甘さとスッぱさと ... ホワイトデーの日に 2
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ホワイトデーの日に 2
2017-03-12-Sun
会議の最中ふと気付く。

何故このタイミングなのかは自分でも分からねぇ。

だがこういうところがあるからこそ、俺の事を野獣だとかぬかす奴がいるのかも知れねえ。

俺は目線で秘書に休憩を促した。



会議室を出て、俺はさっとスマホに目をやる。

スマホは消音でバイブも付けてなかったが、やはりLINEの着信があった。


つくしからだ。


“今夜来る?”



このメッセージに俺は考えた。

長年の交際でつくしの行動は把握している。

ならばこのメッセージは俺に会いたいって意味じゃねぇなと考えた。



“今やってる会議次第だな。ちんたらやってて時間がかかってしょうがねぇ。こんなんで俺様の時間を拘束させるなんざてぇした社員供だぜ。”

“そんな事言っちゃ駄目だよ。皆さん頑張っているんでしょ。じゃ残念だけど今日は来れないんだね。また連絡する。あんたも頑張ってね。”

“おう。”




俺のLINEに既読が付いた事を確認しスマホを閉じる。

今夜の事を思案しながら会議室に戻ると社員達は俺からの中断に騒ついていた。



ビビり過ぎなんだよ。



おめぇらこの道明寺にいるっつー事は、それなりに出来るん奴らじゃねーのか?

ふっ、まぁいい。

生温い会議なんて意味ねぇからな。

緊張感を投入すれば会議もよりスムーズに進むだろうよ。

そうすれば何も勘付いてねぇ恋人の元へも不意打ちに突撃出来るってもんだぜ。





俺の狙い通り会議はスムーズに終了した。

時間の制限を設けた俺の勘も冴え、あのまま会議を続ける以上の成果が得られたと言っても良い。

明日のスケジュールを調整する秘書を横目に俺は執務室を後にした。

笑っている秘書の顔を見ると、明日は詰められているかもしれねーな。




***


マンションに入りコンシェルジュをひと睨みし、何事も無かった事を確認すると手を挙げエレベーターへと進む。


あいつの住むこのマンションは俺名義の物件だ。

全戸俺の物にもしたかったが、あいつからの細けー条件をのんだらセキュリティしか強くも言えず、あいつの階の住民をうちのSPで固める事しか出来なかった。

なので他の階には他の住民も入居していた。

とは言え、マンションの所有者に圧力をかけ入居者の審査は厳重にしているがな。



合鍵を使いあいつの部屋に音もなく入室する。

俺にしては合鍵なんて使わず指紋認証を採用したかったが、震災で電気が供給されなかった事を知らないのかと言われ、万が一の時にそんなモノは全く役に立たない。だから原始的な物が1番だとあいつに主張された。

それでこんな低層階のマンションしかも3LDKの部屋だぜ。それでも広いってブチブチ文句言ってやがったけどよ。



玄関からリビングに進みドアの隙間から中の様子を覗くと、そこには思った通りの恋人の姿が。


部屋着も着けず下着姿にバスタオルを肩にかけた女は、開けっぴろげな姿勢で何やらクリームを脚に塗っていた。


脱毛しているのは明らかだ。


そんな事わざわざしなくても邸で美容部員が永久脱毛くらいしてやるのに、他人に肌を見られる事を極端に恥ずかしがるあいつは、俺の目を盗んでは定期的にこうして脱毛していた。


