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カカオ貰ってねぇわ。
2017-03-02-Thu
俺は自分が特別な存在だと思っていた。

それはひとえに環境による物だと思っていた。

道明寺財閥の御曹司として生を受け、それが特別扱いされる原因だと。

それも間違ってはいないが、多くの事を知り考え方が変わっていった。

俺は秀ででいるんだ。


エネルギーの量が。


物事を行おうとする場合、する量に対してそれを実行する体力が必要とする。

車で言えば長距離を運転しようとしても、車に積載できるガソリンの量に限りがありその量の分しか進む事は出来ない。

つまり人は一日に実行したい物事があっても、体力には限りがあり望んだ量をこなせない場合も多い。

人は知らず知らずの内に自分の器を知りコントロールしている生き物と言えよう。

だが果たしてそのコントロール、どれだけの人間が適正に行なえているのだろうか?

知っているはずの自分の器を小さく見積もってはないかと俺は思う。


俺がそう考えるのは俺という個体のその器が他人より大きいと考えたからだ。


ガキの頃は自分の環境の大きさに反抗した時期もあった。

道明寺という名前だけで寄ってくる蝿ども、払っても払っても鬱陶しく付きまとい、付きまとわれないために威嚇をした。

まぁやり過ぎた事もあるけどよ。そこは親が片付けやがった。

あれで親への不信感は決定的になった。俺の親は親じゃねぇと。そん時はそこまで考えちゃあいなかったが、本能的にはそう理解していたと身体で記憶している。


しかしそんな中でも道明寺という名前からは逃げられねぇ。

高校を卒業する前に俺は跡を継ぐべくビジネスの世界へと投げ込まれた。


はじめは嫌気しか無かったその世界。

だが、そこが戦場だと気付いてからはどっぷりと身を沈めて行く。

ビジネスの世界にいるのが人間ではなく化物供だと理解してからは、この世界が心地良く感じた。

俺は闘いが嫌いじゃねぇ。

ガキの頃は喧嘩で憂さ晴らしをしたくらいだ。

だから強くなるための勉強も苦じゃなかった。

渡米したのも俺には都合が良かった。ここは能力次第でスキップ出来る。飛び級ってやつだ。ちんたら時間をかけてのんびり学習ってやつは性に合わなねぇしな。

必要と思えたからこそ苦痛に感じなかった。

日本にいた頃とは真逆の生活。

一日の殆どを勉強に費やし、まだ何も出来なくても会社へと出向いた。ビジネスの化物達から刺激を受け取り、俺は短期間でMBAを取得する事が出来た。

そしてビジネスという戦場に足を踏み入れる。

知識という武器は手に入れた。後はその武器を経験という方法で強化していくだけだ。

ビジネスの世界で力を付けていく事に快感を覚えて行く。

それを野心と言う奴もいるだろうが、俺の感覚では違った。

なんて言うかその刺激があってちょうど良いってやつだ。

そう考えれば俺は常に刺激を求めていたのかもしれない。

俺が満足する刺激を。


だが、その刺激を得るには相当なエネルギーを必要とすると俺は思った。

なぜならそうする事で俺にはちょうど良くエネルギーを消費するからだ。

ビジネスに没頭する事は確かに疲れると思うぜ。

対峙していく中で相手が息切れしていくのを何回も見てきた。

それは化物だと思った相手ですら。

まぁ、単に年寄りっつーのもあるかもしれねぇが、年を取っていても息切れしねぇ奴もいるからな。それは化物中の化物だ。

相手に取って不足はねぇ。

そんな相手との闘いを俺は好む様になって来た。


だが、誰とでも闘うって訳でもねぇ。

時には手を組む事もある。


それはいけ好かない奴だったり、感心する奴だったりとその時々で変わってくる。

だが、やはりいけ好かない奴よりは感心する奴の方が手を組んで気持ちは良い。

俺には無い刺激を与えるしな。


俺はビジネスに没頭してから遊ぶ事はしなかった。

ビジネスでの狩りの方がよっぽど満足するからだ。


道明寺の名前と俺の見た目で寄ってくる女は後を絶たなかったが、どの女もつまんねぇ女ばっかで馬鹿丸出しにしか思えなかった。

ちっと骨があるかと思っても、すぐ泣きやがる。女を武器にする姑息さは気に入らねぇ。

おまけに俺をブランドモンの様に見やがる。俺と話しただけでてめぇの男扱いだ。頭の空っぽなおめぇらのお飾りにされる事がどれほど屈辱か分からねえ女なんて相手に出来るはずもなく、俺は女という女を威嚇して来た。

