甘さとスッぱさと ... 素肌にシャツを着て42
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素肌にシャツを着て42
2016-09-17-Sat
*話の中盤以降に大人の表現をした文章があります。


「何?」

「牧野様に本社の者が接触した様です。」

「どーゆーことだ?」

「牧野様は社内セミナーに熱心に参加されてます。その講師側として参加した者が牧野様に話しかけられた様です。牧野様はすぐにその場を離れたようですが。」

「会話の内容は?」

「NY配属を視野に入れているのかと聞いたようです。周りに他の社員もいて既に噂話が広がりつつあるようです。」

「誰だ?」

「営業一課の杉原弘一です。池谷一派の一人です。」

「そいつ潰してーな。」

「今は賢明では無いですよ。」

分かってるよといい不機嫌さを隠さない司。しばらく考えた後、

「俺を揺さぶってんのか?」

「そうかもしれませんね。先日の専務の行動は知られているでしょう。」

つくしが桜子と会うためにSPに知らせず、携帯まで壊したあれだ。

「はっ。狸ジジイめ、随分図に乗ってるようじゃねーか。・・・逆に利用するぞ。」

「はい。」

司の表情は極悪顔そのものだ。かつて、人を殺しかねないと言われたことが思いおこされる。

「宜しいのですね。」

「・・・そのために帰国した。」

鉄仮面の敏腕秘書は司の苦悩を知っていた。司がやろうとしていることは、彼にもダメージがくるだろう。それでもやるというのだ、見守るしかない。


ブーブーブー

その時秘書に着信があった。

司に一礼し、電話を取る。

チラッと司が秘書を見る。

「SP川相からでした。牧野様は大河原様と会うそうです。」

「サル女か。チッ、面倒な奴が出てきやがって。」

***


「あ!つくし来た!遅いよ!!」

滋の迫力につくしは少しビビる。少し前まで不安に駆られていたのだ、今日は分が悪い。

「ど、どうしたの?」

「どうしたのじゃないわよ!つくし、つくしはいいの?司の奴つくしを蔑ろにしてない?!」

「蔑ろって?」

「パーティよ。知らない女をエスコートしてつくしはそれでいいの?」

おまけにその女いい気になって超ムカついただの滋は怒りを撒き散らかしている。

つくしは司のそんな行動も苦悩していることも知っているから、滋にどう言えばいいのか分からなかった。

「つくし?黙ってたら司の奴いい気になるだけだよ。あいつのことだから、駆け引きしてるんじゃない?だってさ香水つけたりしてたんだよ。」

「香水?」

「そう。ファブ○ーズってブランドらしいんだけど、そんで女もいい気になってさー」

「ファブ○ーズってブランド?それって消臭剤の商品ですよね。」

「そう!え?消臭剤?」

うんとつくしの指摘に、滋は大人しくなった。どうも司は女と駆け引きしている訳じゃないようだ。

「ビジネスのやり方っても言ってたな。あいつ仕事だから嫌々エスコートしてたの?」

なにせ酔っぱらってたから、あの時は理解できなかったと滋は言う。

つくしは司に起きていることを滋には黙っているつもりだった。司は知られたくないだろうし、滋だって何か出来る訳じゃない。

「それを言いに来てくれたの?ありがとう。滋さん相変わらず優しいね。」

つくしは笑ったがその表情は曇っていた。呼び出した場所がバーとあって、その表情に滋は気づかない。

「くすん。滋ちゃん、先走ったのかなぁ?」

「そんなこと無いですよ。あたしだって言ってなかったもん。」

あたしパーティ嫌いだからとつくしは続ける。すると、

「そんなんじゃダメだよ。つくし!いずれ司と結婚するんでしょ。嫌いでも慣れていかなきゃ。慣れりゃ何とかなるもんよ!!」

今度は私とパーティに出ようと滋は息巻くが、つくしは何とか滋をなだめた。滋は不満気だったが、つくしに無理強いはしなかった。

「今日はもう帰ろうよ。あたし、ちょっと疲れてるし。」

「え、そう?そう言えばつくし元気ないね。風邪?やっぱり私の言ったこと気になった?」

疲れてるだけだよと言って、二人はバーを後にした。

***


*この先大人の表現があります。
そのような表現が苦手な方はここまでで終えて下さい。
読まなくても話は繋がると思います。
パスは付けないので、読み進めるのは自己判断でお願いします。










ズシッと身体に重みを感じつくしは目が覚めた。

目の前は影になっていて誰かに覆われているようだ。

だが、つくしは誰だか知っていた。

影の顔が近づく。

「俺じゃなかったらどーするんだ?おめー危機感ゼロだな。」

「ここセキュリティばっちしってたのあんたでしょ。」

だなと見えないが微笑んでいる気配がする。

チュッ

軽いキスを交わす。ついばむように続けた後次第に深くなっていく。

つくしは司の首に腕を回し、司もつくしの身体を挟むように密着させる。

はあ

「サルに何か言われたか?」

あん

「パーティのことをね。あたしの、心配を、してくれた。あっ」

「余計なこと言うなって釘刺しとくわ。はっはっ」

「そんなことしなくても、ああん。ああつかさあ、いいよお~」

つくしは膝を持たれお尻を高くされた。男の熱が身体に響く。熱に耐えようと枕とシーツを掴む。

つくしの鳴き声が寝室に響く。

鳴き声上げながら、つくしはいつもより激しい愛し方に司の動揺を感じた。


・・・全部あたしは受け止めるよ。


この男は自分の男、ならばこの男の苦悩も自分のものだ。

今日のことは考えないでおこう。

とりあえず今は。

そうつくしは思っていた。



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