だが当然目を盗めてはいない。


何故俺も気付くかは知らねーが、何となくコレだと分かるんだよな。


そんでもってこんな風に隠れて覗き見する俺。


目の保養になっている事は言うまでもなく、脚を上げたりと腰を捻ったりと苦労しながら脱毛している恋人の姿をじっくり楽しんでから声を掛けるのが定番だ。



「終わったか?」

「わあっ!なななっ、来てたの?」

「おう。おめーのLINEでピンときてな。」

「会議はあ?」

「ちゃんと終わったぜ。おめーからLINEが無けりゃちんたら時間ばっかかかるところだった。秘書もおめーに感謝してるはずだ。」

「感謝って、、ぐぬぬぬぬーーー」


ぐちゃぐちゃになったバスタオルで前を隠しながら威嚇するつくし。

隠せてねーんだよ。



「くくっ。まぁ、後はクリームで保湿だろ?やってやるよ。」

「良いっ。」

「後ろ自分じゃ塗れないだろ?おめぇ硬えからな。苦労してたじゃねーか。」

「はぁ、、あんたねぇ、、もー何であんた本当に分かるのよお。」

「おめぇの事だと、勘が働くんだよ。ホレ、後ろ向きやがれ。早くしねぇと風邪引くだろーが。」


ぶっさいくな顔しながらも後ろを向くつくし。

ぶっさいくなのに可愛いっておめぇくらいなもんだな。

本当最強な奴。



それから俺はつくしをタオルに寝かせてクリームを塗っていく。

こいつの世話が嫌いじゃねぇ俺は楽しくてしょうがねぇ。

相変わらずこいつの肌は柔らかいしよ。触ってて気持ち良いっちゃありゃしねぇ。

つくしの俺のマッサージに満更でもねぇらしく、直ぐにに硬さが取れていく。

そんなに直ぐにふにゃふにゃになるなら、はじめから威嚇なんかすんなよな。

って、まぁそこがこいつっちゃーこいつだな。

恋人の恋人らしい態度に俺は安堵し、そして気付いた。



「なぁ、ホワイトデーは何が欲しいんだ?」

「ん、ホワイトデー?」

「欲しいのがあるんだろ?」

「カード読んでよ。」

「・・解読しろってか?俺はそんなに暇じゃねぇよ。」

「閃きさえすれば解けるよ。あたしの事は勘付くって言ったのあんたじゃない。」



そう言ったつくしは腕で顔を隠すように突っ伏した。

照れるのは間違いねぇな。



「ヒントはねぇのか?」

「・・んー、誰かに聞いてはみた?」

「誰かって誰だよ。つうかおめぇあいつらにもチョコあげてんじゃねーよ。」


あいつらってのは俺の悪友供だ。


「だって店まで来るんだもん。って、来たのは類だけなんだけど、類だけにあげるのも変だからあの二人にもあげたのよ。良い加減さ義理チョコなんて必要ないと思うんだけど、顔見に来たって必ずバレンタインの日に来るのよ。・・やめて欲しいんだけどなぁ、、」

「実感こもってんじゃねぇか。訳を聞かせろよ。」

「それこそヒントになるかな。ホワイトデーのお返しはあんたからだけで良いの。それにこの歳になってまで干渉されたくないのよね。」

「確かにな。あいつらは俺たちの事を知りたがり過ぎるな。しかしそれのどこがヒントなんだ?」

「それは、えっと、、」


そう言って身体を捻りながら俺の方を向いたつくし。

凄えエロい体勢になっている事にも気付いてねぇ。

だが今はそれを突っ込むところじゃねーな。

そう俺が残念がっていると、つくしも話を急に方向転換しやがった。



「そう、聞いたら気付くと思ったのよ。あんたの部屋に無いって気付いたから暗号に使ったのよね。」

「俺の部屋?執務室の事か?」

「そう。あんた仕事中にあたしを呼んだじゃない。中々会えない時でさ、お弁当を持ってこいって。」

「ああ、あったな。」

「仕事の休憩中に行かされるもんだから恥ずかしかったわよ。それになんかあんたのとこの社員に睨まれている気がしたしね。」

「ショップの袋を持ってたからバレてねぇよ。おめぇは気にし過ぎなんだよ。」



そうこいつの職場は某有名外国ジュエリーショップだ。

俺がこいつにプレゼントした土星のネックレスを作らせたとこでもある。

そんなショップの袋に弁当を入れさせたんだ、社員は外商だと気付いている訳ないんだよ。

でもこいつキョどるからな。不審がられたかもしれねぇか。



「だって、そんな事がしたくてあたしは就職した訳じゃないんだもん。」

「ならどういう理由だ?」

「どうって、、色々ジュエリーに興味があったのよ。管理方法とか知らなかったし。」



それは取って付けた理由だな。

俺にはお見通しだが、ここはつくしの話に合わせる事にした。

それがヒントな気がしたからだ。



「そ、それにさあんたの外商担当はちゃんと別にいるじゃない。柳澤さんって方が。」

「そんな名前だったか?そいつ。」

「名前覚えてないんかい!柳澤さんにネックレスを注文したんでしょ。」

「顔は覚えているぜ。でもよ、おめぇが今ショップにいるから出向く機会がねぇんだ。おめぇは俺に催促しねぇし、、って、おめぇんとこの商品が欲しいのか?」

「え?えええ、、うう、、あ、いやぁ、、」



ビンゴだな。

分かり易過ぎる。

しかしじゃなんだってこんな回りくどいやり方をするんだ?



「と、とにかくっ、暗号を解いてよね。ホワイトデーに待ってるから。」



そう言ってこいつの最大の武器である上目遣いで誤魔化そうとしやがる。

本当こいつは卑怯だよな。


俺は頭をがりがり掻いて、スッと立ち上がった。


「どうしたの?」

「ん、帰るわ。」

「え、、泊まっていかないの?」

「それした後だろ。生殺しは勘弁だわ。つーか、こないだもそれしたから嫌だって拒んだのおめぇじゃねーか。」

「あ、そ、そっか。そう、、だね。うん。」

「なんだ?ヤル気はあったのか?」



そう聞いてみると、珍しく反応するこいつ。

あのなーその顔はヤベェだろ。

つうか、ヒントを忘れないように頭を冷やしたいのにこれじゃあやらねーと帰れねーじゃねーか。

ってかこんなんで帰る気はもうねぇよ。




マッサージのためシャツにスラックス姿だった俺は急いでシャツを脱ぎ、バックルに手を掛けた。

ここでもつくしはいつもと違って俺を受け入れる体勢に入ってやがる。

クソッ、そんなんされたら持つ訳がねぇ。

ただでさえおめぇの中は気持ち良さすぎるんだぜ。



俺は全てを脱ぎ捨て愛しい女へと覆い被さり、甘く、甘く、、ただ甘いだけの関係に酔いしれた。





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暗号は明日出します。

だって解けたら面白くないでしょー
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