甘さとスッぱさと ... とばっちり 2
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とばっちり 2
2017-12-22-Fri
※この作中に出てくる人物Aは架空の人物です。ブログをしている設定ですが、ブログを書いている人物の人物を指している訳ではありません。
その事を理解して読み進めて下さるようお願いします。





卒論を書いている時にバイトの店長から電話があった。

どうやらバイト採用があったらしい。しかも経験があるらしく即戦力なので、あたしが卒論で休みたいのを知っている店長が卒論終わるまで休んでていいよと言ってくれ、3日間バイトを休む事になった。


バイトを休めるのが嬉しいと思った事は初めてで、もっとかかると思っていた卒論も1日で仕上げてしまった。



そんな中あたしは道明寺に呼び出される。



「へっ?」


ぽかんとするあたしに向かってニヤリと口角を上げる道明寺。


「言ってる意味分からねえか?」

「いや、分かるけど… そんな事突然言われても心構え出来てないし。」

「まぁ、それは仕方ねぇ。俺だってこうなるのは不本意だが、ビジネスをやってる上ではタイミングが肝心要だ。ここを逃したら俺たちは敢えて棘の道を選ぶ事になる。余計な手間は無駄じゃねぇ?無駄ってお前の嫌いな事だよな。」

「それとこれとは違うでしょ。」


反論しようとするあたしも道明寺にとっては想定内とばかりに片手間だけで制止する。


「ともかくこれは決定だ。今日中に提出するからサインしろ。俺の分はしてあるからよ。」

「早っ。ちょ、ちょっと待ってよ。」

「待たねぇ。ビジネスが絡んでいると言ってるだろ。お前俺の仕事を滞らせるつもりかよ。」

「とどこ… どう滞うのよ?」

「あ? どうだあ?」


なんで理解できないのかと眉をよせる道明寺。

もう一度説明を繰り返しその理由は理解出来なくもないが、反面こじつけだとつくしには思えてしょうがなかった。



内容を要約すると、

道明寺には見合い話が殺到しているのだが、その中に無下できない2人がいるらしい。

どちらも取引で道明寺HDとの関係が高くどちら一方を選べばも一方の関係を悪くするというもので、

だから半ば黙認していたつくしとの結婚をしてしまおうとの事だった(魔女も容認した)。

結婚していればどちらも選べないと言える。司は元々そのどちらも断るつもりだが、会社側としてそう表立って言えないからそうでしたと言うために結婚を急いでいるのだった。


そこまでの理屈は理解できる。



だが、


きょときょとするお前をいつまでも放置しているとビジネスで気が散ってしょうがない。

それで重要な取引を逃したらどうするんだ?

俺をサポートするのも駄目にするのもお前しかいねぇ。俺はお前中心に動いているからな。(←ここちょっとグラッときた)


俺をサポートする気持ちがあるなら、とっととサインしやがれ。(は?💢)

どう転んでもお前は俺と結婚する運命に変わりはねぇんだ。

お前を取っ捕まえる労力を無駄に増やすのもお前にとって不本意なはずだ。

それに労力を増やすってならそっちじゃなく別の方だろ?ときた。



「夫婦になるんだしよ。夫の務めを果たさないとな。」


ニヤリとする道明寺。

目がやらしくなっている。

反面つくしは目が座っていた。


「夫の務めねぇ… あんたの場合は手を抜いてくれた位の方が丁度良いけど、できる訳ないじゃん。」

「…んな事ねぇよ。お前が1日おきが良いって言うならそうしてやるぜ?」

「1日おきぃ? 大した間開いてないじゃない。せめて3日、4日、いや週いちで充分よ。」

「そんなんでお前不安にならねぇの? 俺様に言い寄ってくる女共は気にならねぇのか?」

「そりゃいるでしょうけど、あんたは片っ端から蹴散らすじゃない。蹴散らすってゆーか、ビビらせる?」


またニヤリとする司。


「まーな。分かってんじゃねーか。くくく、それになんだかんだ言ってお前もその気じゃねーかよ。だからほれ、さっさとサインしろ。」

「へっ? はっ! ちょっと、あんた騙したわね?」




ぎゃあぎゃあと喚くつくしだったが、結局折れて婚姻届にサインし、その日から道明寺邸で暮らす事に。

だが、結婚していたという事実を見せかけるために住まい以外を徐々に変えていく必要があった。

つまりバイトもしばらくは続けなければならないとなり、司の見てないところでつくしはひとり肩を落とすのだった。

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