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プレゼント大作戦
2017-12-31-Sun
つくしの誕生日用に書き出したお話、遅くなりましたがせっかく書けたので投下します。

つまらないお話ですので、ふーんくらいに読んで下さい。


アフタークリスマスの続きです。





それを閃いたのは商談相手の社長との会話からだった。


俺が新婚だからかそいつは自分の妻の話をしだした。


そんな話なんざ全く興味はなかったが、まぁそいつはまだ若ぇし(40代)、娘をあてがおうって訳じゃねぇから、のろけくれーなら聞いてやるかと俺にしては珍しくその話を遮らなかった。


なんでもそいつの妻はちょっと前に話題になった違う色に見えるドレスを手に入れ興奮しているんだとか。


本当は青と黒のドレスなのに白と金にも見えるとかで、はじめはそいつの言っている意味が分からなかったが、(俺はネットで拡散された話題など興味はない)つくしなら反応するかと思った。


もうすぐつくしの誕生日だ。


しかし物欲のないつくしは俺がいくら高価な物を選りすぐっても喜びはしない。


だから毎年俺はプレゼント選びに頭を悩ませる。


プレゼントをやるんだぜ。受け取る時には喜んでもらいてーじゃねーか。しかもそのプレゼントは誕生日のだ。あいつが生まれた特別な日。だから俺は俺にしかやれない特別なものを用意したかった。


しかし、そのドレスをそのまま贈るのは気が進まなかった。いくらつくしが反応しようとも他の連中が知っているものを贈る事が俺には納得できなかったからだ。


そこで思いついたのがそれと同じ反応だ。


そのドレスは本当は青と黒なのに白と金に見えるんだろ?


それって背景の明るさで色の錯覚が起きてそう見えるって事だ。


錯覚。


くくく…


面白れー


あいつを錯覚させたら多分予想以上の反応すると思うんだよな。


まぁ錯覚といってもあのドレスのようなもんを用意するのは至難の技だが、要はトリックと考えれば良いって事だろ?


