甘さとスッぱさと ... イベリス 22
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イベリス 22
2017-07-14-Fri
そして今朝目覚めた。


今日も目覚めは最高。


大きく息を吸うと、鼻腔に入ってくるのは俺じゃないヤツの香り。

匂いで存在を感じるのも良いもんだな。


俺はつくしの纏った空気を吸うようにさらに大きく息を吸った。

そして頭にキスをする。

その振動で腕に痺れがある事にまた気付いた。


たまらねぇ朝だ。

こんな朝が毎日続かねぇと俺は満足しねぇと思った。


昨日の朝の事を思い出す。

確か昨日も朝からヤッた。

挨拶がわりのようにな。


俺はそおっとつくしの頭から腕を抜こうとするが、今朝は昨日とは違いその動きでつくしは目覚めてしまった。


「ん、、」


直ぐさま唇を塞ぐ。

つくしはキスがお気に入りだ。

キスで蕩けさせたら、後は挿れるだけだ。

そう思っていたんだが、、



「は、、おはよ。んっ。」


つくしはキスを強請ってきた。

可愛すぎるだろ。

一発KOされた俺は再びキスをする。

だが頭の中は挿れる事に支配され、

生理現象が欲望に成り代わっている。

挿れねぇと鎮まらねぇぞ?


「は、、つくし、準備しねぇと遅れる。」

「ひゃう。ん、そうだね。」

「だからとっとと済ますぞ。」

「何を、、ひゃあ!」


俺はつくしの返事を待たずに挿れた。

素早く終わらせるためにピストンに集中する。

しかしふとつくしを見るとそこには思わぬ表情のつくしがいた。


「どうしたぶーたれて?そんな顔でも可愛いけどな。」

「ぶーたれてるのは、不満だからですぅ。もうっ、いいって言ってないでしょ。」

「あ?嫌なのかよ。昨日もヤッたじゃねえか。」

「だからよ。あんなにヤッたのに朝からしなくてもいいじゃない。もー、早く終われぇ!」


嫌がられると思わなかった俺は渋々出して抜いた。

なんか不完全燃焼だぜ。


おまけに勢い良く起き上がったつくしに睨まれる。

その顔もやべえ。

はっきり言って可愛い過ぎるしかねぇぞお前。


「あたしも今日から道明寺で働くんでしょ。遅れるんだったらシないでよ。シないでさっさと準備する!」


そう言ってズカズカ部屋を出て行くつくし。

確か昨日は素っ裸だから恥ずかしいとか言ってなかったか?



時計を見てため息ひとつ。

俺は別の部屋のバスを使う事にし立ち上がった。




部屋の移動の分、時間を食ったが男はシャワーを浴びれば着替えるだけだ。

コロンも付けているが、シャツを着る前に付ける事で時間を取るほどのものでもねぇ。



リビングに戻ればつくしがメイクをしていた。

デスクに鏡を置いてせっせと顔に何か塗ってやがる。

ファンデーションってやつか?

つうかなんか効率悪いな。

少しずつ粉を取っては落として塗るんだが、少量ずつしか塗れないらしくその作業を何度も繰り返している。

俺はじぃっと覗き込んだら、鏡のつくしに睨まれた。

ムッとして顎をしゃくるつくし。

それは俺の真似か?

だが俺は退く気などなく、椅子を持ってきてはドカッと居座った。


振り向いて眉間に皺を寄せるつくし。

だが俺が顎をしゃくるとまた鏡に向かって続けた。


「見ないでよ。」

「何でだよ。おもしれーから見せろ。」

「何が面白いのよ。」

「ん?お前が動いてるとこだな。」

「化粧に興味があるの?」

「いや、興味があるのはお前。」

「あっそ。」


つくしの口調も随分軽くなった。いや、辛くなったか?

だが小気味良くて俺は嬉しかった。



ファンデーションを塗り終わったつくしは、次に眉を書き始めた。

が、それはすぐに終わる。

眉のサイドをピッって書いただけだからだ。

書いた事になるのか?


