甘さとスッぱさと ... 素肌にシャツを着て25
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素肌にシャツを着て25
2016-09-09-Fri
ブーブーブー

翌朝、朝食の最中携帯の振動が空気を変えた。

司の目が冷めたものになる。

「悪ぃ。」

そう言って、携帯片手に部屋を出た。

あーあ、、

つくしは落胆の色を隠せない。電話を終えて戻ってくるまでに、切り替えなきゃ。そう思うものの、一度ブルーになってしまったらなかなか戻れないものだ。

***


「じゃ迎えが来っから、ちゃんとそれで帰れよ。」

そう言って司はリムジンに乗り込み、あきらの別荘を後にした。

言われなくても、ここから駅まではかなり遠い。駅までの交通手段もあるだろうが、司といられない寂しさに抵抗する気もなかった。

昨夜のバイクどうなったのかな。

誰かがどうにかしているだろうが、別荘のエントランスで玄関をぼーっと見ていると、そんなことを思ってしまった。

そして、くちずさんでいた。

~~♪♪♪

***


帰りの車内、つくしの鼻歌に運転していたSPの川相が気づく。

川相はいつもつくしを送り迎えている女性のSPで、年齢は35歳。女性にしては体格も大きくて、真面目で目つきも鋭くいかにも警護してますという雰囲気だ。

「ドリカムですか?  私も好きですよ。」

「あっ、はい。川相さんも?」

SPの川相は普段めったなことには話しかけない。任務を遂行中ということもあるのだろう。そんな川相が話しかけてきて、つくしは嬉しかった。

「ええ、学生時代はよく聞きました。今の歌は未来予想図Ⅱですよね。」

「Ⅱ?」

「ええ知りません? Ⅰもあるんですよ。アルバムの曲で。」

へぇーとつくしは頷く。

「映画化されて、リメイクの歌もありますよね。」

「よく知ってますね。ファンなんですか?」

思わぬ話題につくしは前のめりになった。

川相は任務を忘れてはいないらしく、時々話しを止めるものの、つくしとの会話を続けた。

どうも聞きたかったことがあるらしい。

「牧野様、昨日バイクのメット、5回打つけました?」

***


「同僚の報告を聞いて皆、不思議がっていたんですよ。かなり強く打つけたようですね。」

川相に指摘され、つくしは真っ赤だ。

「大丈夫ですよ。私も今分かりました。多分司様も他のSPも気づいてないと思います。」

「はい。良かったです。」

つくしの声は小さかった。まさかバレるとは思ってなかったのだろう。思わぬところからの打撃に撃沈していた。

川相はからかっているつもりはなく、つくしの司への気持ちが知れて嬉しかったのだ。なんせ、つくしの武勇伝は道明寺家のSPには有名な話で、しかも司の機嫌はつくしにかかっていると言ってもいいほど、つくしの存在は大きい。

*******


一方、

「俺だ。何かあったか?」

「はい、池谷常務に声をかけられまして、専務のご様子を伺ってきました。やはり、外の調査会社に専務の身辺を調べさせている様子です。ですが、見失ったのでしょう。そんな口調でした。」

「フン、どうせロクな言い方してなかっただろうよ。ま、いーや。とりあえず俺は邸に戻る。川口はこっちに来ているのか?」

「ええ。ですが、今のところ変わったことはありません。引き続き警戒を怠らぬよう指示してあります。」

西田との携帯の通話を終え、司は仏頂面だった。

面倒なジジイがNYから二人戻って来ているため、つくしとのデートを時間めいいっぱいに使えない。先ほどの電話は着信ではなく、司がアラームを使い仕事から呼び出されたように装ったのだ。

「変なこと企んでいんのか、それともただの牽制か?  チッ、まだ様子見だな。どっちも狸ジジイだからよ。・・あいつには接触してねぇよな。とりあえず横浜支社には行ってねぇはず、、」


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第ニ章言いたくなければ言わないで② cm(2) tb(0)
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Re:

コメントありがとうございます。

R投稿、良かったと言ってくれて嬉しいです。
ホッとした〜
ε-(´∀`; )

そうですね。この後、別れになります。
執筆中ですが、感情移入してしまいちとブルーな私。阿保です。

ま、エンドはぜーったいにラブラブハッピーにするので今はガマン!と思ってます。

2次は書く方もなかなか辛いんだと知りました。
つくづく先輩方尊敬です。

では、執筆がんばります。
泣かないぞ!

lemmmon
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