イタズラを仕掛けて、それがイタズラじゃなくそうじゃなかったとすればきっとつくしは混乱する。


素直じゃないつくしをちっとは意のままに操れるかもしれねー



くくくくく…


楽しみだぜ。






※※※



「あー、あー…」

「ん?  京なぁに? …あ。」


京が興味を示したものを見つけつくしはしかめっ面をした。


「ったく、こんなところに置いとくんじゃないわよ。京が取って口に入れちゃうじゃない。」


それは司が用意したクリスマスオーナメント。宝石のデコレーションがキラキラ光り幼子の目を引いていた。


つくしは落ちていたオーナメントを拾い京の手に触れないようキャビネットの上に置く。


「あれ?」


が、そのオーナメントに記された文字が目に入り目の前に吊り下げた。


「……」


他のオーナメントの文字も見てみる。


「どうなってんの? 昨日見た文字と違っている。」


昨日見た時は司の煩悩満載の文だったはずだ。


しかし今見てみればいかに司が自分を敬い、感謝し、愛しているかを綴っていた。


「あれ? あたし夢でも見てたのかな?」


昨夜の事を思いだそうとするも、それを渡せと京が身を乗り出してくるためつくしは中々考えをまとめられなかった。


京にだめとどたばたするうち、つくしはオーナメントの事はどうでも良くなる。




そして、キャビネットに戻されたオーナメントはいつの間にかまたそこから消えているのだった。





※※※



カクッと目を覚ますと、そこはベビーベッドのすぐ側のソファ。


すやすや眠る京の側で司の帰りを待とうとして寝てしまっていたようだった。


スマホで時刻を見ると23:05

日付が変わるのになるのに1時間を切っていた。



つくしは今朝の喧嘩を後悔していた。


いや、後悔というなら今朝ではなく昨日からの態度といっていいだろう。



司が用意したオーナメントを見つけてから、司とは(つくしの思い描く)イチャイチャができなかった。


オーナメントに書いてあった卑猥な要求に腹をたて、子どもを叱るように司に説教してしまった。


まぁ、司も子どもみたいに駄々こねていたけれど…


それでもムキになって喧嘩腰にならなければ、今朝には自分の誕生日を祝ってくれてたであろう。



カチカチと壁の時計の音を耳にして誕生日を終える事はなかった。



つくしはソファに座り直し、スマホの画面を明るくした。


だが着信もLINEも来てはいない。



連絡の通り司の帰宅は深夜になるのだと肩を落としてしまった。



寝室を一瞥し冷たくなったベッドにひとり入るのかと考えてしまう。


空調が完備してある邸でベッドが冷える事なんてないだろうが、毛布より暖かい司の熱が恋しくなり、つくしは寝室に足を向けようとは思わなかった。






カチャッ



音をたてないように開いた音が耳に届く。



「あっ…」

「なんだ、起きてたのか?」

「うん。おかえり。」



つくしの頬が間接照明を反射する。


帰ってきた司は京が寝ている方向を一目見てから、つくしの側へと腰を下ろした。


つくしから身体を寄せ、司もそんなつくしを抱きしめ、ひとつ落とすだけのキスが深くなっていき、



プチンと二人を繋いだ糸が弾け、二人は見つめあった。



「ひとつ歳を取ったな。つかの間のタメだぜ?」

「ん? ふふそうね。来月末まで同い年ね。」



司の目尻が弧を描いている。そんな風に見えるくらい司の表情は柔らかかった。



「誕生日おめでとう。ギリギリ間に合ったぜ。」

「…うん。ありがと。間に合ってあたしも嬉しい。」



珍しく素直に甘えている事につくしは気づかなかった。



「プレゼント用意してるんだけどよ、昨日の今日だ。おまけにもうすぐ日付も変わっちまうし… 文句言うなよ?」

「…分かった。どんなのでも文句は言わない。」



司がプレゼントしたのは大きなボックスに入ったジュエリーだった。


カチューシャにピアス、ネックレス、ブレスレットと頭から手首までまるでジュエリーのセットアップだ。



「カチューシャまで? なんか珍しいね。」

「おう。お前の黒髪にはゴチャゴチャ付けるよりこっちの方が合うと思ってな。だからネックレスもピアスもシンプルにしといた。」


それでも良い物を使ってはいるのだろう。

だが、ひとつひとつではなくトータルでバランス良くデザインされている事につくしも反論を忘れてしまった。



「お前はドレスもシンプルな方が好きだろ。だからジュエリーで着飾った方が良いと思ってたんだ。」


確かにつくしはシンプルなドレスが好きだ。


スッピン宣言もしている事から、派手派手しいドレスは拒否しているのだった。



「だがお前はぐちぐち言って受け取ろうとしねーからな。この俺様が似合うっつーっても聞きやしねーでよ。苦労したぜ。ったく…

「え?」

「いや。」



首を傾げたもののジュエリーを思いの外気に入ったつくしはジュエリーを良く見ようとスマホのライトを向け目を細めた。



「くっ… 後で見ろよ。」

「ん。そうする。」

「じゃ寝ようぜ。」

「うん。…ね、あのさ…」



立ち上がった司が振り返る。


ライトダウンの部屋でもつくしが顔を赤らめ何を言わんとしているか司には分かった。



何も言わずつくしに手を伸ばし、二人は寝室へと向かって行き、


ドアがゆっくりと閉まった。





※※※



「ふぅ。」



キュッ


シャワーのコックを捻り司は一息ついた。



「なんか、実感沸かねーな。うまくいったんだと思うけどよ。」



タオルドライしながらリビングを横切る。



「(オーナメント)無ぇな。つー事は変えた文字は見たって事か。」



司はメイドにつくしが仕込んだオーナメントを見たら片付けるように指示していた。


片付いてなかったら、腹を立てたままのつくしでプレゼントは受け取らないだろうと睨んでいたのである。



「しかし要らんかったかもしれねーな。だめ押しで帰りを遅くしたが、案外あれであいつ寂しくなったのかもな。」


まぁ失敗だとしても、つくしが寂しがったならそれは司には満足な訳で成功に変わらない。



「寂しくなればあいつも乗ってくんだな。1回であんな破壊力やべぇだろ。」



その気になったつくしとの情事は司を失神させるほどの快楽をもたらした。


一瞬とはいえ気を失った司はしばらく動けず、つくしにのしかかり回復するまでに眠られてしまったのであった。


回数では無い事を知った司。

プレゼントの事が逆に副産物に思えてしまう。



「次はどうするか? 他の女に焼きもち…は、止めといた方が良さそうだな。第一他の女なんざ気持ち悪くてたまんねーしよ。」


かといって同じ手は使えない。


いや、怒らせるのは別の方法でも可能だ。それで帰りを遅くすればいけるはず!と本気で考えていた。



「しかし怒らせるのも中々難しいぜ。怒らせ過ぎたら、逆効果だろーしよ。」



それならまたオーナメント作戦か?

いやいやオーナメントという事は来年まで待たねば使えない。


つくしとの濃い情事を定期的に行いたいと欲した司は、日付が変わった深夜寝る事も忘れ頭を捻らせていた。





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今年もあと1日になりました。
前半は更新をがんばったけど、後半はさぼりんぐしまくりでイベリス書きます詐欺で終わってしまいました。
来年はちゃんと書きますので生存確認くらいのペースで来ていただけると嬉しいです。
みなさま良いお年を~
.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.



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