甘さとスッぱさと ... 素肌にシャツを着て86
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素肌にシャツを着て86
2016-10-10-Mon
「気づいてるかって?」


司はつくしの表情を見た。ポカンとして緊張感は無い。ということは全く頭にないんだろう。そう考えるとムカついてきた。


「おめぇ、俺に興味ねぇだろう。」


地の底から出たような声につくしはギョッとなる。なんで?何したあたし?!いきなりの司の怒りスイッチにつくしは焦る。


「き、興味あるわよ。だからここに居るんじゃない。なんでそんなに怒る訳?」


ビビりながらも反論するつくし。

怒りながらもつくしの正論に一応の納得を見せる司。だか、そうじゃない。相変わらず鈍い女だと司はイラついていた。司はつくしにも自分と同等の愛情を求めていた。だから司の疑問に気づいて欲しいのだ。


「じゃあ、俺とヤって何とも思わねぇのか?」

「お、思うって、、」

「おめぇピル飲んで無いだろ。」


あっという顔をするつくし。やっと気づいたらしい。


「俺はゴム着けなかったぞ。つまりそういうことだ。おめぇ、何とも思わなかったのか?」


互いに見合う2人。少しの沈黙の後つくしが口を開く。


「そんな訳ないじゃん。ちゃんと気づいているよ。」


つくしの目は真剣だった。司の表情から何を言わんとしていることか理解したからだ。


「あんたはあたしが妊娠しても良いかって聞きたいのよね?」

「・・・・・」


司は答えない。ただつくしをじっと見ていた。

つくしは司の首に腕を回した。自分の体をぴったりとくっつけるように腕に力を込める。


「あんたが好きだよ。あんたじゃなきゃダメ。」


司は動かない。つくしの腰に手を回すことをしない。


「あたしが幸せにしたい男はあんただけだよ。」


つくしは腕に力を込めた。


「愛してる。つかさを愛してる。・・あたしはあんたの子どもが欲しいよ。出来たら、必ず産む。あんたと家族になりたい。」


その言葉に頭を項垂れる司。つくしの腰に手を回しきつく、きつく抱きしめる。


「俺はおめぇじゃねぇとダメだ。おめぇが俺を求めなくなったら死んじまったのと変わらねぇ。だからつくし、、ずっと俺にしがみついてろ。俺を掴んで殴ったり蹴り入れたりしてろよ。」


司らしからぬ弱気な発言だが、それよりもこいつはMなのか?と横道に考えが逸れるつくし。

いやいやこんな俺様がMな訳はない。ドSに決まってると思ったところで、弱気になってると気づいた。殴れ蹴れ発言がおかしいのよ。そんな言い訳使うんじゃない。


「あたしはそんなにあんたを殴ってるの?」

「自覚ねぇのかよ。さっきだって蹴ったじゃねぇか。」

ぐっ。そう言われればそうだ。

浴室プレイの前、食事を邪魔されそうになり足が出たんだった。


「しょうがないじゃない。あんたはデカイし、あたしは小さいから先手必勝しないと、あたしに分が悪いのよ。」

「不公平って言いてぇのか?」

「そうね。言って止めれれば手も足も出ないと思うわ。」

「言って止めるのは無理だな。」

「断言するな。ちょっとはあたしの身にもなってよね。」

「おめぇの?何でだよ。気持ち良くさせてるから文句なんてないだろ。」

「後が辛いのよ!あんたと違って体力はないの。」

「だらしねぇな。だからここ摘めるんだな。」

そう言ってつくしのお腹を摘む司。

「ぎゃっ。何すんのよ。」

バキッとつくしの拳が司の頬にクリーンヒットする。


ハッ

ワン・ツーとテンポ良くつい反応してしまった。

司の顔は赤くなっている。

ギギギとゆっくり司が振り返り、つくしはヒッとビビる。


「てめぇ、、」

「ごっ、ごめん。」


不機嫌な顔で、つくしはまるで蛇に睨まれた蛙だ。これじゃあ、司のは言い訳でもなくなる。


「はぁー。」

ため息をつき、つくしの頭をポンポンと叩く司。その顔は穏やかで怒ってないようだ。


「お、怒ってないの?」

「先に煽ったのは俺だからな。俺の言った通りだろ。」

「う、うん。」

「身体、キツくないか?」

「へ?あ、ああ、うん。」

「マジで出来てるかもしんねぇ。いつまでも服着ねぇのも良くねぇな。」


そう言ってクローゼットに向かう司。服を手に持って戻ってきた。


「俺のだけど、無いよりマシだろ。後でおめぇの用意させっからよ。」

「ありがと。」


司の服を着るつくし。

黒のTシャツに、ボクサーブリーフ。流石につくしにはボクサーでも少し緩い。


「本当に小せぇな。」


司の表情は穏やかだ。

つくしは自分が愛されてると感じる。ならばちゃんと伝えなくては。


「あのね、妊娠してないと思うよ。」



「・・・・はあ?」



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