甘さとスッぱさと ... 素肌にシャツを着て40
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素肌にシャツを着て40
2016-09-16-Fri
メープルの最上階のバー

奥の個室で三人は飲んでいた。

滋は怒りのあまり飲酒のペースが早い。

あきらと類はそれに気付いていたが、潰れてくれた方が楽だとほっといていた。

「司のやつー  女に香水まであげてただとー  つくしに悪いと思わないのかー」

「確かに司らしくないね。」

類も同調する。

「でしょ。でしょーおー」

大声で類に詰め寄る滋。これには類も顔を歪ます。

「何騒いでんだよ。うるせーな。」

「「「司」」」

***


「何だよ。わざわざ呼び止めて、俺は帰りてーんだけど。」

「あんた・「司、あの女の言ってたこと本当?」

滋の言葉に類が被せてきた。

「言ってきたこと?」

「香水付けたんでしょ。」

あぁと答えた後、ククッと笑う司。

「何がおかしーんだ?」

クックックック・・

司は笑いが止まらない。

「何だよ。」

「香水じゃねーよ。」

「は?」

「香水じゃねーって、じゃ何だよ。」

「確かファブ○ーズって言ってたかな。」
「へ?それって、、」

「あの?ファブ○ーズ?」

「あのだか、どれだかは知らねーけど、そうなんじゃねーの。」

つまり司はエスコートする女に香水と言って、消臭剤をかけていたのだ。

これには二人も大受けした。

滋はキョトンとしている。

「へ?どーゆーこと??」

***


「何でまたそんなこと思い付いたんだ?司おまえじゃないよね。そのアイデア」

笑いながら類が指摘する。

「確かに司が気に入りそうだけど、司じゃ考えつかないよな。」

うるせーよと司は機嫌がいい。

滋は疑問符を貼り付けたままだ。酔いが回りついていけないらしい。

「こないだ言った他所からの部下がな。香水臭いと言うなら、消臭剤をかければいいだろと言ってきたんだよ。」

「あぁ、他者から引き抜くっつーてたな。」

「おう。思ってた以上の働きでよ。野郎なのにそういう女嫌いらしくな。ま、対処方を、色々知ってっやつだからな。」

「どこから引き抜いたんだよ。」

「事務所からだな。」

「事務所ぉ~?」

話を聞いてた類が何か思い付いたようだ。

「それって、岩元って40代くらいのオッサン?」

何でと司も驚いている。

「やっぱりね。前に司の会社に行ったとき、すれ違ったんだ。何となく司の関係者かなと思って。向こうも俺を知ってるっぽかったしね。」

そっか会ったのかと司は納得するも、

「何?何の話してるの?」

話についてきてない滋が割り込む。

「おめーは知らなくてもいいことだ。」

「ムッ!そんなことないじゃん。てゆーか、何で司つくしを連れてないのよ。それこそおかしいじゃない。」

息巻く滋に司は冷めた目で返す。

「俺は牧野をパーティに連れ出すつもりはねぇんだよ。腹黒いジジイババアに、あいつを会わせたくねーよ。あいつには悪影響でしかないだろ。」

「そ、それならさ。なんで他の女をエスコートするの?今日だって、エスコートする必要ないじゃん。ひとりで来なよ。」

「俺の立場じゃ、エスコートした方が都合いいんだよ。エスコートっつー餌もビジネスのやり方だからな。」

ビジネスのやり方と言われれば、滋には反論出来ない。しかし酔ってるせいか司がそんな小技をする意外性にも気づかない。

「ムムムー  もうっ私帰るっ」

滋は言い返せず、プリプリしたまま帰って行った。足元がおぼつかなかったが、大河原家のSPがいたため三人は任せることにした。


再び三人となった個室

「ビジネスのやり方ね。司らしくないことするね。」

「しゃあねーだろ。まだ力がねーんだ。使えるもんは使わねーとな。」

そう言って酒を煽る司。その顔は不満そうだ。

「女をエスコートするのはそれだけ?」

類が聞くと、司は冷めた目で返す。

「な訳ねーだろ。」

「だよね。別れた後の外堀を埋めてるんだ。」

「ジジイ共を信じさせなきゃなんねーからな。」

あきらは黙って酒をつくっていた。

「牧野の方は?まだ大丈夫なの?」

「ああ。ジジイ共は静観したままだ。だが・・」

「何?」

「こないだ取り乱しちまった。」

「司が?」

あきらが口を挟む。

「何があった?」

司は溜息をつき、答える。

「何かあった訳じゃねー  牧野がSPにも知らせず出かけて、おまけに携帯も壊していたもんだから、こっちが焦ったってだけだ。」

「SPに知らせなかった?  嫌気がさしたか?」

「どうかな。そうじゃねーぽいけどよ。いつも牧野についてるやつが休みだったから、気を使ったっぽいけどな。」

ああと、二人は納得する。つくしなら十分に考えそうだ。SPも姿を出す以外にいると思ってないんだろう。

「けど、それ三条と待ち合わせしてたみたいでよ。」

二人が見合わせる。

「それって・・」

「三条は気づいただろーな。牧野も俺の様子に分かってしまったらしい。」

「牧野は何て?」

はーっと、大きく息をつき司は目を瞑る。

「俺の好きなようにやれって。俺が牧野に会いたきゃ会うし、、」

類が続ける。

「別れたけりゃ別れるって言ったの?」

「いや。」

司の表情は曇っている。

二人は続きを待った。

「何も言いたくないなら、言うなってさ。」

二人はやるせなさを感じていた。

司が苦悩していることは知っている。

自分達も何も出来ない。

ただ上手くない酒を飲むだけになってしまった。


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このネタを書きたかったんどけど、後半落としてしまいました。
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Re:

ありがとう(=^ェ^=)

そうだね〜別れの話を細かく書く人っていないかも。でも、それを書かずに別れたでもつくしは司をずっと好きだった。ってのがね。基本つかつくなのでエンドラブも司なんですが、2人にしか分からないやり取りなんかを書きたかったんです。類つくや総つく、あきつくの方達からすればそうでなきゃ話にならないんでしょうね。
いえ、その方々を批判する訳じゃないですよ。
これでバトルにはなりませんように。
2人の結びつき、運命共同体と言う言葉が好きです。
それでこんな話になっちゃったのかもしれないなぁ。まっ所詮私の妄想ですから大目に見てね。
ファブリーズ受けてくれて良かった♡
lemmmon
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