甘さとスッぱさと ... 素肌にシャツを着て30
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素肌にシャツを着て30
2016-09-11-Sun
何度目かの絶頂の後、二人は重なるように横になった。

つくしは目を閉じていた。

気だるさを感じるのに、頭が冴えて眠れない。

司から寝息が聞こえてきた。

覆い被さっている司を横に押しやる。

司の顔を覗き込もうとしたとき、下腹部の違和感を感じた。

それは愛する男の精が流れ出たものだった。

つくしはベット脇に座り、それを拭き取った。

普段からつくしはピルを飲んでいたため、このことに焦りはなかった。


ドタバタの初体験の後、きちんと避妊していたかつくしは司を詰め寄った。結果、司は後出しをしていた。

後出しは、ちゃんとした避妊にはならない。ガマンしている時だって、精は含まれている。真面目なつくしは、自分に対してそんないい加減な付き合いするのかと詰め寄ったのだ。

司は黙っていた。何か考えていたようにも思えるが、拗ねたような顔の後で、ゴムを付けることが間に合わないと言い出した。自分は性欲が強い。お前を見たらガマン出来ない。出来てりゃ産めばいいと言い出した。

流石につくしもキレ、盛大なケンカになった。

おめーは俺と結婚すんだから子どもができりゃ一石二鳥だとか、妊娠して体型が崩れるのが心配か?俺はおめーがデブっても平気だとか、子どもは男でも女でもどっちでもすげー可愛いぞとか、どんどん話を膨らます司に、口よりも拳が出たのは今となっては苦笑してしまうほかない。


あの時、今のこの状況を司はどれどけ知っていたんどろう?

道明寺ホールディングスに入社してからつくしは知ることになるのだが、聞けば司がNYにいたころから次第に状況は変わっていったらしい。

そうすると、司は私の妊娠を望んでいたのだろうか?

司に任せるのではなくつくし自身が避妊することになった時の、司の表情はどうだったかつくしは思い返していた。


つくしはシーツの中に潜り込み、司にすり寄る。

「あんた、本当はあたしと・・・
でもあたし、あんたと一緒にいたいよ。」

そう呟いてつくしは目を閉じた。


つくしの寝息が聞こえ、司は目を開ける。

「俺だってそうさ。・・・そうしてぇよ。」

***


翌朝、つくしが目を覚ますと司は着替えていた。

「起きて何も言わねぇのか?」

つくしは微笑み、ネクタイを選んだ。

つくしのマンションには司の着替えが常に揃えられていた。

その中から司らしい赤いネクタイー王者たる気品が司にぴったりだ。

「じゃあ、行ってくるぜ。」

「うん。あ、ねぇ。」

「おう、何だ?」

「やっぱなんでもない。」

つくしはどう言えばいいのか分からなかった。

なんだよと司は微笑んだ。

その顔につくしは胸が苦しくなる。

***


司が出て行った後も、つくしはソファでうずくまっていた。

出勤の準備をしなきゃいけないことは分かっている。

だが、司のことが頭から離れない。

自分はどうしたらいいのだろうか?

司の役に立ちたい。

でも役に立てない。

私に何か望んでいればいいのに。

つくしはハッとした。

あいつの望むことー

すぐには思いつかなかった。

一緒に居ること?

それはそうだと思う。

でも、違う。

直感だけどそれだけではないと思った。

何だろう?

考え無しかと言ってはぐらかされたけど、あいつだって考えているはずだ。

確か言い直した。

聞いてくれるなって、言おうとした。

答えたくないんだ。

それはあいつのプライド。

そして、、、

司の気持ちがつくしには見えてきた。

あいつが何か言うまで、あたしからは何も言わないでおこう。

ただ、あいつがあたしを求めれば、あたしはそれに応えよう。たくさんキスして、抱き合って。気持ち良くなろう。意地なんてはってる場合じゃない。

そうして少しでもあいつの癒しになれれば、、


つくしはすくっと立ち上がり、急いで会社に行く準備をし始めた。


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第ニ章言いたくなければ言わないで② cm(2) tb(0)
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Re:

応援ありがとう(T▽T)

早くテーラーつくしに戻りたいけど、長引いてます。

読者さん、この展開飽きてないかなぁと思うようになりました。

でも、自己満かもしれないが続けます。

lemmmon
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