甘さとスッぱさと ... カカオの含有量?
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<< ホワイトデーの日に 1 main カカオは関係無い >>
カカオの含有量?
2017-03-07-Tue
道明寺ホールディングスビル

ここは道明寺ホールディングス日本支社が所有するビルで、その多くのフロアーは道明寺の日本支社が使用しているが、別の企業や団体も入居しており、いわば複合ビルである。

とはいえ、その企業や団体は道明寺に関連する企業等で、今俺がいるのもその関連団体の一つだ。


俺は今フロアー5階にあるDMJ健診センタークリニックにいる。

ここは道明寺ホールディングスに勤務する者達の健診業務が主だが、外部の健診も請け負っている。それにクリニックも併設されており、忙しい社員のための福利厚生の一環として設けられた。

社員のための施設だから外部の人間も利用出来るとは言え、その敷居は高い。社員の健診は義務だから料金は発生しないし、オプションの検査もかなりの割安だが、外部者はべらぼうに高く料金を設定しているそうだ。

だが、それでも外部者用の予約はすぐに埋まるくらいの人気だと聞いている。

ま、うちのステイタスを考えれば当然の事だがな。


そんなクリニックに俺がなぜいるかと言うと、まぁ健診を受けるためだ。

帰国して2年になるが、今まで健診は受けてなかった。

催促はあったようだがよ。

業務を優先していたら、無視した形になっちまった。

だから受けたくねぇ訳じゃねぇんだ。

なのに中山をはじめ俺の秘書軍団は大げさに驚きやがって、、

そりゃ、つくしが受けろと言ったからすぐに返事したけどよ。

俺だって健診の必要性は知っているし、経営者として率先して健診を受けるのは、厚労省の小言が無くても分かってんだよ。



「怖い顔してるよ。」

「あ、そうか?こういう顔付きだからしゃあねぇだろ。」

「顔付きねぇ、、ま、胃カメラがあるしお腹空いてるからしょうがないか。」

「腹減るくらい何でもねぇよ。つうか、知らねえ女にベタベタ触られて気持ち悪ぃんだよ。」

「・・看護師だよ。採血なんだからしょうがないじゃない。・・・ま、血圧は機械でも良かったと思うけど、ね。」

「血圧が高いからって何度もやりやがって、、蕁麻疹出ちまったじゃねぇか!」

「それ鳥肌ね。赤くなってないし。痒くもないでしょ。」

「おめぇ誰の味方だ?」

「・・・あんたかな?」

「疑問形にすんなっつってんだろ。そこは胸張って断言するとこだ。」

「は~~い。」



クソッ

つくしは相変わらずだ。

婚約した頃は俺に腰砕けだったが、目が覚めてからはドライでしょうがねぇ。

夜中俺が立ちっぱなしで寝れねぇっつーのも2日くらいで慣れやがって、寝相で離れたつくしに俺が起きたら爆睡だもんな。

んで離れねぇように抱きしめたら、寝返り出来ねぇって暴れるしよ。おまけに起きた時にいかに寝返りが大事かくどくどと説教しやがる。この歳で褥瘡になったらどうするんだって、そんなになったらセックスも出来ないって脅すんだからな。なるかって反論したらじゃあ作ってやるって、俺とそんな言い合いするのはこいつくらいだ。

それでもこいつが良い俺は自分でも分かっちゃいるが本当にどうしようもねぇ。

どうしようもねぇが、こんな関係が嫌じゃねぇから最早救いようもねぇってな。

だってよ、可愛い過ぎんだぜ?

普段、っていうか人前だな。どこまでもドライなこいつは人前だと俺に全くなびかねぇ。

俺好みの能面を付けた別の女みたく振舞って淡々と仕事をするばかりだが、こいつには俺だけに分かる合図をしやがる。

それは下着だ。

つくしと一緒に住むようになって、あいつには色んな物を用意してやったが、多すぎだと怒る始末。良い物を着るのは分かるが、使い捨てのように使うつもりはねぇと数に制限を設けやがった。

