甘さとスッぱさと ... とばっちり 7【完】
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とばっちり 7【完】
2017-12-22-Fri
※この作中に出てくる人物Aは架空の人物です。ブログをしている設定ですが、ブログを書いている人物の人物を指している訳ではありません。
その事を理解して読み進めて下さるようお願いします。





12月に入り西門さんの誕生日にみんなで集まる事になった。


そこでみんながあたしを牧野と呼んだ事で、司があっさり結婚した事を口にする。


「ちょっと、隠すんじゃなかったの?」

「あ? こいつらには隠す必要なんかねーよ。」

「そうだぜ牧野。て司、お前こそそれならもっと早く言えよな。」

「牧野じゃねーっつってるだろ。それに今言ったからいーじゃねーか。」


じゃあ何て呼ぶんだよとかでF4はごちゃごちゃ言ってたけど、とりあえずおめでとうと祝福してくれ、そして見合いを申し込んだ企業のその後どうなったかの話になりそれについては一安心だったんだけど、


滋さんには襲われる勢いで責められ、唾がかかったりソファーがひっくり返ったりと、それなりの罰は受けた。(そりゃ薄情よね友達に黙ってるなんてさ。おまけにソファがひっくり返った時あたしのスカートがまくれそうになり修羅場になりそうだったから必要以上な疲れたよ)


そんな中優紀はちょっと文句言うくらいで普通だったんだけど、桜子は大人しいっていうか物わかり良いって感じで、もっと尋問されるんだろーと思っていたから拍子抜けでちょっと引っ掛かってはいた。



忘れた頃(年が明けあたしの卒業を待って行った結婚披露宴の二次会で)その真相をぶっちゃけられたんだけどね。




「は? 桜子、Aさんを知ってたの?」

「ええ。道明寺さんにブログの解読を頼まれましたから。」

「頼まれ、へ?」

「道明寺さんあのブログ読み進められなかったようです。ムカムカして。ま、当然ですね。面白くないし、勘違い甚だしいですし。」

「………」

「感謝して下さいね。私が間に入ったおかげで、先輩の意図を解読して差し上げたんですから。」

「あたしの意図?」

「だって自分達を置き換えてましたでしょ。たっちゃんとたかちゃんでしたっけ。どちらもイニシャルTですね。」

「なっ…」

「たっちゃんがイケメンでなくて普通なのも、道明寺さんがモテ過ぎて先輩がやきもちやいてる表れですよね。ちゃんと伝えておきましたから。」

「ち、違う…わよ。」

「あら、そうですか。」


つくしは書いた話を桜子に読まれていた恥ずかしさで何も言う事ができず、わなわなと震えていた。


「それにしても先輩にとってはあのAは本当に不気味でしたでしょ?」

「へ? あ、ああ。まぁね。」

「くす。でも安心して下さい。そちらも私が対処しておりますから。」

「桜子が? あんた何しているの?」

「何って、先輩に近づかないようにしてます。後は道明寺さんを怒らせたので懲らしめろとも言われてましたしね。」

「懲らしめろ?」

「本当はもっと道明寺さんらしい言い方でしたけどね。」

「何やったのよ… あんた。」

「まぁ、仕事人みたいな事ですかねぇ。まともに話し合えない相手ですから、相手に合わせた美味い話を持ちかけてー」

「持ちかけて?」


くすと桜子は笑い、


「落としたまでです。」


なかなか楽しかったですよーとケタケタ笑う桜子につくし乾いた笑いしか返せなかった。犯罪まがいな事をやってなかったか心配だったため強く聞くと桜子も答えてくれた。


桜子は小説ブログを立ち上げたいと書いた話の感想をAに持ちかけたらしい。

で、それが罠だと気づかず飛びつくA。

最初は桜子にもっと書いてと言ってたがそのうち立場が逆転、Aはノリノリで話を書いていた…らしい。桜子どうやって持ち上げたのよ…

そして気を良くしたAに桜子は悪魔の囁きをかけ、なんとAは無謀にも出版社へ持ち込むべく小説を執筆したらしい。執筆といっても途中までは桜子が書いた鬼畜小説を繋ぎ合わせたもの。だがそこは文才のないAさん、桜子にやらせようとするも桜子の方が一枚どころか百枚も上手だった訳で…



