甘さとスッぱさと ... イベリス 23
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イベリス 23
2017-07-18-Tue
「つくし、あのな、、」


ようやく口を開いたつかさにドキッとする。

名前でまだ呼ばれ慣れてないのもあるけど、なんだか名前で呼ばれるって事は何か重大発表がありそうでしょ。


それにつかさは言いたい事はすぐに口にするタイプだ。

深い仲になって、、

深い仲。


ボボボボボッ////////////


うう、、意識してしまう。

でも、そうだよね。あたし達シちゃう仲だけど、昨日は、昨日はあたしイってしまった。

あんなにイかないようにしてたのに、つかさがゾワゾワさせるんだもん。早く解放してって気になってしまった。

あ、あれがイク事なのか。

何ていうか、スゴく、、


いやいやいや、今はそんな話じゃない。

深い仲ってワードに反応してしまった。


そう、踏み込んだ仲になったのよ。

それでつかさの事も見えて来たの。


つかさはすぐに言いたい事をポンって言っちゃう人。

だからあんなに間が空くって事は何かあるん、だよね。

何だろう、、



つくしが見上げると司はうっとまた言葉に詰まったように下唇に力を入れた。



さっきも瞼が上がって瞳の上に白目が見えた。つかさがこんなに表情筋を動かすのって多分そうそう無いよね。


事を深刻に考えたくないつくしは、表情筋の観察に注目する事で冷静になろうとしていた。


じっと司を見ていたつくしだったが、急に司に両腕をガシッと捕まれる。


「ひゃっ!な、何?」

「それだ!」

「そ、それ?」

「その黒のスーツだ。これはお前が選んだのか?」

「へ?あ、う、うん。タマさんにスーツを取りにマンションに戻りたいって行ったら、ここにもあるからって、貸してもらったの。スーツと言えば黒でしょ。仕事なんだから。」

「スーツと言えば、、お前、そこからかよ。」

「そこから、、何の事?」


また表情筋を大きく動かしたつかさは手を口にあて、部屋をうろうろしだした。

あたしは訳が分からず頭にハテナが飛び交う。

つかさは何をそんなに驚いているの?




そんな時ゴンゴンと大きな音がドアの方からしたと思ったら、バァンと勢いよくドアが開いた。


「おはようございます。坊ちゃん、シロ様。本日は揃って出掛けるんでございましょ。いつまで、、」


部屋に入って来たのはタマさんだった。

タマさんの登場に固まるあたし達だけど、タマさんもあたし達を見て口を閉ざす。


「つくし、なんだいあんたの格好は、、」

「は、タマお前つくしの名前知ってるのか?」

「坊ちゃん、ええまぁ。この子があたしに安心して口にしちまいましたからね。」

「安心、、そうか。そういう理由か。」

「はい。それで坊ちゃんお困りのようですね?」

「・・分かるか。」



つかさとタマさんが話し始めた。

主語や固有名詞が出て来ないけど、どうやらあたしの事を話しているようだ。


困るって、あたし何を困らせているのー?!