それだけでも面白くねぇのに、さらにあいつは下着だけは自分で選ぶと俺の用意した物を拒みやがった。

流石に購入した物は突っ返さなかったが、つくし曰くコレじゃ足らないらしい。

何が足らないのかはじめは分からなかったが、ある時気付いた。

つくしは下着を重ねて来てやがった。

ボディスーツにガードル?だっけな。

色気もくそもねぇモン何で着るのか分からなかったが、30代ともなると重力に負けるらしい。

重力って、おめぇ重力で垂れるほどの肉ねぇだろっつーたら凄え顔で睨まれた。睨まれたっつーか凄まれた?女で俺にあんな顔するのはつくしくらいだぜ。

とにかく普段はそんな下着でガチガチに固めているつくし。確かにそれを着たら少しは胸もボリュームが出て、身体もラインが決まっている。

つくし曰くスイッチも入るらしく、仕事中には欠かせねぇらしい。

っつーか男でもそのスイッチを入れるべく下着を着る人もいるらしい。んな訳ねーだろ!


とまぁそんなつくしだが、毎日そんなガチガチに固めている訳じゃなく、それを脱ぐ時もある。

そしてそんな日に着ている下着は上下が揃ったシンプルな下着だ。

シルクのレースとかの奴ではなく普通の日本メーカーの下着のらしいが、つくし曰くデザインが好きなんだと言う。

レースではなくカップやショーツの形が波うってる感じで気に入ってるそうだ。

そんな下着を着たつくしは凄え嬉しそうでよ、今日する?と口パクで言ってきやがった。

つまりそんな日はOKって事だ。

そりゃ俺から求めれば受けてもくれるが、つくしがOKな日はそんな日とは比べものになんねーくれー満足度が高い。

何よりつくしがノリノリだし、めっちゃ可愛いんだ。

あれは最強だぞ。破壊力は半端ねぇからな。

だがそんな日は生憎とひと月に一度くらいで、本当にご褒美って感じだ。つーか、来ねぇ月もあってなんでだって聞いたら、あんたが忙しかったからって。

どうやらつくしの奴、色んなタイミングが合った時にそうしているみたいで、確かにそれの翌日は休みだったりと、仕事に支障がねぇようにしている。

おまけにその数日後に生理になってもいたな。そんなコントロールもしているって事か?

とまあ、そんな合図があるからよ。下着はつくしのチョイスに任せているし、そのガチガチを着けていると俺もなんとなくその気がねぇんだなって、落ち着いちまって周りの苦言は全く聞こえて来ない。

