで来ているよ~」

*******


少しだけ残業をして、帰路に向かうつくし。

駅に向かい、今朝の話を思い返していた。

「道明寺大丈夫なのかな…」

駅のかなり手前、いつも迎えの車に乗車する位置に来ていることに気づいた。

つくしは、SPの車でいつも通勤していた。横浜支社に勤務することになり、つくしは電車通勤を希望したが、司が猛反対した。その理由は痴漢されたらどうするんだ、おめーの胸やケツを触っていいのは俺だけだと呆れるものだったが(大学までずっとそうしてたーっつーの)、司は譲らなかった。しょうがなくつくしが折れたのだが、リムジンで通勤なんてトンデモナイと、使用する車を指定した。折しもハイブリッドカーが出始めた時、環境に良いじゃんと、提案してそれに落ち着いた。

そんな時、

ブルルルルー、キキッ。

目の前を大型バイクが止まった。乗っている男は、大柄でおまけに黒のフルフェイスときた。

もしかしてあたしヤバイ?

つくしは後退りしようとしたが、腕を掴まれた。

「ひっ」

「おい、ひっってなんだ(怒)」

「へ?」

***


大型バイクの男は司だった。

なぜか、フェイスを外さない。

その事に疑問を感じつつもつくしは、

「なんでいるの?」

「迎えにきたんじゃねーか。チ、今日はこの色のパンツかよ。」

「へ?」

「ま、いーや。後ろ乗れ。」

「なんで?」

「前には抱えられねーからだよ。」

「・・そうきたか。」つくしは司の返しに、ヤレヤレとなる。しかし、ヘルメットを受け取り素直にバイクの後ろにまたがる。

「もっとくっつけ。でないと腕回せないだろ。」

と司に言われ、つくしは思いっきりしがみ付いた。

とたん司の顔は真っ赤になるのだが、なにせフルフェイスのままなので、つくしには伝わらない。

「どーしたの?」

「・・なんでもねぇ。行くぞ」


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