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スッピン49R
2017-04-26-Wed
初っ端から大人な表現使ってます。
苦手な人は読まないでね。
そんなに具体的ではないけどね~




夫婦の数だけ夫婦の形がある。

雨降って地固まるように、ケンカの後は仲直りするのが自然だ。



「じゃ、仲直りしよ。」


言いたい事を言い睨み合うも気持ちがすっきりすれば仲良くしたいのはこの夫婦も同じで、

どちらともなく言いだすキーワードに互いを見つめ合う。

仲直りの方法はそれぞれだけれど、この夫婦の場合はとにかく触れる事。そして一旦触れてしまえば深く交わる事になるため、この夫婦の場合は特に妻から言い出す事を夫は望んでいた。


チュ、クチュ、、


段々深くなるキスに、妻の瞳が潤ってくる。


胸に当てられた手が首の方に回ってくる。より密着した事で、自身の昂まりが妻へと伝わり、腰を抱く手も妻の形の良い臀部へと移行する。

この時ほど妻のどんな変化にも敏感になる事はないだろう。

小さく震える身体、特に太腿への変化は見逃さない。

それは妻の準備が整った事を意味するからだ。

そのタイミングを見計らってはベッドへとなだれ込む。

その先に夫にとって何より幸福な時間があるからだ。




「は、あっ、、あ、つかさ、、あっ、、」

「おう、、はっ、、は、、、くっ、、」

「~~~~あ、、あん、あ、あっ、、」

「つくしっ、、ああ、たまんねぇ、、」

「ああん、あん、あん、あ、つかさぁ~」



互いの腰を打ち付ける音と潤んだ声が部屋に響き、仲直りの営みは濃厚に進んでいく。

だが妻が絶頂を迎える度に夫も自身を解放する事がこの日は続かなかった。


「眠いのか?」


瞼の下りかけた妻に声かけるも、妻は閉じかけた瞼で自分の方へ瞳を動かし、小さく笑っただけで夢の中へと入っていった。


「ふ~、ま、疲れてるよな。親父さん達と色々あったみてーだし、しょうがないか。」


はだけたシーツを掛け直し、妻を抱いて自分も寝る事にした。


「今のとこ良い帰国にはなってねぇな。早いとこNYに戻るか。ここは騒がしい奴らばかりだからよ、、」





***

わーん、わーん、、


つくしは隣の部屋から聞こえる京の泣き声で目を覚ました。

だが、ドアのところで何も身に付けてない事に気付き辺りを見回すと着ていた服は散乱している。

そのうちドアが開く音が聞こえ、使用人の声も聞こえて来た。

そのためつくしはベッドサイドにあるベビーモニターに話しかけた。


「ごめんね京。ママも今起きたの。ママおトイレに行きたいから、少し散歩しててもらってちょうだい。」

「あ~あっ。」

「かしこまりました。では京坊ちゃん、お外に散歩に参りましょう。小鳥さんも坊ちゃんに会いたいと思ってらっしゃいますよ。」

「あ~、あぶっ。」




つくしがベビーモニターを持ったままドアに張り付くと、向こうのドアが閉まる音が聞こえやっと安堵した。

そしてベッドの方に振り向くと、ニヤニヤしてこちらを見ている夫と目が合う。


「見ないでくれる。」

「聞けねぇなぁ。」


分かりきった返事につくしは服を着るのが一番とささっと自分の服を集めてみるのだが見当たらない。

かき集めた服はほとんどが夫の服で、自分の物は下着どころか上着すらない。

はたと服のありかに気付き、つくしは夫のシャツを羽織った。

前ボタンを留めながら聞こえるように愚痴る。


「妻の服を隠して楽しいの?」

「そこそこな。あんまり期待はしねぇが、今日は収穫があった。」

「何の収穫よ?」

「クク、女が自分のシャツを着てんのほどそそられるのはねぇって事。」

「そうね、ヤッた朝ですって言ってるようなもんだからね。けど、あんたのそそられるは沢山あるじゃない。そんなんで一々収穫とか遊んでんじゃないわよ。ほら、早く起きて準備しなさい。今日も仕事でしよ。」