それで変に勘違いされたが、ちょうどインタビューがあったから答えてやった。

れっきとした異性愛者だとよ。

女が嫌いな訳じゃねぇ。俺を刺激する女がいないだけだと。

選り取り見取りだからそんな事が言えて羨ましいとそいつは言ってたが、俺は答えなかった。

俺には選り取り見取りじゃあねぇ。

俺の周りには気持ち悪ぃ女しか集まらねぇんだ。

そいつの目には良い女が集まっている様に思えるんだろうが、そいつと俺は違う。

俺の基準はそうそう理解されないなと思った。




そんな中俺の帰国が決まった。

日本支社の副社長を任された。

支社と言っても元は日本から始まった財閥だ。

NYと並ぶ道明寺の中枢、俺は実質的な責任者だと理解していた。


俺は全く期待していなかった。

俺を刺激する存在がいる事に。


だが、そいつは居た。


小せえ女。

でっけー目で黒い髪の女。


余計な装飾をしてねぇところが良い。

それだけてめぇの力に自信があるんだろう。

それは目にも現れていた。

目に力がある。

あれは根性があるぜ。その証拠に俺の睨みに怯まなかった。
まぁ、本気じゃなかったがな。

それに全く俺に媚びねぇ。

つうか俺を見ねぇ。

気付けば俺はそいつばかり目で追っていた。

だってよ。おもしれーんだよそいつ。

女なのに、女の武器を使おうとしねぇ。

それどころか男並みに気合いを入れようとする。

エレベーターの近くで、

トイレの中から、

気合いを入れる声が聞こえてくる。


それがまた落ち込んでいる時じゃねぇ。
そいつはかなり優秀だから早々ヘマはしねぇんだ。

なのに気合い入れるんだぜ。

なんでって?

眠いからだ。

クックック、、

昼飯食って腹いっぱいなんだろうな。

欠伸をかみ殺す所も見た。

そんで気が緩んでちっと舟漕いだトコも。
歩きながら舟漕ぐんだぜ。そのまま柱に激突しやがった。

本当おもしれー女。


見ていて飽きない奴がいるなんて初めてだ。

俺はそいつを見つけた日は機嫌が良かった。

気合い入れも昼間くらいだから、昼間は特に会社内を歩く様にしていた。

そのため会食があっても遅く入れる様にしていた。

俺が執務室を出るのは会食の時くらいだからな。

会食が無ければ部屋を出ねぇ。

出なければあいつを見れねぇし、こんな時は道明寺の御曹司っつーのが嫌になるぜ。
SPっつーうぜぇの引き連れなきゃいけねぇしな。


だからどうにかしてそいつと接触出来ねぇか考えた。

俺と接触する方法。

いきなり俺の秘書に入れるのはマジいな。

それは前例がねぇし、周りが騒ぐと予想した。俺の秘書チームには男しか付けなかったからだ。

女が居る場所、それを考えた。


そんな時、受付嬢の不穏な噂を耳にした。
古株の女が受付を牛耳ってるってな。

まぁ、どこにもそんな奴は居るだろうよ。それにそれはそいつが築いた牙城だろうし、力の無い奴は辞めて行けば良い。

だが、どうもやり過ぎているらしい。見過ごせねぇと声が聞こえて来た。

俺の足を引っ張るとなればそれは無視出来ねぇな。

そんな事を考えていた時、あいつを見かけた。

そんでよ、閃いたんだ。

あいつだって。


多分あの女は俺の期待に応える。

そんな気がした。

だから俺はあいつを気にするんだと。

まぁ、それだけじゃねぇってもう分かっていたけどよ。


とにかく、あいつを動かせば俺との接点が増えると思った。


そして俺はどんどんあいつに夢中になっていく。

あいつを見かける度に上唇を舐めているのにも気付いた。


そんで、ようやく手に入れた。

しかも男の性も知った。
女の中がこんなにやべぇもんって知ったんだぜ。
そりゃ手放せねぇだろ。

おまけに女の顔をしたあいつは凄えエロかった。

あれだけで俺はイッちまいそうになる。
実際ちっとばかり出しちまったけどよ。ま、それはバレてねぇだろう。


そんな訳であいつが正気にならねぇようにしとけば、常に俺の側に置けると考えた。

あいつは俺ほどエネルギーがねぇ。

女だからかしょうがねぇが、すぐに疲れちまうし寝ちまうんだ。

俺にとっては都合が良かった。

こん時ほど俺という個体に感謝したぜ。何せ俺は豊富なエネルギー量を保持出来る。

ビジネスで消費しても、残っているんだからな。

おまけにあいつを抱けば、増えやがる。

もしかしたらあいつの分を吸い取ってしまっているのかもしれねぇがな。


あいつを手元に置けた俺は絶好調だった。

疲れなんて感じねぇ。

ビジネスで対峙する相手ももはや化物にすら思えなかった。


だが、俺の好調は長く続かなかった。


愛しい女は目を覚ましやがった。

そんで俺を睨みやがる。

睨んだって怖かねーんだよ。

むしろ可愛いとしか思えねぇ。

なんでお前はそんなに可愛いんだ。


そう目覚めた事にブツブツ言ってたらよ、気付いちまった。


そういや、あいつ俺とが初めてじゃなかったなと。


俺とベットインする時、あいつは痛いだろうからローションを使ってくれと言った。

それってその方が痛くないって知ってるからだろ?

つまり前に痛い思いをした事があるって事だ。



誰だ?