「で、持ち込んだんだ。」

「ええ、意気揚々と。直木賞も狙えるとか言ってましたわ。だからサインの練習もしていたみたいです。賞を取った時のコメントどうしようなんてふざけた事も言ってましたね~」

「あ、上げまくったね… それでどう下げたのよ」

「ん? 怪しいビルに誘導しました。」

「はぁ? 怪しいビル? なんで?」

「そこに出版社があると勘違いさせてです。でも、そこ建物は普通のテナントで隣は普通の会社ですよ。だから信用して、出版社の担当者と思い込んで話を進めたらしいです。その事務所で。」

「ねぇ、何の事務所なの?」

「とある趣味の方々を引き合わせるとこです。堂々と言えない趣味ですので、ちゃんと書面で契約を取るんですよ。ぺらぺらとしゃべられたら困りますからね。」

「堂々と言えない趣味? 何それ。」

「Aが興味ある事です。ブログでもそればっか書いてましたから、異常なまでの興味があるんだろーなぁと思いまして。だから親切心でもあったんですよ。」

「ブログでそればっか書いてた?」

「まぁでも、したことないからあそこまで執着するんでしょうけどね。」

「した事ない? 何を?」


つくしに耳打ちする桜子。それを聞いてつくしはボンっと湯気が出たように顔を真っ赤にした。


「な、何… え? したことないの? 嘘っ?!」

「先輩は信じきってたでしょうが、ないですよ絶対。むしろないからこそあんなのばっか書けるんです。だからそれを楽しめるところに誘導したのに、私の好意を無下に逃げ出すなんて… ま、想定内でしたけど。」



桜子が誘導したとこ。それは会員同士で

セッ○スを楽しむところだった。愛情抜きで快楽を楽しむところが桜子曰くあるらしい…



「で、逃げて、どうなったの?」

「とりあえず慰めました。まだ出版社に行ってないので、機嫌を直さないといけないじゃないですか。」

「出版社、行かせたの?」


に~っこりと微笑み「はい。」と答える桜子。

つくしは悪魔だと思った。


その後の展開はまぁ想像通りで、ボロクソに言われただろうに、厳しい意見を言われたけど私は負けないとAはなかなかの雑草魂を示したらしい。

でもちょっとつついただけで、泣き事を言ったからかなりのダメージは負ってるだろうと。(桜子、あんたのつつくは他の人の殴るだから、そりゃダメージでかいわよ。)


「それでしばらくはシャバの空気を吸って鋭気を取り戻すそうです。シャバって言葉使うのもですけど、どれだけ作家気取りしてるんだって鼻で笑ってやりましたけどね。」

「お、落とし、たね~ は、はは、ははは… はぁ。」


がっくりと肩を落とすつくし。Aには迷惑ばかりかけられてたが、桜子に攻撃されてたとなるとお人好しのつくしは気の毒に思ってしまった。


「今後はもう二度と先輩に接触する事はないでしょうけど、これに懲りて少しは他人に警戒する事も覚えて下さいね。」

「分かってるわよ。相手にしない事も…理解しました。」

「あと、甘える事もして下さい。夫婦なんですから、甘えは大事ですよ。」

「分かってるわよ…」


頬を膨らませるつくしに桜子は眉を寄せる。


「なんか勘違いしてそうですね。こっちの方ですよ。」


そう言って桜子はつくしの胸を指でくるくると書き始めた。


はっと気づくつくし。顔を上げると離れたところにいる司がニヤニヤとしていた。



「どうやら新郎も望んでいられるようですね。こんなべたなのも先輩達にはアリなんですね。ま今夜は初夜ですし、熱い夜になるのも当然ですよ。」


つくしは何も言い返せなかった。

結婚式の夜だし、夫婦が夜何をするのかは予想もできる事ではあるが、こうも口に出されると流す事もできない。


そんなつくしの前をグラスを持ったボーイが通りかかる。


やけになったつくしは一方足を踏み出した。





おわり


※Aの描写について誤解を招く事がありましたので注釈を追加し、またそれについての不快なコメントがあったため削除させていただきました。
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No title

お疲れさまです

久々の更新、面白くて一気読みしました!
ふふふふふふ・・・・・
Aさんって、誰かさんに似てる?
(゜ロ゜;ノ)ノ

No title

こんにちは〜
おろ、一気に更新されてる!と思い、慌てて一気読みしてしまいました。
つくしもとうとう二次デビュー?!
ははは、自伝になっちゃうね(笑)
更新楽しみにしています。
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