甘さとスッぱさと ... 素肌にシャツを着て5
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素肌にシャツを着て5
2016-08-28-Sun
結局、パーティの間中つくしは藤岡夫妻と共に行動していた。

目的の顧客の紹介も出来たが、その際圭子に名刺は忘れたと言うようにと言われ、ナンパされないよう、トラブルに合わないよう助言されたことで、つくし自身、二人の側にいることが最良であると判断したからだ。

パーティも中盤に差し掛かっただろうか。
圭子が帰宅を促した。元々パーティ嫌いの彼女は、最後までいる気が無く、藤岡社長もそのつもりだった。

ロビーで別れるつもりだったつくしだが、送るという圭子の好意に甘えた。

つくしは彼らの視線を感じていたのだ。目には見えないモノ。振り返り目が合うかもしれない。意識過剰かもしれないが、自分を崩したくなかった。29歳となった自分を見て欲しいという気持ちもあった。恋心は、見せたくなかった。自分の弱さだからだ。


それから、ひと月過ぎた頃。

つくしはパーティで得た顧客のシャツを、作成していた。

ミシンでの作業なので、一針一針とはいかないが、スピードをかけず、布への負担も考え、丁寧に丁寧にを心掛けていた。

「つくしちゃん、ちょっといいかしら。」

オーナーの菜々子に声を掛けられた。

「新規の注文が入ったわ。なんでも先月のパーティであなたの話しを耳にしたんですって。」

「わ、すごい。嬉しい悲鳴です。」

「ふふ。あのパーティでは、3名顧客を獲得したのよね。この方を合わせると4名ね。」

「まだ、ひと方のシャツしか手がけてないんです。ですから、顧客と呼べるかどうか。何度か、オーダーしてくれて初めて顧客と呼ばせてもらってます。」

謙虚ねと言わん顔して、菜々子に微笑まれる。

「今やってるシャツは、あとどれ位?」

「えっと、3着オーダーして下さって、今6割ほどの状況です。」

「そう。他の方は急ぎではないわよね。」

「ええ。新規の方々ですし、次の方の採寸もこれからです。」

「そう。じゃ、次の採寸は今連絡があった方にしてもらえるかしら。」

「え? 急ぎですか?」

菜々子がこんなことを言うのは初めてだ。しかし、社会に出て長いものに巻かれることも経験したつくしは、驚いただけで直ぐに受け入れた。

「急ぎという訳ではないの。…ううん、やっぱり急ぎね。このひと月ほどしか、時間が取れないらしく、採寸に来れるのは来月中旬までらしいの。」

「そうですか。そんなお忙しい中に、当店を選んでいただけて、、…分かりました。今のオーダーが終わり次第、この方に取り掛かります。」

「そうしてちょうだい。」

そう言って菜々子が、ホッとしていたことにつくしは気づかなかった。


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第一章テーラーつくし cm(2) tb(0)
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Re:

コメントありがとうございます。

そうなんです。批判されるの怖いんですよねー

ネット世界で、目立ってくると避けられないのかもとビクビクしますが、そういってくれると勇気が出ます。更新しまくろーと思っちゃう。

ふふ現金だ☆

やっちゃおかな?

やっちゃお♡

午前11時に1話アップします。

へへ、これからも宜しくですー
(*^_^*)

lemmmon
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