俺の前にあいつを抱いた男は、、


殺意なんかじゃねぇ、殺意なんて生易しいもんじゃねぇ感情に俺は晒された。


ぜってぇ見つけてやる。

見つけて、沈めなけりゃな、、


あいつは俺のモンだ。

後から俺のだと横から掻っさらわしゃしねぇよ。





「ねぇ、怖い顔なんだけど、、何考えてんの?」

「あ、、、、おめぇ大学の時別れたって言ってたな。どんな奴だ?名前は?今何処にいる?」

「は?大学の時?」

「自分に合わせろって男は嫌いだと言ったろ。そいつと付き合ってたんじゃねぇのか?」

「付き合ってた、、けど、、何考えてんの?そんな極悪顔で嫌な予感しかしないんだけど。」

「ちっと締めとかねーとと思ってよ。おめぇとまたヨリ戻してえっつったらシャレにならねーだろ?」

「はぁ?ヨリを戻すぅ?戻すつもりも無いわよ。何言ってんの?」

「おめぇに無くてもそいつは思ってるかもしれねぇ。釘は打っとかないとな。」

「・・釘を刺すね。必要無いよ。何でいきなりそんな事になるのよ?」

「おめぇ、そいつとヤっただろ?」

「は?」

「俺との前にそいつとヤっただろ?男は一度ヤった女をてめぇの女と勘違いするからな。」

「か、勘違いって、、そりゃ、勘違いしてるのはあんたよ!」

「俺?」

「そうよ!あ、あたしはあんたとしか、、して、ないわよ。」

「へぇ、、」

「へぇって、信じてないの?」

「前にもヤった様な口ぶりだったからな。」

「く、口ぶりってそんな事言ってないわ。」

「痛ぇからローション使うっつったじゃねぇか。前に痛かったからそう言ったんじゃねーの?」

「いっ、、それは、、その、痛いのくらいは知ってるからよ。この歳でそりゃヤってないってのも引くかも知れないけど、ヤってなくても色々知ってるわよ。耳に入ってくるの!」

「へぇ、そうかよ。」

「信じないの?あたし嘘は付いてないわ。」

「・・・おめぇを信じてぇけどな。一度開いた疑いの目は中々閉じれなくてよ。おめぇの過去の男を消さない限りは気がすまねぇんだ。」

「消すぅ?」


司の目はマジだった。そのくらい暗い目をしていた。

司の独占欲を知っていたつくしは、このままだと司が本当に悪事に手を染めてしまうと思った。

何とかしなければ、

自分の言葉ひとつでここまで思い込んでしまう司に驚きはしたが、つくしはたじろぐ事は無かった。



「ちょっと、じっとして。」


そう言ってつくしは司の目線に合わせて屈んだ。

そして司の頭を両手で持ち、


ガンッ


思いっきり頭突きを喰らわせた。


突然のつくしの攻撃に目を瞬かせる司。
目に星が見えていたが、攻撃した方のつかしもダメージを喰らいうずくまっていた。


「お、おめぇ、、何すんだよ。」

「な、何って、、あんたが馬鹿な事をしないように、気合いを入れたのよ。入れたんだけど、なんて石頭なのよあんたって、、」

「おめぇが力入れすぎなんだろうが、、」

「しょうがないでしょ。こう、いう事は中途半端が駄目なのよ。イタタタ、、」


涙目になるつくしを見て、泣く女に嫌気をさしていた過去の自分を苦笑する司。

そして自分のためにここまでする女を疑ってた事に罪悪感を持つ。



「本当に俺が初めてだったのか?」


そう司に話しかけられ、つくしは司にのしかかる。


「そうだって、言ってるでしょ。それにあんたと付き合うって色々吹き込まれたのよ。それで、、まぁあたしもタガが外れちゃって、、誤解させてごめんなさい。」

「それは外れたままで良かったんだがよ。元に戻ってんじゃねーか。」

「戻って当然でしょ。」

「戻んなくていーんだよ。おめぇは俺に溺れとけ。」

「溺れたままだと死んじゃうし。まぁ、今も溺れてる、、よ?」


そう言って目を合わせる二人。

自然と口付けをして、身体を重ねて行く。

つくしの中に自身を沈めた司はつくしからエネルギーが流れてくるのを感じた。

このエネルギーこそが自分の原動力だと、この原動力無くてはならぬ程自分の方がつくしに溺れていると司は思った。



「はっ、は、、はぁ、、あぁん、あっダメッ。」

「そ、、か、、じゃ、イクか、、」

「うん、、イカせて、、、あっ、、」


はあはあはあ、、


「・・・ごちそうさん。」

「・・なにそれ?」

「ん?美味かったって事よ。」

「あたしゃ食べ物かい。」

「似たようなモンだな。エネルギー補填出来たし。」

「エネルギー?あんたはセックスでエネルギー補填するの?」

「まぁな。」

「変なの。エネルギーなら食べ物からでしょうに、、ん、なんかお腹空いてきたなぁ、、ふぁ~あ、、」

「欠伸して腹減るって、おめぇこそ変だぞ。」

「そんな事ないもん。」


そう言ってピトっとくっ付くつくし。

愛しい女に抱きつかれ更にエネルギーが蓄えられていく司。


「続きしようぜ。」

「無理。」

「そう言うなよ。なぁ、、」






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