つくしに飼いならされてるのは充分に分かっていたが、俺にはそんな存在が必要だったのも事実。今の関係に不満は全く無かった。




「案外苦しくなかったな。」

「・・うん。ますい使ったからね、、」

「まだぼーっとしてんのか?」

「だっれ、終わったばっかりらもの。あんたのほーが先だったからさー」

「本当にそれだけか?おめぇ麻酔の量多かったんじゃねーのか?」

「えーそうかなぁ?れも、ちゃんと体重言ったよぅ、、」


胃カメラは全身麻酔を打って行った。そんなつくしの様子が心配になった俺は近くのスタッフに問い詰めた。

どうやら麻酔の効きが良かったらしい。

つくしも今年はじめて胃カメラをしたらしく、初めて分かった事らしかった。



それからさらに検診をこなして行くんだが、女の方が検査の数が多いらしく待たされる事になった。


検査着のままで待つのが落ち着かなかった俺は着替えを済ませる事にし、ロッカーに向かうべくつくしと一時離れる事になった。



休憩所になっているロビーで珈琲を飲みながらタブレットを読んでいた。

すると胃カメラ後は数時間飲食は駄目だとスタッフに注意をされる。

まぁそれは構わねぇんだが、気持ち悪い喋り方で言いやがって、珈琲を下げるか聞かれたが思わず断っちまった。

もしかしたらそれを飲まれるかもしれねえだろ?裏で俺の口を付けたモンを舐めたと想像しただけでまた蕁麻疹がぶり返すだろうし、今度こそ痒くなるかもしれねぇ。


休憩所なはずの所で動物園のパンダよろしく見られている不快感に、俺の苛立ちが最高潮になっているとつくしが戻って来た。



「何でまた怖い顔?」

「こんな顔付きだ。」


俺の側の椅子にちょこんと座り、俺の機嫌を伺うつくし。

俺はピンと来た。


「何があったのか?」

「・・・うん。」

「やべぇのか?」

「やばい、、、やばいね。考え方次第では。」



俺は真っ青になった。まさかつくしがと。

自分には何にも無かったからと油断していたが、つくしに何も無いとは確かに言い切れねぇ。

一体どんな深刻な病気なんだと、俺は中々口を動かせずにいた。



「あのさ、もしかして誤解してる?してそうだね。」


俺の表情を見たつくしが呆れたっつーか、やっちまったみてぇな顔をしてそう言った。


「誤解って、何だよ。やべぇんだろ?それって、、」

「あーー、病気じゃない。」

「は?」

「病気じゃないの。でもやばいのよ。」

「病気じゃなくてやばいって何だよ。そんなのあるはずねぇだろ。」

「それがあるのよ。ってゆーか、あたしは予想してたんだけどね。」

「予想?何言ってやがる。」

「んー、病院に行こうと思ってたんだけど、あんた心配し過ぎてすぐ暴走するじゃない。だからそれとな~く受診したかったのよね。」

「意味分かんねぇ。」

「そう?じゃーヒントね。えっと、あたしは何科に行ってた?」

「何科?さっきの事か?」

「そう。」

「何科って、婦人科だろ。俺は用がねぇからな。」

「そう婦人科で病気以外の事って言ったら?」

「婦人科で病気以外だぁ?」

「そう。分からない?」

「知らねぇな。あぁ、更年期か?」

「あたしはまだ31だ!」


つくしの形相が変わり、思わずビビる。

しょうがねぇだろ。こないだババアに会ったばっかで、苛ついてた理由を中山が更年期ですかねっつってたからよ。


「そ、そうだな。冗談だ。マジになるなよ。」

「あんた当てる気あるの?」

「おう、あ、あるぜ。」

「じゃ、これは?」


そう言ってつくしが出したのは指一本。


「イチ、、か?」

「そう、じゃコレは?」

「ニ、だな。」

「じゃ、コレは?」

「サン、、、へ?」


思わず間抜けな顔になる俺。

つくしを見るとちょっと照れたように赤くなっていた。

つーか、その上目遣い止めろ。破壊力半端ねぇんだよ!



「マジ、、か?」

「マジ。やばいでしょ。」

「俺失敗したのか?」

「は、失敗?あんたはじめしか避妊しないじゃない。失敗も成功もあるか!」

「そ、そうだったか?」

「照れてるの?それとも嫌なの?ちょっと顔見せなさいよ。」



下を向き手で口を覆っていた俺に、つくしは何を考えているのか分からなかったらしい。

思いっきり覗きこんで、、


「良い眺め。」

「は?な、眺め?」



ボカッ


つくしは胸ぐらを掴んで俺を殴りやがった。

俺を殴るつくしに周りの連中は度肝を抜かしたようだが、俺は爽快だった。


クックック、、


本当におめぇって奴はよ。

俺を喜ばす天才だぜ。

そして、ここまで考えるか。

俺を暴走させずに妊娠の診断も付け、おまけに俺の検診まで受けさせる。

おめぇ以上の秘書はいねぇな。

そしておめぇ以上の妻もな。


もしかして妊娠のタイミングも計算済みか?


だってよ、来月だろ?

俺達の結婚式は。


おめぇ、あまりの規模にグラついてたよな。

俺の邸に初めて来た時も、早まったとか言ってたしよ。

セレブな生活がいかに大変か理解しているみてーだし。

だからこそ、なんとか覚悟を決めようと必死だったのは見て取れた。


それでもどうにもならないから、コレか?


確かに妊娠しての大舞台、余計な事は考えられねーな。


ウジウジする暇すらねぇ。開き直るしかよ。


肝が座ったおめぇほどかっけー女はいねぇ。


この俺が惚れるはずだぜ。



「あたし着替えて来る。」

「ひとりで大丈夫か?」

「大丈、、わっ。」

「おいー」


何もねー所で躓くつくしに呆れて、ロッカーまで付いて行く事にした俺。

そんな俺に珍しく引っ付くつくし。



ほぅ。そんなに嬉しいのか、、


んじゃよ、また孕ませてやるからよ。

いつでも協力するぜ。



なんてったって、俺はおめぇの夫だからよ。

おめぇへの愛情なら誰にも負けねぇ。

誰にもだ。

腹の子にだって負けねぇぜ。

ガキはいつか親元を離れるしな。

俺はおめぇから離れねぇ。



俺たちゃ、運命共同体だからよ!





