甘さとスッぱさと ... イベリス 17
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イベリス 17
2017-07-07-Fri
このキスは身体を許すという答えだと分かってた。

だから彼の首に腕を回したの。

自分から近づいた事で彼の顔がさっきよりも近く感じて目を閉じてしまった。

唇が触れて形を変えられる。

気持ちいい。

キスってこんなに気持ちいいものなんだね。




でも、彼の首に回す手がちょっとキツい。

キスしなきゃもっと腕を回せて自分の肘をつかめるんだけどな。

そう考えた時あたしはキスが終わらないかと思ってしまった。

だって、

だって、

つま先立ちなのよあたし。


ううう、、


180以上はある彼と、160のあたし。

20センチじゃないわよ。この身長差。

手だけじゃなく足もプルプルして来た。

一度離そうかな、、


そう思ってたら彼があたしの腰に当てた手に力を入れた。

唇は繋がったまま歩き出す。


このまま寝室まで行くの?


2、3歩ほとんどぶら下がったようなつま先立ちしながら歩いたところで、彼がもう一方の手をあたしのお尻を当てるもんだからあたしは彼の腰に跨ったわ。


そしたら彼を上からキスする形になって楽になった。

だから首に回した手を彼の髪の毛に絡ませ、あたしが今度は彼の唇を押しつぶしたの。


あたしはこの時どんな格好をしてるか、

彼の体勢がキツかいかなんて頭になかった。


だから、


勢いよくベットに2人でなだれ込んだのに、なぜ彼がすぐにあたしに覆い被さらないのか分からなかった。


閉じた目をチラリと開いてみる。


すると彼は首をコキコキして動かしていた。



「どう、したの?」

「どうしたのって、お前が体重かけるからだろ。流石に首に来るに決まってんじゃねーか。」

「え、、首?」

「分かってねぇのかよ。ったく。」


笑っているがキツそうな彼。

あたしは自分のした事を思い出してみた。


「・・・・・」


さらに首を傾げて思い返す。


「・・・・・」


納得したところで気まずくなるあたし。


でも顔に思いっきり書いてあったようで彼は声を出して笑ったの。


////////////


笑われるのは分かるけどさ、

笑い過ぎじゃない?


正座して頬を膨らませる。

下から睨むように見てみれば、彼は笑うのをやめた。


ん?

ナンダ?


「ま、キスしながら歩き始めた俺も悪いよな。お前のせいだけじゃねぇよ。」


ソレハソウナンダケド、、


「今度からは立ち止まってキスしようぜ。」

「立ちながらだと身長差があってキツかったよ。」

「そ、そうだな。立ちながらは駄目だな。座ってやろうぜ。」

「うん。」


あたしは目線を変えずに頷く。

すると彼はあたしから目を背けた。


「ねぇ、、ひょっとして、、」

「あ、何だ?」


振り返りながら答えた彼の声は不自然に大きかった。


「ぷ。」

思わず笑ってしまったあたしに彼はますます顔を赤くする。


「ぷぷぷ、、」

「わ、笑うんじゃねーよ。」

「ぷぷ、だって~、、さっきそっちだって笑ったじゃん。あはははは~」


思いっきり笑ったあたしに彼が覆い被さってきた。

正座だったあたしは突然の上体ブリッジに目を丸くする。


それがまたくくくと彼を笑わせたかと思ったら、


そのまま右胸を触られてしまった。

彼の親指が動かしているのが分かって、、


あたしはまた吐息が漏れる。



あたしブラ着けてるよね。

でもさこれパットで隠せてないよね。

溺れようと思っていたのに、いっぱいいっぱいなあたしはつい余計な事を考えてしまう。


そんなあたしを彼がじっと見ているのに気付く余裕なんてある訳ないじゃない!