***


「あづい、、」


小一時間後、あたしは頭だけを出したドーム型のベッドに横になり汗をだらだらかいていた。


あたしの呟きを聞きつけ額のタオルが変えられる。冷えたものに変わってあたしは少し復活した。



カツン



「だらしがないねぇ、、まだ始めて3分しか経っちゃいないよ。」

「3分でもあついですよぉ、、」

「やれやれ、本当にやった事が無いんだね。こんな事なら一昨日も受けさせとくんだったよ。」

「らっれ、エステって無縁らったんれすもん、、」

「無縁じゃなくてあんたがダラけてたんだろ?」

「う!」


それを言われると何も言えない。

女子力を高めようとしなかった事がこんなツケになるとは、、




つかさはあたしをタマさんに任せて仕事に行ってしまった。

つかさがいなくなった後、タマさんに懇々と説教されたあたし。

あたしの常識はタマさんには通用しなかった。

いくらあたしが仕事は真面目な格好が信頼され大事だと言っても、タマさんは方向性が間違ってるの一言。


一からやり直しだとあたしはエステを受ける羽目になってしまった。


そしてそのエステはタマさんの容赦ない監視の元進められていく。


人前で恥ずかしがっているとタマさんの檄が飛び、あたしだけじゃなくエステのお姉さんも飛び上がっていてタマさんに怒られていた。

ドームで汗をかいた後はリンパマッサージと言って3人のお姉さんの手があたしの身体を縦横無尽にいたぶっていった。

それは痛いし、恥ずかしいし、はじめは身体の固かったあたしだけれどそのうち解れて必要以上に緩みまくったが、口元から溢れそうになったもので正気にもどった。

は!

すぐに枕に顔を埋めたけどタマさんにはバレているに違いない。一瞬だけどニヤリと笑った顔が見えたもの。タマさんてタマさんてーー


そしてベッドを降りるよう指示され、向かった先はシャワー?!

ひいっ。じ、自分で出来ますと言ってもお姉さん達聞いてくれない。

ぱぱぱーっと脱がされ、紙パンツ一丁だから脱がされるというより剥がされる?!
抵抗しようとするも、お静かにのお姉さんの低い声にビビるあたし。

な、なんか悪い事をした気になってしまった。


そしてバスローブを着せられまた別のベッドへ。


今度は何?!と構えると、今度はフェイスだった。


これは気持ち良い、、、


アップダウンの激しいエステだけど、フェイスを受ける事は幸せだと素直に感じられた。



そして今度はでっかい鏡台の前に座らされる。

ドライヤーを当てられて、そういや頭もいつの間にか洗われてたと衝撃を受ける。

フェイスでパックしている間に洗われてたのだが、つくしは目隠しされていてマッサージしれていると思ってたらしい。


ドライヤーの音に混じりいい香りが鼻をくすぐる。この香りはどこからか動かせない頭でキョロキョロ見回すと次を案内され、


通されたそこには真っ白なワンピースが掛けられてあった。


すごく綺麗。

てか可愛い。

ううん、エレガントだ。

とワンピースの印象をころころ変えてると、タマさんがまた呆れたように口から漏れてる事を指摘した。


「ぶつぶつ言ってないでとっとと着替えな!」

「ひっ!は、はい。」


焦ったあたしはバスローブを脱ぎ捨てワンピースに手をかける。

背中のファスナーを見て今度はちゃんとお願いしようと思って振り向くと、


「つくし、ファスナーの前に下着だ。そっちの籠に入っているだろう。見えてないのもすごい。あんたの天然は筋金入りだ。」

「へ?」


ワンピースを持ったまま下を見ると、左胸に赤い痣が目に飛び込んで来る。さらにその下にはショーツをはいてないから見える自分の毛が、、

思わず叫びそうになるが、その前にタマさんの檄がまた飛び部屋の外から器具が落ちる音が聞こえた。


「あれはあんたのせいだよ!とっとと着替えを済ませな。準備はまだ残ってるんだよつくし!」

「ははははは、、はい~」


歯をカタカタ鳴らしながら答えたあたし。

涙目になりながら下着をつけてワンピースに着替える。

ううう、ストッキングも何コレと言いたくなるようなフィット感。下着も値札を見たくないような素材だし、ワンピースもきっとそうなのだろう。


袖を通したところで先ほどのお姉さんが後ろに回り込みファスナーを上げてくれた。

そしてまた鏡台の方へと案内される。


もうあたしには刃向かう力などなく、あるのは疲労感のみ。お姉さん達があたしの髪をいじり終えるのを目を閉じて待っていた。


そしてしばらくして目を開けるよう促される。

あたしは髪だけではなく、メイクも施されている事は分かっていた。



分かっていたんだけど、、



パチ。

パチパチ!



「誰?」



瞬きして鏡に映った自分にそう言う事しか出来なかった。





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私がボディやフェイスのエステを受けたのは十年も前なんですの。ドームのサウナなんて今もやってるかしら?田舎だけかも?と思いながら書きました。そこらへんは暖かい心でスルーして下さい。

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つかさと司一応分けてます。でもそのうち司だけになるはず。

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