***


「牧野さん、牧野さん、ちょっと良いですか?」


会計を終えた俺たちにスタッフが近づいて来た。これは見た事ねぇスタッフだった。


「あ、婦人科のナースさん。」

「牧野さん、お身体は大丈夫ですか?」

「はい。大丈夫ですけど、、」

「そうですか、牧野さんこの後はいお仕事ですか?」

「はい。」

「は?仕事すんのかよ。」

「だって病気じゃないし。」

「妊娠してんじゃねーか。」

「妊娠は病気じゃない。ってか、あたしは産休入るまで働くよ。」

「はぁ?何言ってやがる。妊娠中は身体を労らなきゃいけねーだろーが。」

「わぁ、物知りだねー。意外だわー。」

「こら、てめぇ話しすり替えてんじゃねぇぞ。」

「まぁ、あんたは今ちょっと黙っててよ。それよりどうかしましたか?」

「え、ええ。ちょっと、、先生がお話しがあると、、」

「あ、はい。分かりました。ちょっと行ってくるね。待ってて。」

「俺も行く!」

「は?あんたさっき婦人科なんか行きたくねぇって言わなかった?ピンクの世界に痒くなるっつって。」

「今そんな事言ってる場合じゃねーだろ。そんくれー我慢すりゃあいい事だ。」


俺の優しさにグッときたつくし。

うっすら涙目になって優しい顔付きになっている。


が、



「ありがとう。あんたの気持ちは嬉しいよ。だから大人しく待っててね。」


相も変わらずのドライっぷりで俺を置いてったつくし。

取り残された俺は極悪顔で、会計前に仁王立ちで待つ羽目になった。





「あ、そうなんですか。」

「ええ、実は先ほどの胃カメラでの牧野さん、体重を重く記載してあって、つまり麻酔の量が多かったみたいなの。」

「胎児への影響ってありますか?」

「ほぼ無いわ。でも、無いと断言出来ないのよね。それよりも、今日一日は様子見て仕事も休んで欲しいの。麻酔の影響下で鈍くなってるとこもあるだろうし。」

「ああ、分かりました。じゃ今日は休みます。」

「牧野さんは妊婦検診はどこで?うちでも出来るけど、出産は扱ってないのよ。」

「んー、それは向こうが考えるかと。やばい奴の子どもを身篭ったので。」

「やばい奴、、素敵な方じゃない。」

「さっきの見ましたよね。それで先生がって、私をここに連れて来たのでは?あれは正直適正な判断ですよ。あいつは非常識な心配性なので、あそこで言ってたら収集出来なかったですよ。」

「・・・・・」




そんな事とはつゆ知らず、つくしちゃんに丸め込まれるこの司君。

やはりつくしこそが司を扱える唯一の人物だと人知れずその評価の声は広まるのであった。





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土日月と間が開いてしまいました。
土曜は単純に仕事が忙しく、日曜は母の立場から子どもの前でスマホを触らず。だって夫がテレビを見過ぎって怒ってる側から触らないでしょ。
で月曜はなんか考えが纏まりませんでした。何だろうなー

さて、気付けばもうすぐホワイトデーですよ。一週間切った!なのでこのカカオシリーズは流石に終わりにし、ホワイトデーのネタに取り組みます。

このカカオでは可愛い司と出来る女つくしが評判だったようで、この話もそうなってましたでしょうか?

ちなみにこの話のタイトルですが、含有量が何%でも構わねーぜ的な司君の答えです。甘かろうが、苦かろうが相手がつくしなら何でもOK。ま、甘いにこしたことはないですが、苦さがあるから甘さが際立つみたいな感じですかね。

次も、とりあえず王道を目指し我流になるかと思います。

がんばるぜー
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