甘さとスッぱさと ... 素肌にシャツを着て32
プロフィール

lemmmon

Author:lemmmon
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

<< 素肌にシャツを着て33 main 素肌にシャツを着て31 >>
素肌にシャツを着て32
2016-09-12-Mon
突然のキャンピングカーでの小旅行デートだったが、初日の昨日は高速道路のパーキングエリアで一泊した。

パーキングエリアとあって、駐車場には他の車もチラホラあり、人の気配があることからつくしは断固としてセックスは拒否した。

「わぁ~  パーキングエリアって初めてだ。朝早くって人少ないけど、お店いろいろあるね。」

「・・・・・」

「ちょっと!  眠いなら車の中で寝てたらいいじゃん。」

「眠くねーよ(怒)  むしろギンギンしてるぜ。」

何がギンギンしているんだか、これ以上突っ込むと嫌な感じがしてつくしは話題を変える。

「あたし、パーキングエリア来てみたかったんだ。最近テレビでも良くやってて、優紀もこないだ友達と行ったって言ってたんだー  なんかね、海老名サービスエリアのメロンパンが美味しかったんだってー」

つくしの楽しげな様子に司の表情も和らぐ。

「おしっ、じゃそのメロンパンとやら買いに行こうぜ。」

「は?  海老名っていったでしょ。そこって、東海道だよ。あたし達、東北道にいるじゃん。」

「届けさせりゃいーだろ。」

「へえ?  ここに?  今度行けばいーじゃん。今じゃなくてもいーよ。」

その言葉に司は、目線を下げるもつくしは気づかない。

「あっ、あれ何かな?  ね、道明寺行ってみよ。」

***


パーキングエリアで朝食を済ませ、何だかんだで日光東照宮を目指すことになった。

「日光東照宮って、徳川家康を祀っている神社だよね。」

「寺じゃねーのか。」

「東照宮ってくらいだから、神社でしょ。」

「それが関係あんのか?」

「・・・いーやもう。あんた興味無いでしょ。」

「まぁ、おめーがいりゃ場所は何処だってかまわねーな。」

司の様子に、つくしはやはり何かあるなと思った。だが、司が何か言ってくるまで何も聞かないと決めたから、明るくしよう、前向きな事を言おうと思いー

「徳川家康が出てくるかな?」

「は?」

「だって、徳川家康が神様なんだよ。だから、俺様が来たから何しに来た小僧って、出て来るんじゃない?」

「俺は小僧かよ(怒)」

「天下統一した人から見ればまだまだ小僧じゃない?  あんただってまだ道明寺ホールディングスの跡も継いでないし、だから家光でもないよね。」

思わぬつくしの言いように司は、言葉を詰まらす。だが、つくしが司を罵る訳などないと知っているからー

「ふん。言うじゃねーか。すぐにそうなる。言ってられんのも今のうちだかんな。」

と言って、ニヤリと返した。

つくしも微笑む。

「ま、徳川家光にはなってほしくないけどねー」

「?」

つくしはちょっと照れた顔をして、目を背ける。

「何だよ。そいつは何やったんだ?」

「んー。家光ってさ、側室が多いじゃん。ま、それで子だくさんなんだけど・・・」

ハッとつくしが気づいた時には遅かった。ニヤニヤした極悪顔の男に肩を抱かれ耳元で囁かれる。

「何だよ。ヤキモチか?  俺はおめー以外に反応しねぇよ。そんな心配すんなんておめーは可愛いな。」

司の目つきが怪しくなったことにつくしは慌てた。

「ちっ、ちがうわよ。誰もあんたを疑っちゃいないわよ。ってか、そうじゃないの!家光は乳母に育てられたのよ。春日局って有名でしょ。信長の娘の母親から、家康は子どもを取り上げたのよ。あ、あたしはそれが嫌なのよ。だ、だから家康もあんまり好きじゃないの。もしっ、もし家康が出てきたらあたしだって何よって加勢してやるわよ。」

どもって何言ってんだとつくしは思ったのだが、そんなつくしの言い訳も司には嬉しくてたまらない。

つくしは自分の味方だからと告白されたようなものだからだ。

「おめー子どもが欲しいんか?」

「ふえ?」

***


つくしは目の前の男に何も言えなかった。

俺様男が大笑いしているのだ。

何がツボにはまったのか知らないが、
(いや、完全に私の間抜けな顔でしょう・・)

ハハハハハハハハハ

「ククッ。ホントおめーは、色気もねぇなあ。何だよその顔は。くっ、ハハハハハハ・・」

あまりの笑われように、つくしは面白くない。

なのに、司の無邪気な笑い顔を見ていると何も言えなくてなる。

「これでもいっか。」

ボソッと呟いた。

「ん?  何か言ったか?」

司は泣き笑いになっている。

つくしはほっぺを膨らまし、盛大にあっかんべーとやり返した。


↓ランキングに参加してます。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村 つくしは勉強ができる子なのでちょっと博識なとこを書いてみた。
見ざる言わざる聞かざるを知ってて徳川家康を知らない司は、司ならありかなと。
敏腕秘書の助言をうろ覚えでって感じで理解して下さい。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

第ニ章言いたくなければ言わないで② cm(0) tb(0)
Comment
 

Trackback
この記事のトラックバックURL
http://lemmmon.blog.fc2.com/tb.php/38-3b747493
| |