でも、目があった彼の表情は優しかった。


「ね、ねぇ、、服っていつ脱ぐの?」

「ああ、そうだな。」

「脱ぐから、ちょっと、、」


そう言って起きようとするけど、彼は動かない。


「脱げないよ?」

「そう、だな。」


そう言ってまたあたしの乳房をまさぐる彼。

その手つきが、手つきが、あたしをまたテンパらせる。


「ね、ねぇっ、あたし脱ぐよ。脱ぐからっ!」

「何で脱ぐんだ?」

「ふぇ?」


情けない声に彼はまたくくくと笑う。


「何でって、、」

「服を脱がなくてもヤル事は出来るぜ。」

「そ、そう言われば、、そう、だね。」

「くくく、、お前テンパり過ぎ。」

「テンパ、、ううう~」


あたしは顔を手で覆って恥ずかしさを隠そうとした。

だけど、彼がその手を離そうとする。

もちろんあたしは抵抗した。

彼の手をはたいたり、パンチしたり、

彼が遊んでいる事に気付いてからは、連続パンチを繰り出したわ。



それも結局両手をベッドに縫い付けられたけど、、



チュッ


「んじゃ、ヤルか。色気はねえが仕方ねー。慣れてねぇのをやれってのがそもそも無理なんだよ。」

「うー、なんで慣れてないって、、」

「ここまでテンパって慣れてる訳ねぇだろ。お前それで芝居してたつもりか?」

「あう。」


あたしの情けない顔にまた彼が笑う。

でもその顔はとても満足しているみたいだったけど、

ンナワケナイカ、、




で、



ヤリマシタ。


ヤリマシタケドサ、、




はぁ~、、


まな板のナントカってこんな事を言うのよね。


そうよね。


合コンだって、大学でしてなかったんだから社会人になって参加したって上手く行かなかったじゃない。


コレだって初めてじゃないけど、

2度目だし。

しかも初めてはこの人でその時も考えてみれば大して変わらない状況のような、、



枕に埋めていた顔を少し横にズラす。

目が合った彼は優しい顔をしていた。



「下手くそでしょ。」

「だから?」

「だから?」


あたしは顔を枕から浮かせた。


「不満じゃないの?」

「不満じゃねぇな。」

「なんで?」

「不満じゃねぇから。」



チュッ

彼はあたしのおでこにキスをした。

そのおでこを瞳だけで追う。

そして彼を見た。



「惚れてる女とシタからな。不満はねぇよ。」


ホレテルオンナ、、


「だから惚れろって言ったの?」

「たりめーだろ。」


くっっと口角を上げて小さく笑う彼。

あたしは彼への気持ちが胸いっぱいに広がった。



「ホレタかも。」

「かも?惚れただろ。間違えてんじゃねーよ。」

「いや、まだ分からないから。」

「んだと?」

「んぎゃ。」


彼の手が動いたと思ったら、お尻を抓られた。


「痛いよ!」

「お仕置きだからな。」

「何でお仕置きよ?!」



ギャアギャア言い合うあたし達。

これって一応ピロートークなのよね。

こんなピロートーク、30過ぎた男女がするものなの?



でも、


あたしはアリだな。

アリ。


彼もそれでいいみたい。


チュッ


今度はあたしからキスをした。


「仲直り。いい?」

「ああ、いいぜ。」



肩をすりすりして彼に擦り寄る。

彼の手もあたしの肩に置かれた。



「あ、そう言えば、、」

「どした?」

「今日って七夕だよ。」

「へぇ。」


七夕に興味の無さそうな彼。

ソリャソウカ、、


「一年に一度だけ会える日だもんね。」

「俺たちにゃ、関係ねぇよ。」


思っていた理由に嬉しくなる。


「でもさ、ゾロ目だよ。覚えやすいじゃん。」

「覚えやすい?」

「今日が付き合い始めた日じゃない?」

「ああ、そうだな。」

「初めての記念日だね。って、考えちゃ駄目?」

「駄目じゃねぇ。むしろ歓迎だ。」


彼の声が熱を帯び、肩に当てた手にも力が入る。


「忘れんなよ。忘れたらぶっ飛ばすぞ。」

「ぶっ飛ばす、、怖。」


そうは言っても怖くなんてなかった。

嬉しくて嬉しくてにやにやにやにや。


やばいなあたし。


やっぱり溺れてるかも。

ううん、溺れてる。


七夕彼氏。

離れたくないよぅ、、





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