甘さとスッぱさと ... 素肌にシャツを着て27
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素肌にシャツを着て27
2016-09-10-Sat
「牧野様さえ宜しければこのCD聴きませんか?」

川相はマンションに着き、降車するつくしにCD−Rを見せた。

「いいんですか?」

「ええ。コピーで申し訳ないんですが。」

「いえ、かえってこっちの方が私はいいです。嬉しい。」

つくしがやっと笑ってくれて、川相はホッとした。川相は、さっきの質問に答えたことを後悔していた。いずれ知ることとはいえ、つくしに悲しい顔をさせたことが引っかかっていたのだ。

「では、また明朝に迎えにまいります。」

「今日もありがとうございました。明日もお願いします。おやすみなさい。」

***


風呂に入り、食事の用意をする傍ら川相のくれたCDを流していた。

食事を終え、PCを開く。ringringringの歌詞を知りたいと思っていた。

さっきはいじっぱりなあたしみたいだと思ったけど、相手は全然道明寺じゃないじゃん。だってチェックなんてしてないし。仲間内どころかあいつは学園の女子みんなが狙ってた。ま、それを言うならF4もそうなんだけどー

今更ながら御曹司のあいつと庶民のあたしが、何故恋愛しているんだろう。

この歌詞のような男子なら、きっと普通の恋愛してこんな想いしないのかな?

それとも普通の恋愛って何だろう?

ライバルがいないこと?

隠し事がないこと?

これはあるな。でも、ライバルなら庶民にだってある。いや、庶民にだって隠し事はあるか、例えば友達が彼氏を好きだとか、、

隠し事のレベルが違うか。

これも自分に言い訳してるんだろうか?

安心したい気持ちをそう捉えるのはネガティヴになっているからと思ってても変えられない。



バンッ!

ガチャ。


つくしの気合い入れと同時に部屋のドアが開き、驚き顔の司と目が合う。

「何やってんだ?」

「なんでいんの?」

「来ちゃ悪ぃんかよ。」

「だって今日火曜だよ。」

「火曜だろーが来たきゃ来るわ。てか、力入れすぎだろ頬真っ赤だぞ。」

ホロっと涙が出たと思ったら、ボロボロ泣き出して止まらなくなってしまった。

「泣くほどかよ!どーした?何かあったのか?」

「ゔー、、ゔっ、どーみょーじぃ。」

つくしは両手を上げ、司もそれに応えるように優しく抱きしめた。つくしは司の首にしがみ付き泣き続ける。司にはつくしが泣く理由が分かっていた。だから、

「泣きたきゃ泣け。我慢すっことねーよ。もう限界だったんだろ。おめーはグダグダ考えすぎるからな。」

「しょうがない、じゃん。あんたがっ、心配かける、からでしょー」

うううーと泣き続けるつくし。司は自分の非力さに胸が締め付けられる想いだった。



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