甘さとスッぱさと ... 素肌にシャツを着て33
プロフィール

lemmmon

Author:lemmmon
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

<< 素肌にシャツを着て34 main 素肌にシャツを着て32 >>
素肌にシャツを着て33
2016-09-13-Tue
日光東照宮に着くと、現地ガイドが待っていた。

秘書に目的地を伝えていたため用意していたようだ。

直前の砕けた様子と異なり、司はガイドの説明に真剣に耳を傾けているようだ。

二人は多くを語らず、東照宮を見て回った。

***


「なんか、視察みたいだったね。」

キャンピングカーに戻り、つくしは司と話し始めた。

「そうか?」

「うん。なんかガイドさんも少し緊張していたよ。」

「そりゃ、俺のせいじゃねぇよ。」

フッと笑う司の表情は柔らかい。

「飯どうする?」

「あ、そうだね。ね、ここ食料あるんだよね?」

つくしはキッチンを指差す。

「おう。揃ってっぞ。」

つくしはキッチンに行き、冷蔵庫を開けて見る。

「うわ。すごい量。こんなに食べきれないよ。」

「全部食べる必要ねぇよ。」

そうだけどさ~とつくしは聞いてない。

そして何か思いついたようだ。

「ね、バーベキューやらない?」

「バーベキュー?」

「うん。アウトドアらしく。ねっ。」

アウトドアぁと司は眉をひそめるが、つくしはやる気満々だ。

「キャンプ場とか近くにないかな?  そこら辺の駐車場に停めたら怒られるよね。あっ、SPさん達も一緒に食べようよ。たくさんあるもん!みんなで食べたら美味しいよ!」

***


結局、SPを巻き込みバーベキューをし始めるつくし。

やったことなどないくせに、口だけは達者だ。

司も口出しし、一向に進まぬ様子を見かねたSPの一人がやりましょうかと進言する。
とたん息の合う二人。

「やって!」「やれ!」

***


そんな中司の携帯電話に着信が入る。

バイブにしていたため、司だけが気づいた。

司はSPに目配せして、その場を離れる。

「俺だ。どうだ?」

「はい。作戦成功です。調査会社の者を特定致しました。」

「気付かれてないだろうな。」

「大丈夫だと思います。影(武者)を見失い焦ったのは一時ですから、ただ見失っただけと思っているでしょう。その後、姿を出した影の前にまた現れましたから。」

「そうか、じゃそいつから裏の奴を探れ。」

「もうすでに、掴めてます。池谷常務の一派でした。」

司はニヤリと極悪顔になる。

携帯を切り、ひとり佇む。

「やっとだな。クソジジィどもその面、もうすぐ歪ませてやる・・」

ギリギリと歯ぎしりしながら、遠くを睨む司ー

そして、つくしの方を振り返る。

つくしはSP達と楽しそうに肉を焼いていた。笑顔を振りまき、焼いた肉を頬張っている。

司は自分達の醜いボードゲームの上に、自分の都合で乗せられてしまっているつくしを想う。駒として使われたくないが、既にボード上に置かれているのだ。

どうにかして、このボード上から外してやらねば、、その事を司はずっと考えていた。

そのためには一度駒として動かさねばなるまい。あいつらに動かされるならば、自分が動かそう・・そう思っていた。

傷つけないように、悲しませないように、泣かせないようにー

だが、それでも泣かせてしまうだろう・・

つくしの涙を想うと司は胸が張りさける。

なぜ自分はこんなに非力なのかー

力が欲しい。つくしを守る力が!!

そのためには時間が必要だ。

つくしをゲームから外し、自分が力を付ける。それが司の考えだった。



↓ランキングに参加してます。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

第ニ章言いたくなければ言わないで② cm(2) tb(0)
Comment
 

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: はじめまして

はじめまして(^o^)/
コメントありがとうございます。
そうなんです。まだまだなんですよ。
私も2次を読んでいて最近始めたので、次は?という気持ち分かります。
一気に読む方がスッキリしますよね。
長くなるのはもう確実なので、申し訳ないですが諦めて下さい。
でも、絶対完結しますので。
もちろんハピエンで!!
lemmmon
Trackback
この記事のトラックバックURL
http://lemmmon.blog.fc2.com/tb.php/39-f5c8cb9c
| |