甘さとスッぱさと ... 素肌にシャツを着て31
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素肌にシャツを着て31
2016-09-12-Mon
週末の道明寺ホールディングス本社

20時を過ぎた時間帯、残業をしている社員も居て、エントランスは明るかった。

エレベーターが到着し、長身の男が秘書やSPを引き連れて降りてくる。

その男の外見は、巻き髪の頭に、オーダーメードの高級スーツ、鍛えられた身体付きを思わせ、室内でかけているサングラスも嫌味なく似合っていた。

彼に追従する秘書は、少し緊張していた。

しかし普段の鉄仮面からその場にいて気づく者はいなかった。

***


同時刻、つくしは車内にいた。

通勤で使うハイブリッドカーではない。

その車内には、ソファやテーブルがあり、向こう側にはミニキッチンがあった。

シックな色で統一されており、夜の走行とあって間接照明のみ付けられ、ムーディな雰囲気だった。

つくしは、隣で機嫌良く自分の肩を寄せ酒を飲む男を半ば呆れていた。

「何なのよ、、我儘傲慢自意識過剰俺様男いつも通りじゃない。」

「当たりめーだ。」

ククッと男は笑う。

「なんだ気にいらねーのか?リムジンがイヤっつーから用意したのによ。」

「あたしはそんなつもりで言ったんじゃない!」

「俺は結構気に入ってんのによ。既製品にちっとばっかし手を入れただけだけど、いい感じじゃん?」

既製品だろうが、安い買い物じゃないことは分かる。つくしは金持ちの考えることについていけなかった。

「それによ。これ、ベットになるんだぜ?  運転席とも離れてっし、おめーだって集中できんだろ。」

「はあ?!  あんたの脳内そればっかかい?」

「ん?  当然だろ?」

ニヤニヤする男は、全く悲壮感が無い。先日のアレは何だったんだろうか・・


プルルルルル・・

「おう。」

司が直ぐさま電話を取る。

車中ともあって、(司に捕まっているのもある)つくしは離れられず、耳を塞いでみた。

そんなつくしを見て、司は微笑み電話をスピーカーにする。

「どうよ。使えそうか?」

「はい。本人は多少緊張していたようですが、周りに気づかれることは見られませんでした。」

「おめーはどうよ?」

「私ですか?  不測の事態も考慮してますので多少の緊張感は常に持っております。」

「ふん。じゃ、何とかなりそうだな。明日明後日と留守にする。月曜の昼過ぎには邸に戻る。何かあれば連絡しろ。」

「はい。しかし羽目を外し、牧野様にあまり無茶を言わないようにして下さい。」

うるせーよと機嫌良く電話を切った途端噛み付いた。

「何今の?  羽目を外すってどーいうこと?」

「んー   俺とおめー明後日まで一緒っつーことか?」

「何する気?  てか、どこ行く気よあんた。」

「決まってねー」

「はあ?」

「とりあえず都内を出ることだけしか決まってねーよ。・・とはいえあんまり遠出は出来ねぇな。ここ走ってっから、栃木あたり行ってみっか?  見ざる聞かざる小猿だっけ?そんな寺あったよな。」

「日光東照宮のこと?  小猿じゃないわよ。」

そっか?とこいつは気にもしてない様子だ。

「運転手はどーすんの?  一人で大変じゃない。途中であんたがするとか?」

「しねーよ。後に交代要員が車で付いて来ている。SPが運転手を兼ねているからな。そこは心配すんな。」

SP付きのデートはしょうがないと思っているつくしだが、何だか腑に落ちない。何故都内を出るのだろう?

「それに、食料も積んであるからよ。別にホテルを取らなくても良いんだぜ。」

シャワーも完備だしよと言う司に、つくしは驚く。

「え?  あんたいつからアウトドア派になったのよ?」

「アウト?  ダメってことか?」

「違う!  アウトドア!  キャンプとかそういうことよ。」

「キャンプはしねーよ。寝るのは車内だ。おかしな事言うなおめーは。」

全く話が噛み合わない司に、つくしはこの話題を諦めた。

「はぁ。もういい。別にいいけど、何かあったかと思うじゃん。急にキャンピングカーなんて持ってきて・・」

その言葉に司は少し目を逸らすも、つくしは気づかなかった。

「ならいーじゃねーか。それによ、ここおめーんちみたく狭くて落ち着くだろ?」

「ぐっ。そんなこと今言わないでよ。・・・はぁー、そうね。そう考えると邸やスィートよりかは快適かな。うん、楽しもう」



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