甘さとスッぱさと ... 素肌にシャツを着て3
プロフィール

lemmmon

Author:lemmmon
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

<< 素肌にシャツを着て4 main 素肌にシャツを着て2 >>
素肌にシャツを着て3
2016-08-27-Sat
スターシャワーホテル東京

高級ホテルの一つで、最安値でも一泊2万円からという。

高校時代のつくしには、眉根を寄せてしまうところだが、社会人になって、女子会でリッチに過ごそうと奮発したこともあり、今のつくしには、そういう毛嫌いも薄かった。

18時30分

余裕を持ってホテルに着いたつくしは、荷物をクロークに預け、藤岡夫妻の到着を待っていた。

招待客が次々に到着したのだろう。次第にロビーは賑やかになっていく。

ドレスを纏い、美しく着飾った女性達がつくしの近くを通り過ぎたとき、

「…さか様来るかしら?」

ドクン。
ドクン、ドクン。

………
そうだよね。
何で気づかなかったんだろ。

つくしは頭を抱えてしまった。

だが、取り乱す心をなんとか鎮めようと必死になりながらも、どこかで期待している気持ちに不安を感じていた。

うまくやり過ごせるかと。


18時53分

藤岡と合流したつくしは、会場の中に入った。

19時開演直後のパーティには、気にする人達はいなかった。彼らは華やかなオーラを纏い、王者然として登場するだろう。会場の若い女性たちは、彼らの話を口々にしていた。

「牧野さんも、気になる?」

「あ、いいえ。」

藤岡の妻にじっと見られ、つくしはいたたまれない。

「気になります。」

「素直ね。」

「奥様はどうなんですか?」

「圭子でいいわ。そうねぇ、人間観察を楽しんでいるわ。」

「人間観察。」
大きな声を出してしまい、つくしは口に手を当てた。

「だって、そうでしょう。」
クスクス笑いながら、藤岡圭子は続ける。

「花の4人組、確かに見た目はいいと思うけど、人には好みがあるわ。私は、蓼食う虫の方なのよね。」

意外な答えを返され、つくしは口に当てた手を下ろしてしまった。

「少し、リップ取れちゃったわね。」

「あ、本当だ。」

「レストルームに行きましょう。私も少し直したいわ。」

「来たばかりだぞ。」
呆れる藤岡を横目に、圭子は続ける。

「今なら、レストルームも爽やかな空間だから。それに、挨拶周りは相手が来てないでしょう。」

「それはそうだが。」

「すぐに戻るわ。さ、牧野さん行きましょう。」


↓ランキングに参加してます。


にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

第一章テーラーつくし cm(0) tb(0)
Comment
 

Trackback
この記事のトラックバックURL
http://lemmmon.blog.fc2.com/tb.php/4-ab2b259e
| |