そして何やら色が色々あるパレットを手に取った。

これは安モンだな。

どこに行けばこんなの売ってるんだ?


俺が苦い顔をしていると、つくしは緑色の粉を指に取り瞼にちょんちょんと塗りつけた。

これは取り過ぎたのかティッシュで指を拭いてまた指で瞼全体になじませている。

そのうちティッシュでも拭き始めた。

塗ったの取れたんじゃねーか?



俺の頭でハテナが飛び交う中、つくしはピンクのパレットを取り出した。

ちっちぇーブラシで頬を撫でる。

これは一回だけだ。


だがつくしの表情は冴えない。

不満気だった。

ティッシュに手を伸ばそうとしたが、悩んでやめた。



つくしが席を立ったので俺は声をかける。


「おい、リップは?」

「ん?ああ、口紅は最後だよ。綺麗に塗ってもさ、何かの拍子にすぐ取れちゃうの。まぁ、あたしの場合何かにぶつかっちゃうから取れるんだけどね。」


てへっと笑うつくし。

俺は痺れていた。


そして後をつけると、姿見の前でジャケットを羽織るつくし。

髪はまだ手付かずだ。


そして、ジャケットのポケットから何かを取り出して髪を留めやがる。



まさか、、



「えへ。準備終わったよ。」


振り向いて満足気なつくし。


俺は言葉を出す事を躊躇った。


こんな事今までねぇぞ。

やっぱりお前はただモンじゃねぇと、余計な事を考えてしまう。



「どうしたの?」


首を傾げてつくしが聞いてきた。

どうしようもこうしようもねぇよ。

それでメイクしたと言うつくしが凄え。

はっきり言って何も変わってない。


まぁ、悪くはなってねぇぜ。

だか良くもなってねぇ。

俺はこのままのお前でも全く構わない。

いや邸の中では構わねぇが外では不味い。


どう不味いって、おそらく女どもの攻撃に合う。

あいつらのメイクが俺の好みという訳ではないが、俺の周りはあんなのばっかりだ。

つまり今のつくしは弾かれる存在になりかねん。


まぁ西田はそんな事しねぇし対策を取るだろうけど、、


まてよ。


そういやこいつ花沢ではあんな扱いされてたな。

どんな風に呼ばれていたかまでは書いてなかったが、変な呼び名を付けられていたとこいつの書類には書いてあった。


女じゃねぇ。


男だ。


こいつは無駄に仕事が出来るとも書いてあった。

だったらそれを良く思わないのは男だ。

女はこいつを利用すれどそこまで陰口を叩きやしねぇ。なぜならこいつは女と同じ土俵にいないからだ。



黙っている俺につくしの表情もこわばっていく。



俺はハッキリと伝える事にした。



「つくし、あのな、、」




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何を隠そう私はメイクサボりウメンです。
貧乏なつくしならファンデーションはちゃんとした日本メーカーのを使うが、節約で少しずつ少しずつ薄ーく塗ると思ったんです。ナチュラルメイクは薄くだと認識中。間違っではないがちょっと違う。そしてBBクリームはムラになるからと使わない派(作中のつくしがね)。眉は今流行りのデカ眉。それも勘違いしてます。そしてアイシャドウは100均の物。だからアイシャドウはファンデよりは大胆に使う。それでも濃くは塗らない。そしてチークは100均ではないけどちょこっと落ちるメーカー品。上に塗るやつだから良いのでなくてもいいんじゃないとの考えです。
私なりのメイクの知識でつくしを女子力なし子にしてみました。
賛否両論あるかなー?

珍しく1日2話投稿。頑張ったのポチ下さい。
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Re: こんばんは

ゆきうさぎさん。
こんばんは。

コメントありがとうございます。
このお話ですがゆきうさぎさんの希望通り、長めになると思います(笑)
早く終えたいんですけどね、
私、本当にまとめるの苦手なんです。
それからこのお話も、始めた当初とカラーが変わってみんなの反応どうかな〜と思ってたのでゆきうさぎさんのコメント嬉しかったです。
テンション上がりました。
続きがんばります。



lemmmon
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