「へー、へー。」


ベッドを降りる司。

妻へのアピールは忘れない。


「ちっとは隠せ。この恥知らずが!」




***

簡単な身支度を終え司を見送ろうというところで京が戻って来た。

その小さな握り拳を見てつくしは思い出す。


「あ、そうだ。じゃんけんやってないかな?」


それは朝の情報番組のじゃんけんコーナー、実家に泊まった事で知ったのだが、牧野家ではそれを見て朝からムキになっていたのだった。


「あ~、占いやってる。じゃあ、じゃんけんは終わってるねぇ京。残念。今度またやろうね。」


司はそんな妻の様子を愛おしそうに見ていた。

そして悪いばかりじゃないかと呟いた。



「ゲゲッ。山羊座は最下位だ。何よ、も~。」

「ラッキーアイテムは赤いパンプス?気分を上げて行きましょうって、上がるかなぁ?」


たかだか占いにも関わらず百面相をする妻。

その妻の頭をポンと叩きキスを求めて夫は出勤して行った。




が、


それから2時間ほど経ち、妻は親友から爆弾を投下される。


「倍っ返しにしてやるー。」


叫んだ後も怒りが落ち着くはずもなく、猫パンチだった腕の振りはシャドーボクシングへと近づいていく。

そして、怒りが闘志の方へとちょっと勘違いし勢い良く回し蹴りをしてしまった。



が、



グギッ。


ドスン。






「・・やっちゃった。」





***

「奥様、全治3週間です。」

「はい。」


つくしは大学病院で診察してもらい左足首の骨折と診断された。


「はぁ~、、ついてない。」


呟くつくしの視線の先にはギブスに巻かれた左足が。むき出しの爪先にはペディキュアなどなく、右足は愛用しているフラットシューズを履いていた。

しかし着衣はそんな足元に似合わないワンピース。

というのも朝の番組を見て、気分を上げようと道明寺夫人をONにしようと着飾ったのだ。それは最近避けていた事でもあった事からだったのだが、、


「赤じゃないからかな?でも色とか関係ないよね、だってパンプスの色を赤にしたって滋さんは電話してきただろうし、、」


つくしは滋の電話が原因ではないかと頭に過ぎる。がそれは友人を悪役にする事だ。

では怒りを与えた夫が悪いのかと言われたらそれも違う。

隠していた事に怒りを覚えたが、夫が隠した理由は分からないでもない。

自分への過剰な束縛は裏を返せば最大限の愛情で、それが無ければ夫ではなくなる気がする。

自分を愛している夫でなくなる気が。


ゾクッ。


嫌な考えを払拭すべくぶるぶると頭を振りつくしは何故あれ程怒ってしまったのかと考えた。

いわば、夫が夫らしい行動したのに怒ったのだ。逆に言えば自分が自分らしい行動をして怒られる事になる。

つくしは眉を寄せながら考えていた。



「奥様。」

「は。あ、、岩元さん。」

「大丈夫ですか?」

「はい。骨折しましたけど。」

「そうですね。帰国して色々ありましたから疲れが溜まっての事でしょう。不運でした。」

「疲れ、、不運、、なるほど。」

「奥様?」

「あ、いいえ。そうですね。疲れていたのかもしれません。」

「・・これから邸に戻ろうかと思ったのですが、実はちょっと問題が。」

「問題?」

「副社長への報告がまだなされてません。奥様のご希望通り診察後に報告しようと思っていたのですが、現在副社長は重要案件を会議中との事で、、」

「あー、じゃあ言わなくて良いです。帰ってから私が言います。でないと会議を放り投げるかもしれないんですよね。」

「・・奥様、公共の場です。」


ハッとつくしが周りを見渡す。すると処置室のドアが少し開いていた。

岩元が入室した際にナースがすれ違いで出て行き、きちんと閉まってなかったのだ。

そして、外側から静かに閉められた。

SPも声に気付いたのだろう。


「お休み頂く事を強く推奨致します。」

「そうします。」


ガクと肩を落としたつくしに岩元はそれ以上追求する事なく車椅子を寄せる。

そして、それに座ったつくしに岩元はつばの広い帽子を手渡した。

それはここに来る際これで顔を隠したからなのだが、、

受け取った帽子をじっと見て被らないつくし。


「奥様どうかしましたか?」

「ううん。何でもないわ。行きましょう。」


そう言ってつくしは帽子を膝に置き、被らずに前を向いた。


病院を出るまでの間すれ違う人の視線を感じたが、来た時のような噂話の声は聞こえない。

そして視線も思ったほど多くは感じなかった。





リムジンに乗り込み、邸へと帰路につく。


流れる車窓をぼーっと見ていて、つくしは振り返った。


「あの、あそこ、あそこに停めて下さい。」





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かなり場面の変化を多くしてしまいました。
そしてRから始まるってね。
(^◇^;)
夜の投稿だから良いよね…

あと、京くんは8ヶ月の乳児なのですが、

もう少し喋れてもいいかな?なんかうちの子のその辺の記憶が曖昧で、あってる?と頭を捻りながらも、いーやって進めました。

ま、所詮妄想話ですから細かとこは流して流して~





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